ステンドグラス Stained Glass

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2015年11月
■担当■ 宮地 美樹 (ステンドグラス常勤指導員)

宮地美樹(ステンドグラス常勤指導員)

皆さんこんにちは!ステンドグラス常勤指導員の宮地です。
今年も11月の日記を担当させていただきます。
年に1度の指導員日記ですので、少し前ですがステンドグラス教室で開催したワークショップについて報告させてもらいますね。

ステンドグラスのワークショップは普段の教室ではできない技法を2日から3日にかけての短い期間でご紹介する特別講座です。(講師:青野 広治)
今までも本科ではできない専科教室のケイム技法やガラスモザイク、金工工房とのコラボレーションなど様々な技法で参加者の皆さんに作品を制作してもらいました。

今年の開催はガラスに顔料で『描いた絵』を焼き付ける『ガラス絵付け』を紹介するワークショップでした。
ステンドグラスの ”Stained” の本来の意味といえる『絵付け』の技法です。

3月8日(日)、21日(土・祝)の2日間で1回目のワークショップを開催したのですが、好評でしたので4月5日(日)、4月29日(水・祝)の2日に第2回目も開くことができました。ありがとうございます。

ステンドグラス この講座での『ガラス絵付け』は古くから教会のステンドグラスに施されてきた技法で、聖書などに登場する人物像や背景などを着彩で具体的に表現するために使われてきました。
皆さんもテレビや写真などで教会に描かれたステンドグラスを見たことがあると思います。
(↑NETより取り込んだデータ)

ガラスに着彩するにはガラス用に作られた特別な絵の具を使って描き、電気窯に入れて600度前後の温度で焼成しないと定着しません。
焼き付けるまではガラス絵の具も安定していませんので、複雑な表現や色の深みを出そうとすると1度だけではなく、2度3度の焼成が必要になってきます。今回は参加した受講生に初めて紹介する絵付けでしたので、2回電気窯でガラスを焼成しました。
このワークショップでは絵付けの中でも『描き落とし』という黒やこげ茶などの暗い絵具をガラスにぬり、光を通すところをひっかいて落としていく技法でパネルを制作していきます。

2日間にわたっての絵付け教室の様子をお伝えしますね。

1日目

@ それぞれ別の曜日の受講生が集まりますので、はじめましての方が多いです。最初は自己紹介からはじまります。

A 事前に用意されたデザインを決めてもらっていますので、そのデザインに合わせてガラスをカット、ルーターで削って形を整えます。

B ガラス絵具(今回はグリザイユという絵の具を使います)をオイル、ワインビネガーで練っていきます。このワインビネガーは食品用に売っている普通のものです。

ステンドグラス ステンドグラス

C つくったガラスピースに刷毛でグリザイユを塗っていきます。
ステンドグラス ステンドグラス
グリザイユを塗ったガラスピースです。真っ黒ですね。

D ライトボックスの上で光を下から当てると下絵が透けて見えますので、それを頼りに絵具を描き落としていきます。引っ掻いていく道具は、木製の楊枝などですが、なかには竹を削って自作したものを使っている方もいらっしゃいました。引っ掻く道具も工夫することによって色々な表情がでてきます。
ステンドグラス ステンドグラス

E 描き落とす作業で一日目は終わります。二日目の間に電気窯の中で675℃の温度で焼成します。
ステンドグラス
電気窯に入れたガラスピースです。

2日目

F 窯から出てきたガラスピースの上からまたグリザイユを塗り、さらに細かい陰影をつけていきます。

ステンドグラス

G 葉っぱの葉脈などの細かい描写もつけていきます。皆さん絵付けにも慣れてきて描写にもそれぞれ工夫がみられました。

H 課題のパネルの絵付けが終わって時間が出来た人は自由制作になります。
飼っているペットの似顔絵を描かれたり、ランプに組み込むパーツ用に絵付けをしている人もいました。
ステンドグラス ステンドグラス
焼成前のガラスピースです。

I 2度目の焼成が終わってパーツの組み立ては授業内で制作します。本科の受講生はテープ技法、専科の受講生はケイム技法でパネルを組み立てます。

制作された受講生のパネルをご紹介します。

ステンドグラス
首藤 左千子さん
ステンドグラス
伊藤 美輪さん

ステンドグラス
水島 知美さん
ステンドグラス
青野 敏枝さん

ステンドグラス
佐々木 恵美子さん
ステンドグラス
山住 直子さん

ステンドグラス
大澤 博子さん
ステンドグラス
藤田 公子さん

ステンドグラス
関岡 美枝さん
ステンドグラス
井上 英雄さん

なかなか全部はお見せできませんが、皆さん決まったデザインの中でもそれぞれの工夫が合って見ごたえのある作品が出来上がりました。

2016年2月4日(木)から2月14日(日)の期間に【ステンドグラス、バーナーワーク教室受講生作品展】がクラフトパーク1F展示室にて行われますので、今回のワークショップの自由制作時に作った絵付けパーツを使った作品も見れるかと思います。どうぞお楽しみに!

2014年11月
■担当■ 宮地 美樹 (ステンドグラス常勤指導員)

宮地美樹(ステンドグラス常勤指導員)

皆さんこんにちは!11月の日記を担当します、ステンドグラス工房常勤指導員の宮地です。2014年もあとわずか、カレンダーをめくると1年ももうあとカレンダー2枚分かとさびしくなりますね。気持ちもなにやらあわただしくなってきます。ステンドグラスの教室ではクリスマスに向けてツリーやリースなどを制作する人が増えてきました。

先月10月26日(日)にクラフトパークフェスタが開催されました。今年はクラフトパークが記念すべき15周年ということでその模様をお伝えしたいと思います。
フェスタ当日はいつになくからっと晴れた気持ちのいい天気で、例年以上にたくさんの方がこの催しに参加しに来館されたようです。そしてたくさんの受講生の皆さんがサポーターとしてこのフェスタを盛り上げてくださいました。

まずはアートマーケット。これはクラフトパーク前の広場にテントを出して、受講生の手作りの作品を販売しています。アクセサリーやハンカチ、ストールやいすなど受講生お手製の作品がところせましと並べられて大盛況でした。例年参加している受講生の方も初めて参加した方も作品をきれいに飾って見た目も楽しそうです。

フェスタ2014

今年は調理師免許を持っている受講生の方がカフェも出店してくださいました。ロコモコ、カレー、パスタ、そしてデザートなどメニューもたくさん!大人気で私は食べれませんでした…。

そして1階のギャラリーでの企画展。『見る!聞く!感じる!受講生作品展』です。

フェスタ2014

これは工房ごとの受講生作品展とは違ってクラフトパークにある全工房の受講生の作品を1度に見ることができる展覧会です。こうしてみると、本当にさまざまな技法の作品がつくれる施設だと実感します。
そして作品を制作した受講生本人が作った作品の解説をしてくれました。

フェスタ2014

作品の前には受講生の一言コメント、そして本人による作品に対する思いを実際に語っていただいたのでものつくりへの熱い思いが伝わる作品展でした。

陶芸の受講生によるお茶席です。これはお抹茶茶碗など受講生がつくったもので、作務衣を着た受講生がお茶を点ててくれます。中庭でちょっと一服。天気がよいので気持ち良さそうですね。

フェスタ2014

そして今年のフェスタのもうひとつの目玉がバーナーワーク工房によるとんぼ玉デモンストレーションです。
通常は3cmくらいの小さなとんぼ玉。それをどこまで大きなサイズまで作れるかに挑戦です。ガラスを溶かすバーナーというガストーチを5台、1ヶ所に集めてガラス棒をどんどん溶かしながら玉を大きくしていきます。あまり悠長にしていられない作業なのでバーナー工房スタッフ総動員です。

フェスタ2014

フェスタ2014

ゆっくり時間をかけて徐冷をするのでまだ窯からでてきていませんが、約18cm×10cmほどのトンボ玉ができたそうです。日本一の大きさになったでしょうか?!


そしてフェスタの特別体験、木工工房は3脚スツールを作る体験です。

フェスタ2014

金工工房は錫の小皿を叩いてつくりました。

フェスタ2014

陶芸工房は人気のロクロで器を作る体験です。皆さんうまいですね。

フェスタ2014

染色工房は藍染めの抜染Tシャツ作りです。型の通りに綺麗に色が抜けます。

フェスタ2014

織物工房は機織りでシルクとアルパカのショール作り。

フェスタ2014

キルン工房は色ガラスをカットして丸いお皿を作る体験です。

フェスタ2014

そしてステンドグラス工房はクリスマスも近いので、星型オーナメントを作りました。

フェスタ2014

フェスタ2014

玄関ではキルン工房でつくったガラスピースに模様を機械で彫るというどなたでも参加できる体験が人気でした。

フェスタ2014

フェスタ2014

最後におまけ。平野区のキャラクターひらちゃんがフェスタの応援に来てくれました。
さすがのゆるキャラパワー、「ひらちゃ〜ん!!」とみんなにすぐ集まってきます。

受講生、地元の人々、興味を持って来館してくれたお客様、皆さんが楽しんで盛り上げてくださったので素敵な一日となりました。来年もまた遊びに来てくださいね!

2014年3月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)こんにちは。3月の指導員日記はステンドグラス工房の宮地が担当いたします。
寒さもピークの2月が過ぎましたが、みなさんいかがお過ごしですか?ステンドスタッフは私も含めてほとんどが2月に体調を崩してしまいました…。思わぬ大雪だったり、かとおもえば暖かくなったり、体調管理がとても難しいですね。2月は寒がりの私が堂々と厚着ができたのですが、3月に入ってしまうとモコモコに着膨れするのがさすがに気恥ずかしくなってしまいます。日に日に陽が長くなっていっているのは感じられますので、暖かい春が来るまで皆さんなんとか乗り切りましょうね!

まずは2014年明けて初めての作品展をご紹介します。
少し前の1月29日(水)から2月3日(月)まで、バーナーワーク教室とステンドグラス教室の受講生作品展が開催されました。例年よりも少し短い期間ですが、ことしも受講生の力作、大作が集まりました!!

バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展
受講生が出品のためにお家から作品を持ってきてくれるのですが、受け取りながら誰々さんはここをがんばってつくってたなあとか、制作中にこんな苦労や笑いがあったなあ、出来上がったのは秋だったけ・・・などこちらも去年をしみじみ振り返ってしまいました。
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子1
バーナーワーク受講生作品のまわりにステンドグラス受講生の作品が展示されています。
今年もランプの他に、パネル、鏡、時計などさまざまな作品が集まりました。
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子2
作品展の回を重ねていくごとに感じることですが、年々オリジナルのアイデアをもった作品が増えています。韓国の刺繍のポジャギをつくられていて、そのパターンをステンドグラスにも取り入れたり、盆栽の鉢を使ってランプをつくってみようと閃かれたり、そういったひらめきやアイデアが形になっています。
オリジナルの作品はつくる工程そのものから自分で手掛けていくのでスムーズに作業が進まなかったり、最初思い描いていたものとは違ったものになってしまったりすることが多いです。そんななかの作業はうまくいった!!という喜びだけではなくて、がっかりしたりなかなか進まず苦しかったりすることもあったりします。そんな様子を一緒にみてきた作品をこのように展示していくときは晴れ姿を見せようと私も気合いが入ります。
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子3
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子4
今回の作品展では部屋の中に収めていたステンドグラスのパネルを建具ごと持ってきてくれた受講生がいらしゃったので、(建具も自作です!!)実際に部屋の中にある様子をイメージできる展示もできたのではないかと思います。ありがとうございました!!!

バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子5
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子6
いちばん右の炎のあんどんは専科の受講生が制作したケイムワークでの作品です。写真ではあまり分かりにくいですが、黒いラインのところがなまりのチャンネルでガラスをつないでいます。

<専科クラス>
最後にその専科教室の様子、ケイムワーク技法を少しご紹介したいと思います。
クラフトパークのステンドグラス教室では基礎クラス・本科クラスともにテープ技法という、銅でできたテープをガラスに巻き、半田でつなげる技法で作品をつくっていきます。
ケイムワーク技法はそのテープ技法よりも古く、ケイムと呼ばれる鉛などでできたH型のチャンネルの間にガラスをはめ込んでいきます。教会など大きな建造物に使われることが多いですね。
ケイムを組んでいる作業 写真がケイムを組んでいる作業です。銀色に光っている線がケイムです。やわらかいので手でも簡単に曲げられます。同じ形がずっと並んでいるのもきれいですね!よく見るといろいろな表情の透明ガラスが使われています。
ガラスのはめ込み ガラスひとつひとつの形にきちんとケイムを沿わせていかないと、隙間ができてしまって穴があいたようにみえるので順番にしっかりと固定させながらガラスをはめ込みます。
半田付けの様子 半田付けの様子です。テープ技法と違って半田をつける場所はケイムとケイムのつなぎ目のところだけになります。
立体のケイムワーク ケイムワークで立体を作るのはとても難しいです。綺麗な曲面になるように角度を調節していく必要があります。半田付けもとても難しいです。
完成間近の状態 この作品も一面一面がゆるやかな曲面になっています。作業型や下の台座も自作されています。
ケイムの部分がパテも埋まって重厚感がでています。完成間近の状態です。
専科クラス以外の教室の受講生はなかなかみることがない作業なのでなかなか興味深い様子だと思いますがいかがだったでしょうか?去年の秋に本科の受講生対象にケイムワークの短期集中講座を開催しましたが、いつものテープ作業の違いにみなさん驚かれていました。
仕上がりの様子も一本一本のラインがしっかりと太く重厚感もあるので(実際ずっしりと重いです。)いつもと違う仕上がりを楽しんでもらえたと思います。
ステンドグラスに興味を持たれた方は、外出先などで見かけるステンドグラスがテープ技法なのかケイム技法なのか一度近くでじっくり観察してみて下さい。新しい発見がなにか見つかるかもしれませんよ!

2013年4月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)4月の指導員日記を担当します、ステンドグラス工房常勤指導員の宮地です。
皆さんいかがお過ごしですか?3月は暖かくなったと思えば急に冷え込んだりしてまだまだ春の陽気も安定しませんでしたが、4月は心おきなく春の暖かさを満喫できそうですね。
何か新しいことを始めたくてうずうずしてくるこの季節、クラフトパークにもたくさんの新規受講生が4月から通われます。

今回は2月に催されたバーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の模様をお伝えしたいと思います。

バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展
この作品展は受講生みなさんの日頃の力作を一堂に会することのできる1年に1度の展覧会です。
クラフトパーク1階の展示室にバーナーワークの受講生作品が120点以上、ステンドグラスの作品も50点近く集まりました。ステンドグラスの作品は平面作品の他にランプが数多く出品されるので、毎回キラキラと輝かしく明るい展示場となります。バーナーの受講生作品もトンボ玉や細工作品のバリエーションも増え、年々大作が増えてきています。
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子1
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子2
バーナーワーク・ステンドグラス受講生作品展の様子3
クラフトパークも創立して14年、受講歴の長い方が増えてきたこともあり作品に表現の幅が増えてきました。受講生のみなさんも、他の方の作品を見てこんなことができるんだ、と参考になっているようです。
ステンドグラスでは教室に通い始めて、半年から10年以上の方まで様々な経験の方が出品されました。
せっかくなので、ここで受講生の作品とともにステンドグラス教室の流れを簡単にご紹介したいと思います。

≪基礎≫
クラフトパークでは3ヶ月10回を1期として区切り、そのつど継続していただくシステムです。ステンドグラス教室では、初めての方も経験者の方も最初の3ヶ月は基礎クラスを受けていただき、ステンドグラスの基本的な技法を習得していただきます。
このクラスでは板ガラスのカットやハンダ付けの技法を理解してもらうために小物を3点制作します。基礎の方全員に同じように理解、習得していただけるようカリキュラムを組んでいます。


≪本科Ⅰ≫
基礎クラスが終わると本科クラスに入ります。
本科クラスからは作品デザインは自由にしていただけるようになります。
本科Ⅰでは10回で平面作品を1点制作します。
A3サイズまでのサイズ制限がありますが、飾りパネルや鏡、時計などが作れます。
本科Ⅰコース 作品 原木さん:鳥のしっぽからガラス棒を吊り下げてウィンドウチャイムにしています。
このような変形パネルも制作可能です。1つ1つの小さいピースを丁寧に作ってらっしゃいました。

≪本科Ⅱ≫
10回で立体作品を1点制作します。
スタンドランプやあんどんなど照明を作られる方が多いですが、他にテラリウムやボックスなども作れます。
本科Ⅱコース 作品 楠本さん:6面体のランプですが、青いすその部分の切り返しが効いています。色のバランスがとてもきれいです。

≪本科Ⅲ≫
本科Ⅲ以降は制作時間に関する制限はなくなります。それぞれ作りたい作品にあわせてプランニングをしていきます。半年以上かけてじっくり制作される人もいれば、小物をたくさん作ってプレゼントされる人もいらっしゃいます。また、立体でもモールド型をつかった曲面の形の作品も制作できるようになります。
総称ティファニーランプと呼ばれるオリジナルがあるランプのレプリカを作られる方もいらっしゃいます。
本科Ⅲコース 作品 佐久本さん:大・小の球体モールドを利用した入れ子状のランプになっています。写真では分かりにくいですが、テクスチャーの違う透明ガラスを効果的に使っています。

≪本科継続≫
基礎クラスから本科Ⅰ〜Ⅲまでいきますとちょうど1年です。1年経ちますと皆さん本科継続になります。本科継続の方は平面作品では約60cm×80cmまでの大型パネルも制作できます。オリジナルデザインの球面ランプなどは、ガラスのピース数が200ピース以上、中には800ピースを超えるものもあります。1年以上かけて大作に挑戦される方も多いです。
本科継続コース 作品 西宗さん:色使いがとてもきれいな作品です。背景のシャンパンピンクのガラスが、自然光にとてもきれいに映えていました。平面パネルは置く場所によって様々な表情が見られるのが魅力です。

≪専科≫
本科継続の受講生の方でこのケイムワーク技法に興味のある方は専科クラスに入っていただきます。本科のテープ技法とは違い、鉛でできたH型のケイムの間にガラスをはめ込む技法ですが、教会の窓などに古くから使われている古典技法です。平面パネルが多く作られるのですが、専科の受講生も年々レベルが上がってこられて平面よりさらに難しい立体作品を作られる方が多くなりました。
専科コース 作品 西川さん:分かりにくいですが、ケイム技法で半球面の立体を組み立てています。正確なモデリングと精密な合わせ作業が必要なとても高度な作品です。
それぞれ1点ずつのご紹介でしたが、制限のあるカリキュラムのなかでも受講生のみなさんはいろいろな工夫をされているので、他の方が作っているものを見てとてもいい刺激になっているようです。



最後に受講生作品展をご覧になられた方から、作った作品をどのように飾っているのか見てみたいという声もありましたので、少しご紹介したいと思います。
展示会では作品はショーケースの中に入ってしまっています。実際に暮らしのなかにあるステンドグラスはなかなかイメージしにくいのではないでしょうか。
去年のことですが、クラフトパークの最寄駅のJR久宝寺駅隣に建っているメガシティタワーズマンションギャラリー様のご協力をいただき、ショールームにステンドグラスの作品を飾って撮影させていただきました。和風モダンな部屋や、窓が大きくて自然光がたっぷり降り注ぐリビング、シックなベットルームなど本当にたくさんの素敵なお部屋があってどこに飾らせていただこうかとても迷いました。
そして決めたのがオレンジを基調としたインテリアのお部屋で、子供部屋や書斎にも使えそうなポップで明るいお部屋です。
お花のパネルが受講生の小林さん、手前のランプが秋津さんの作品
部屋の中にあるお花のパネルが受講生の小林さん、手前のランプが秋津さんの作品です。
いかがですか?最新のモデルルームに飾っても違和感なく溶け込んで、なおかつあたたかい雰囲気もでていませんか?
生活の中に飾るステンドグラスの作品を少しでもイメージしていただければうれしいです。
4月からこのクラフトパークに新しく通われる受講生の皆さんもぜひ作った作品をお家に飾った時を想像してみてください。そのイメージを励みに制作を楽しんでくださいね。おまちしていま〜す!!

2012年6月
■担当■ 宮地 美樹(ステンドグラス工房 常勤指導員)

宮地 美樹(ステンドグラス工房 常勤指導員)

こんにちは!6月の日記はステンドグラス工房常勤指導員、宮地が担当いたします。

皆さん5月21日(月)の金環日食はご覧になられましたか?本州では129年ぶりだということで私も楽しみにしていたのですが、私の家の近くでは残念ながら雲がかかっていました。張り切って朝スタンバイしながら、7時28分には晴れてくれることを願っていたのですが、青空は見えず…!!幸いなことに雲が薄かったので、肉眼でも見る事もできましたし、こうやって写真も撮ることができました。雲が重なって白銀色に光る太陽もなかなかきれいでしたよ。忙しそうに歩いていた出勤途中のおじさんやおねえさん達もこの時ばかりは立ち止ってしばしの観測タイムでした。

金環日食

さて、ステンドグラス工房では今年2012年に2月と4月に特別講座を開催しました。
今回ご紹介する作業風景は普段のステンドグラスの作業風景とはちょっと違いますよ〜。

内容は、『ガラス板でつくるガラスモザイク』です。
第1回目は2月5日(日)、11日(土)、12日(日)、第2回目は4月22日(日)、29日(日)、30日(月)のそれぞれ3日間でモザイク作品を制作しました。
ステンドグラス教室の受講生は普段の制作から、たくさんの色板ガラスを持ってらっしゃいます。その板ガラスを使ってモザイクを制作すると、どんな作品ができるのでしょうか。いつもと違う新しい発見があるはずです。せっかくなので、イタリアの大聖堂にあるデザインをモチーフにして、講師の青野先生に伝統的なモザイク作りを本格的に教えていただきました。
今回のモチーフはイタリアの古都・ラヴェンナにある大聖堂にあるパターンをつかっています。ラヴェンナは北イタリアにある小さな街ですが、古くからモザイクの町として有名です。
伝統的なイタリアのモザイクはもともと大理石などの石でつくられています。石の場合、数センチ角ほどの角柱に削りだし、くさびで割りながら並べていくのですが、今回は3mm厚の板ガラスを使用しますので使う道具も少し違っています。作業の様子を写真とともにご紹介していきたいと思います。

ワークショップ初日の風景:まずは作業の段取りの説明です。

作業の段取りの説明

受講生の皆さんにデザインを3つのパターンの中から1つ、使用する色ガラスを持ってらっしゃるガラスの中から選んでもらいます。

今回の色ガラスは裏にモルタルを流し込むので、透けるガラスは色が暗く沈んでしまいます。できるだけ半透明から不透明なガラスを選んでいただきました。
ガラスが決まったら、まずはデザインに合わせてガラスの幅をそれぞれ6mm〜8mm程の短冊状にカットします。

ガラスの幅をカット ガラスの幅をカット

短冊状にカットしたガラスをタイルチッパーで1つ1つ割っていきます。デザインによっては正方形だけでなく、台形に割らなくてはいけません。細やかな作業が必要な個所です。
飛び出た角や、不定形の形はプライヤーで細かく整えます。

タイルチッパーで1つ1つ割っていきます

モザイクデザインに合わせてカットしたガラスを紙にのりで貼っていきます。この時乗せている面(見えている面)は裏側になります。出来上がりを想像しながら並べていくのは意外と難しい…。ガラスとガラスの間には必ず隙間を作らないとモルタルが流れ込まないので丁寧に並べていきます。

ガラスカット作業以外は皆さん慣れない作業ですので、時間をかけてじっくり並べていくと初日はあっという間に過ぎてしまいました。

2日目も1日目と同じくガラスを割って並べる作業です。

ガラスを割って並べる作業 ガラスを割って並べる作業

ひとつひとつが小さい形ですが、500〜600ピースの数になると、とっても時間がかかります。根気のいる作業ですが、そこはステンドグラスの受講生さん、みなさん丁寧に丁寧に仕上げられました。

並べ終えた後 並べ終えた後
並べ終えた後 並べ終えた後

並び終わった図:こちら側が裏面になりますので、これで見収めになります。
同じデザインでもガラスの選び方によって随分と印象も変わってきます。
また色板ガラスは、表面と裏面の色味が違っているものが多いので、これからモルタルを流し込んでひっくり返した時の表情がイメージ通りなのかが楽しみですね。

3日目、すべて並べ終わった人から、真鍮の平板を半田でつなげて枠を作ります。

真鍮の平板を半田でつなげて枠を作ります

いよいよモルタルを流し込む作業です。
まず目地材をガラスの隙間に埋めていきます。ガラスが取れてしまわないように丁寧に埋めていきます。

目地材をガラスの隙間に埋めていきます 目地材をガラスの隙間に埋めていきます

練ったモルタルを流し込み、後は乾燥を待ちます。今回は速乾性のモルタルを使ったので、1時間弱で固まります。

モルタルを流し込みます モルタルを流し込みます

ある程度固まったら表側にひっくり返し、紙を水でふやかしてからはがしていきます。
どんな表情になっているのか、思い描いていた通りになっているのかワクワクしながらも緊張の一瞬です。

紙を水でふやかしてからはがしていきます 紙を水でふやかしてからはがしていきます
紙を水でふやかしてからはがしていきます 紙を水でふやかしてからはがしていきます

後は丁寧に掃除をして、完全に乾けば完成です。小さいパーツが取れたり、目地がうまってなかった所は修正をします。

普段のステンドグラスの日光や電球の光を透過したガラスとはまた一味違った表情となりました。

完成作品 完成作品 完成作品
完成作品 完成作品 完成作品

完成作品の一部:全員の方の作品をお見せできなくて残念です。

ガラスモザイクはパネルの他にも、机にはめ込んだり、ランプの台に張り付けて制作していくことも可能です。これからガラスの端切れが出た時には、皆さんぜひオリジナルデザインで制作してみてください。おつかれさまでした!!

2011年6月
■担当■ 宮地 美樹(ステンドグラス工房 常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)みなさんこんにちは!6月の指導員日記を担当しますステンドグラス常勤指導員の宮地です。
この日記を書いている今は、さわやかな風が吹きぬける気持ちのいい季節です。先月5月のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
ここクラフトパークでは、5月3日(火)の古代市から5月5日(木)のこどもクラフト体験教室と、イベントが盛りだくさんでしたので、その模様をご紹介しようと思います。


5月3日(火)は第9回古代市が開催されました。毎年開催されている楽しいイベントなのですが、その2ヶ月前、3月11日に未曾有の大地震が東日本を襲いました。そのショックは大きく今尚続いている震災を日本人として当事者の一人として無関心、無責任でいたくないという気持ちはみななんらかの形で持っているとおもいます。そういった思いから全国で自粛ムードが漂っています。けれど自分達でできることを考えてみると、まずしっかり仕事をして経済を支えること、悲観的にならないで毎日の生活をしっかり充実したものにしていくことが大事なのでしょう。今回の古代市ではそのような思いが散見できる日となりました。
開催の挨拶も東日本大震災の被災者の方々への黙祷からはじまりました。



クラフトパークでもこの日を被災者支援を目的とする『チャリティー・デー』として、1日体験教室、ミニ体験、クラフト作家作品販売の売り上げのすべてを義援金として寄付することになりました。
クラフトパーク作家作品販売は3月末からの告知・募集だったにもかかわらず、5月3日当日には作家のみなさんから365点の作品が集まりました。当初想定していた以上の作品が集まったとおもいます。私たち工芸に関わる人間の仕事は命や生活の危機に医療や復興に従事する人達のように直接的に支援できるものではありません。むしろ生活が安定してこそ人々のこころに響いて受け入れられているのかもしれません。少しでもいい、支援の一端になりたいという思いがこれだけの作品の数になったのだと思います。



思いやメッセージがこもったたくさんのTシャツやペンダント、器がテントに並べられました。
販売スタッフもやる気まんまん。





午前中から大盛況でお客さんがつぎつぎ手にとって買っていかれて、夕方にはあらかたなくなってしまいました。合計で288点の作品をお求めいただきました。ありがとうございました。

 
入り口ではガラス玉にシールをはって模様を彫るサンドブラストの簡単なミニ体験をやりました。
水色やグリーンのガラス玉にお花やイルカなどのシールをはってもらい、背の大きい子には自分で砂を吹き付けてガラスの表面をけずってもらいます。シールをはったところが透明に浮き上がってきます。
小さい子から大人まで気軽にできる体験として人気でした。
これらのミニ体験、館内の1日体験、クラフト作家作品販売、義援金募金箱の売り上げは5月9日付けで(財)大阪市教育振興公社を通じて日本赤十字社に寄付させていただきました。


お客さんでにぎわうテントの横では六反だんじり青年会の皆さんによる演奏もあり、太鼓の音がにぎやかに鳴り響きます。長吉地区をめぐる古代の使節団に扮したパレードがあり、中のホールでは長吉六反中学校吹奏楽部による演奏もあり、地元の方達が一丸となって盛り上がる古代のお祭りでした。このような楽しい催しが毎年開催されますので来たことがない方も一度いらしてみてください。


表のテントでは屋台や販売、ゲームのほかにも、古代の衣装の着付けサービスもやっていました。
はっ、この人はもしやクラフトパークの…。すごい似合ってますねー!!違和感がありません。そのままドラマに出てきそうです。受講生の方は 誰か分かったでしょうか? HPの中のどこかの工房の指導員紹介の中にいます。ぜひ探してみてください。

そして5月5日(木)、こどもの日に毎年ある特別体験に、ステンドグラス工房では月と星のモビールをつくりました。
ステンドグラスの体験は通常は小学5年生からでないとできないのですが、こどもの日と、7月の海の日の親子体験は小学3年生から参加できるように体験内容を考えています。ステンドグラスは自由に絵を描いたり変形させることが内容としてむずかしいので、ほとんどの子が初めてになるステンドグラス体験をどうやったら楽しんでもらえるかが毎年の頭の絞りどころ。今回のモビールは出来上がって吊るしたときに動いてくれるので、光の反射やすけた時の板ガラスの表情を楽しんでもらえるかなと思っています。



自分の好きな色ガラスが決まったら最初に銅で出来たテープを巻いていきます。
モビールがあまり大きいものもかわいらしくないので、1つ1つのピースがいつもの体験より小さくなってしまいました。表面がでこぼこのガラスもあります。
上手く巻けるかな〜と心配していたのですが、なかなかどうしてみなさんきれいにテープを巻けました。


ステンドグラス体験のよくある風景。ガラス選びのときはわいわいにぎやかですが、テープ巻きになってくると細かい作業が多いのでみんな集中し始めだんだん無口になってきます。みんな真剣!





初めてのハンダつけ。棒のようなものがハンダという金属です。すずと鉛でできています。先端が熱くなっているコテでとかすと金属がとけて水のようになるので、こぼさないように盛り付けていくのが大変です。
ハンダで月と星の形が作れてもまだまだ作業が残っています。きれいに洗ってみがいてもらったあと、それぞれのガラスをテグスという透明なひもでつなげていきます。長さは自由。つるしたい場所にあわせて長さを決めてもらいます。どんな長さにしたらいいの〜。どうやって結ぶの?テグスって上手くむすべない!なかなかむずかしいですよね。この作業には後ろで見ていたお父さんお母さんも参戦。手伝っていただいてありがとうございます…。

バランスをうまくとって…。


できた!!完成〜。おつかれさまでした!
テグスを結びつけてつなげていくのが思っていた以上にてこずってしまいましたけれど(親子体験に向けて要改善!)みなさん最後までがんばって完成できました。2時間半いっぱいの体験。ずっと集中していたので疲れたとおもいます。けれどできあがって月と星のガラスがゆらゆら揺れるのを見たらみんなニッコリ。こちらもそのうれしそうな顔をみてやってよかったと疲れも吹き飛びます。
窓辺につるすとゆらゆら動きながら陽を反射してキラッとひかるガラスのモビール。これからの夏の季節にぴったりですね。

2010年9月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)こんにちは。9月の指導員日記を担当しますステンド指導員の宮地です。夏の盛りが過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日々が続きますね。台風が到来してくるシーズン、そして夏の疲れがそろそろ襲ってくる頃だと思います。皆さんビタミン、ミネラルをたくさん含んだ食事と睡眠をたくさん取ってこの残暑を乗り切りましょう!

8月のクラフトパークは吹きガラス工房、金工工房のワークショップ、講師指導員作品展などなどたくさんの催しがあり賑わっていました。そして毎週日曜日に開催している1日体験教室も学校が夏休みに入っていることもあって小学生がたくさん参加してくれました。 ステンドグラス工房の夏の1日体験では壁掛け時計を作りました。

写真体験教室の様子をお伝えしつつ、ステンドグラスを作る手順を少し説明しましょう。
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1.ガラス選び
半田やはんだごてなど道具の準備をしてお待ちしています。
時計の真ん中の白いガラスは用意していますが、周りの色ガラスを好きな色の組み合わせで選んでもらいます。うーん、悩むなぁ。
2.テープ巻き
ガラスの組み合わせが決まりました。
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ガラス同士をくっつけるために銅でできたテープを巻いていきます。
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テープとガラスをしっかりヘラで押さえます。
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3.半田付け
銅のテープがしっかりくっついたら、いよいよ半田という金属を溶かしながら銅テープの上に流し込んでいきます。
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みんな真剣!
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表と裏がくっつきましたら横も半田が流れ落ちないように気を付けながら半田をのせていきます。溶けた半田は水のような液体状になっていますので、ガラスを垂直に支えていないと半田がこぼれ落ちてしまいます。
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本体の半田付けが終わりました。

4.ガラス玉を付けます。
12時、3時、6時、9時の位置にガラス玉を付けていきます。その他の時間の位置には金属玉を付けます。
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半田を磨いて針を付けたら完成!
半田部分を黒く変える事も出来ます。
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できた〜!!完成してみんな笑顔です。たくさんある作業をみんながんばって仕上げてくれました。
おつかれさまでした!!
クラフトパークもそろそろ秋の準備がはじまっています。クラフトパークの秋の一大イベントといえばクラフトパークフェスタです。 今年は10月24日(日)の開催です。昨年はクラフトパーク10周年ということでオリジナルTシャツ販売など華やかなイベントとなりました。今年はフェスタのメイン企画として『クラフトのある暮らし展』という特別展示を1Fギャラリーで開催します。 ギャラリーの中央に大きい長机をドンと設置しましてそれぞれの工房が作った手作りの器やカトラリーを展示します。 いままでクラフトパーク9工房のそれぞれの作品を組み合わせて展示する機会がなかったので今回が初の試みになります。慣れないことなので皆あーでもないこーでもないと頭を悩ませながら、少しでも見にきていただいた皆さんが楽しんでもらえるよう試行錯誤しています。 ステンドグラスは食器には不向きな技法になりますのでなかなかテーブル上には作品をお見せできないかと思いますが入口のパネルなど他のところでがんばりますのでお楽しみに!!

写真 どう組み合わせようかな?会議でスタッフが遅くまで集まって検討中。
9月5日(日)から11月21日(日)にかけての秋の体験ではステンドグラス工房はおやすみランプをつくります。
コンセントに差し込んで使うタイプのミニランプです。だんだん陽も短くなっていくこの季節にガラスの明かりを灯してみませんか?
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今回もたくさんの色ガラスを用意しています。 時計などの平面のものとちがい、立体の作品になりますので隣りや向かい合う色が影響し合って様々な表情をみせてくれます。 机にガラスをならべている時にはなかなか気がつかないのですが、半田付けをして立体に組み立てますと隣や向かいの色がお互いに重なって思わぬ色になったりします。
あと、電気を点けた時と消した時の表情がガラッと変わります。白熱球はやや黄味がかった色をしていますので、水色や青などは弱められて光源に近い場所は少し透明に近くなります。それに対して赤やオレンジなどは黄色みがより強く感じられて鮮やかになります。ガラス自体にも凸凹がありますので、コンセントに差し込んで使うので灯りと壁の距離が近く、ガラスの影がきれいに壁に映り込みます。写真を見てもらうと映り込んだ影もきれいですよね。 そしてランプのアクセントになるのがガラス玉です。このガラス玉もたくさんの色をご用意しています。色ガラス、ガラス玉の組み合わせの仕方でいろいろな表情のオリジナルランプが出来上がりますよ。
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皆さんならどんな組み合わせにしますか?プレゼントにもちょうどよいサイズのおやすみランプです。
どうぞ作りに来てみてください。

2009年11月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)こんにちは!11月ですね。2009年も残すところあと2か月になりましたね。
10月25日(日)にクラフトパークフェスタがありました。と、書いてみましたがこの指導員日記を書いている今現在はフェスタ前の準備にバタバタ駆け回っているところです。なのでフェスタの模様をお伝えすることができません。残念です。次の人におまかせしましょう。今年はクラフトパーク10周年!ということでオリジナルTシャツ販売や抽選会など企画が盛りだくさんでしたがいかがでしたか?フェスタ前日まで入口でそれぞれの工房のTシャツが勢ぞろいで皆さんをお出迎えしていたのが、今回のフェスタのよい前宣伝になったと思います。
写真ステンドグラス工房のオリジナルTシャツのデザインはウィンドウパネルをモチーフにしました。これはケイムワーク技法と言って鉛のHチャンネルにガラスをはめ込んでつくり上げているものです。ちょうど9月末から10月にかけてステンドグラス工房の短期集中講座で、このケイムワーク技法を使った講座を開催しましたのでご紹介したいと思います。
写真ケイム技法のパネルです。
 9月20日から10月11日まで毎週日曜日に計4日間の短期集中講座を開催しました。 本科の講座では扱われていないケイムワークという技法です。これは古くから教会などの窓にはめられているステンドグラスの技法で鉛のHチャンネルにガラスをはめ込んでいきます。
  普段の本科の教室ではカッパーホイル技法と言って、ガラスの周りに銅でできたテープを巻いてその銅の部分全体に半田を流し込んで固定していく技法です。それがケイムワーク技法では鉛のHチャンネルの間にガラスをはさみ、その鉛と鉛の接点を半田で点付けしていきます。
  このチャンネルは意外とやわらかくて、ガラスの形に沿わせて曲げたり、ニッパーで簡単に切ることができます。鉛チャンネルの太さは3o〜10o以上種類があるので、その線の太細でラインの強弱をデザインします。ただ鉛を曲げるのにも限度があるのであまり細かい表現には向いていません。強度はあるので建築物などサイズが大きいパネルに適しているといえます。
写真

写真は今回のワークショップでの受講生の作品です。
まずは下絵にあわせてガラスをそれぞれカット、研磨しています。パズルみたいですね。
このそれぞれのガラスを鉛ケイムのHの溝にはめ込んでいくのですが、これが結構むずかしい!少しでもガラスが大きかったり、ケイムがきちんとガラスの形に沿って曲げられていなかったりすると下絵よりもどんどんふくらんでずれていってしまいます。ずれたまま組み上げていくと最終的に外枠を大きくはみ出てしまって形がおさまらなくなってしまいますので、何度もガラスを削ったり、ケイムを切ったりして組み直します。

  普段の教室でガラスのカットや削ることには慣れている受講生も、この組み立てていく作業にはかなり苦労されていたようです。ガラスとケイムをしっかり押さえながら組み立てていくので爪や指先が結構ボロボロになったりします。
写真授業風景。組み立て中。
そうして組み上げられたガラスとケイムがばらばらばらにならないように、次はケイムの端と端を半田付けします。鉛のケイムを溶かさないように気をつけて半田で繋げていきます。
写真半田付けの説明をする講師の青野先生。
半田付けが終わって完成!と思いきやまだやることがあります。ケイムの溝の中でガラスがカチャカチャと動きますので、それを固定するためにガラスとケイムの隙間にパテを埋め込んでいきます。ワークショップ最終日はほとんどこのパテ埋めで一日が過ぎていきました。
写真パテ埋め風景
朝9時半から夕方の4時半まで、計6時間という教室2コマ分の時間を作業で費やしてかなりの体力を消耗したと思います。けれども皆さんすごい集中力!!お昼休みもご飯を食べ終わったらすぐに作業に戻られている方もいらっしゃいました。
写真 写真 写真
そして完成!!お疲れ様でした!!!
事前準備もかなりしてもらいましたが、4日間でこんなに立派なパネルが完成しました。全員分ご紹介できないのが残念です。3月に予定している受講生作品展で発表できたらいいなと考えています。今回ワークショップ受講した皆さんよろしくお願いしますね!重いでしょうが持ってきてください〜。
写真☆最後にクリスマス限定体験教室の宣伝です☆
クリスマスをやさしく揺らめくキャンドルの光で過ごしませんか?クリスマスホーリーのついたキャンドルスタンドのご用意をしてお待ちしております!
12月6日、13日、20日、23日の日曜・祝休日。午後2:00〜4:30。定員各6名です。

2009年2月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)

こんにちは!2月の指導員日記を担当します、宮地です。

まだまだ寒い季節が続いていますがみなさんお風邪など召されていませんでしょうか? 草木の芽吹く春まであと一歩…。暖かくなったらウォーキングに繰り出して、正月に背負い込んでしまった身体のお荷物を落としてなんとか身軽になりたいと思っているのですが、 本当は今からでも動いたほうがいいのでしょうね。寒がりなものでなかなか布団から出られません…。
早く暖かくなれ〜!!  今期は私が入っているクラスのほとんどに基礎コースの方がいらっしゃって、只今フォトスタンドを製作中です。初めてステンドグラスをされる方はやっぱり板ガラスをカットするのに最初は四苦八苦。ガラスカッターという道具などを使ってカットしていくのですが、ガラスは紙を切るように簡単には切れてくれません。ガラスの表面にうすーい切り傷をつけて、その線に沿って割れるように誘導していきます。ガラスの種類によってはなかなか綺麗に割れてくれないものもあります。カットをする時の手の感覚や音をたよりに、何度も失敗しながらも皆さんコツをつかんでいってどんどん上達されています。きれいに割れると嬉しいですね!

2009年1月から体験教室の内容が変わりました。今回は以前に大好評をいただきました 万華鏡が復活です!オイルワンドタイプのもので中に写真のようなシリンダーの中に粒々とかわいい星がたくさん入ってます。色は6色ありますよ〜。

写真鏡を入れる筒をステンドグラスでつくります。
シリンダーを立てると中の粒々と星が動きます。

写真☆きらきら☆☆
これを鏡の中からのぞくとどんな景色が見えてくるのでしょうか…。お楽しみに!!

そして3月2日(月)〜15日(日)まで、ステンドグラスとバーナーワークの受講生作品展が1階の展示室で開催されます。ステンドグラスはなかなか1日では完成しないものが多く、1ヵ月から半年、1年をかけて制作されている作品がほとんどです。ランプやパネル、オリジナルの作品など受講生のみなさんの力作が出揃いますので、日頃皆さんがどんなものをつくっているのかどうぞご覧になってください。

作品展の頃には暖かくなっているでしょうか…?そして私も少しは身軽になれているのでしょうか?!が、がんばろーっと。

2008年5月
■担当■ 宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)

宮地 美樹 (みやじ みき) (ステンドグラス非常勤指導員)皆さんこんにちは。新緑さわやかな季節がやってきましたね。5月に入ってゴールデンウィークを迎え、旅行など行かれる方もいらっしゃるのでしょうね。お土産話を楽しみにしております。

この指導員日記を書かせていただくのは初めてなので、軽く自己紹介をさせていただきます。去年4月にステンドグラスの非常勤指導員として仲間入りした宮地と申します。どうぞよろしくお願いします。早1年が経ちましたね。あれ、もう1年?!という、あっという間の1年でした。

基礎コースの受講生さんを受け持って、ステンドグラスの技法を一から教えることは初めてのことだったので、ぎこちないことがたくさんあったと思います。講座が終わってから、ああ、あれも言っておいた方がよかった、こう言った方がよかったと反省することも多かったのですが、受講生のみなさんがたくさん質問をしてくれたおかげでなんとか進められました。

本科の受講生さんには逆に教えられることも多かったですね。みなさん創意工夫されてどんどん新しいものをつくっていかれるので、こちらも思っていなかった方法を知ったり…。私も負けていられないな。ステンドグラスは太陽や電灯など、光の環境で見え方が大きく変わってきます。5月は外光がさわやかな日が多いので窓辺に飾るものなどつくってみてはどうでしょうか。

写真通常の教室のほかに体験教室も幾度か担当することがありました。時計やランプスタンドを2時間半の間に完成させなくてはいけないプレッシャーにあわてふためいてばかりでした。ステンドグラスはガラスを1ピース1ピース、ジグソーパズルのように組み合わせて、それをハンダ付けしていきますが、溶けたハンダをのせていく作業が初めての方にはおっかなく感じられるようです。

でも一度慣れるとみなさん結構のめり込んで時間があっという間に過ぎていってしまいます。初めてステンドグラスをつくり上げたみなさんが嬉しそうにしているのを目にすると、ものをつくるってやっぱりいいと改めて感じます。 4月からの1日体験教室は、こちらの時計付きのメールスタンドです。はがき、封筒が下のスペースに入ります。

写真それから5月5日(月・祝)にはこどもクラフト体験教室があります。今回は壁掛けキーフックをつくります。小学生から中学生が対象になりますので、あまり複雑なつくりではなくて、なおかつ楽しんでつくってもらえそうなもの、と考えていたらこうなりました。

同じ形の三角形に切ったガラスを7枚つなげてつくります。ガラスもいろいろな色を揃えたので、組み合わせを楽しんでもらえるかな。あまり重いものはひっかけられないのですが、家や自転車のキーをひっかけたり、クリップでメモをひっかけたりしてみてください。

4月の慌しさも一段落してふとこの1年を振り返ってみるとやり残したこと、やれなかったことの多いこと〜。ものづくりって思ったようにはなかなかいかないものですが、私もみなさんと手作りの楽しさを分かち合いつつ、一緒に成長していきたいと思います。

またこの指導員日記を書く機会がありましたら、少しでも成長のご報告ができればいいですね。受講生さんからつっこまれることの多い指導員ですが、これからもどうぞお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

2007年8月
■担当■ 新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房常勤指導員)

新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房指導員)いやぁ〜暑い日が続きますねぇ・・・(><;)
夏バテなんかにならないようにしっかり食べて、ちゃんと水分補給しましょうねっ!
みなさん、お久しぶりです!夏バテ知らずのステンドグラス工房常勤指導員の新谷です。
写真立て今回は毎週日曜日と祝休日の午後に開催している体験教室の宣伝をさせてもらいます!
まずは夏期限定の特別体験ですが、今年は透明感のある色板ガラスを使ったフォトフレームをつくります。
夏休み時期なのでちびっ子も たくさん参加してくれて賑やかな体験教室を 楽しんでいます。自分で使ったりプレゼントに したり、夏休みの宿題(?)にしたり・・・(笑)
ちなみに夏期限定の体験内容は9月2日(日)までです。
時計9月9日(日)からは色ガラスを使った壁掛け時計づくりに なります。数種類の色板ガラスから好きな色を選んで、 四角い文字板を作ります。
文字板にくっつける文字は 金属のワイヤーを使って、自分で工夫して作ってもらい ます。
2時間30分で完成させて当日持って帰ることができるので クラフトパークにふらっと立ち寄ってさくっとモノづくりに 触れてみるのはいかがでしょう?
みなさんが遊びに来てくれるのを
スタッフ一同待ってます(^o^)/

宮地美樹さんあっ、そうそう。ついでっぽくなってしまいましたがステンドグラス工房に新しいスタッフが入りました。
今期は木曜日と土曜日の講座を担当することになった宮地美樹さんです。
受講生のみなさん、どーぞよろしくお願いします。m(_ _)m

2006年11月
■担当■ 新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房常勤指導員)

新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房指導員)こんにちはっ!ステンドグラス工房の新谷です。そろそろ朝起きるのが億劫になる季節ですね。みなさんも風邪なんかひかないように気を付けてくださいね。
 ところで、少し時間をさかのぼって今年も暑かった夏に開催した夏期ワークショップの様子をお伝えしたいと思います。今年はステンドグラス工房と金工工房共同で企画をしました。内容はピューター(錫を主とする合金)と色板ガラスを使って照明や食器、オブジェなどを作りました。まずはそれぞれの素材を知ってもらい、その後デザインや原型作り、そして制作と充実した内容でした。
粘土で原型をつくる人、身近にある材料を使うひと、自然の中にある形をそのまま原型にする人など完成が楽しみでした。それらを使いまずは割り型作りです。砂に水ガラスを混ぜ、原型を覆うように盛り上げて炭酸ガスで硬化させます。それがピューターを流し込む鋳型になります。鋳型が完成したらそこへドロドロに熔けたピューターを流し込みます。

写真
割り型作り。
真ん中の白い物体が原型です。

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炭酸ガスで硬化中です。

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型にピューターを流し込む。
写真
型を割って鋳物を取り出します。
ピューターが冷めて固まったら型をわって中身を取り出します。ちゃんと流れ込んでいるか皆どきどきしながら型を割っていました。(^o^;)ゝ
(ステンドのスタッフなのに金工工房の宣伝をしているような・・・)

金工作業が終わって次はステンドグラス工房での作業開始です。ステンドグラスの技法を使ってそれぞれの鋳物に色板ガラスをくっつけていきます。普段の講座では半田(錫と鉛の合金)を使ってガラスを繋いでいくのですが、今回はくっつける相手がピューターで融点が半田よりも50℃ほど高いのでステンドグラスの受講生も少しかってが違ったみたいですね。ガラスを切ったり削ったりと細かい作業が続きましたが、照明作品が完成した時なんかは光を入れて観賞してみて改めてガラスという素材の魅力に気づいてもらったのではないでしょうか。

今回のワークショップの参加者はステンドグラス工房、金工工房、キルン工房などの受講生の混合クラスでしたので普段と違う素材はもとより、それぞれの違う技法に触れてもらい楽しんでもらったのではないでしょうか。皆さんお疲れさまでしたっ!(^v^)

と言うことで、日記を読まれている皆さんにお知らせがあります!本文にある夏期ワークショップの作品を含む"ステンドグラス・バーナーワーク受講生作品展"がクラフトパーク1F展示室にて2006年11月16日(木)から30日(木)までの2週間展示されます。普段の講座にて制作された本科受講生、専科受講生の力作数十点が並びますので、 是非ご覧下さい。

イベント紹介

■ 11月 体験教室"ガラスの万華鏡"
毎週日曜・祝日開催(14:00〜16:30)

■ 12月 体験教室"クリスマスランプ"
毎週日曜・祝日開催(14:00〜16:30)

■ 12月11日(月) 出張体験"キャンドルスタンド"
場所:大阪市立総合生涯学習センター
JR梅田駅前第2ビル6F(18:15〜20:45)要予約   

詳しくはクラフトパークまで。皆さんのご参加スタッフ一同待ってます!

2005年11月
■担当■ 新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房指導員)

新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房指導員) 皆さん秋ですねっ!食欲の秋を満喫しているステンドグラス工房新谷です。皆さんは何の秋を満喫されてますか?この日記を読みながら”秋”を探しておられる方は是非クラフトパークでモノ造りの秋を楽しみに来て下さい!(^0^)/

ステンド講師の青野氏

料理教室っぽいですが
ステンド講師の青野氏です。

ということで、11月2日(水)から14日(月)までの間、バーナーワーク工房・ステンドグラス工房受講生作品展がクラフトパーク1階の展示室にて開催されます。
クラフトパークの講座にて作り上げた作品の数々をご覧下さい。
もちろん受講生の方々も今後の制作のアイデアやヒントを探す良い機会になると思いますので是非どうぞ!
因みに今回は夏期に行われたワークショップで完成されたケイムワーク(鉛沿線を用いた古典技法)によるステンドグラスパネルも数点展示しますのでご覧下さい。
夏期ワークショップ作業風景夏期ワークショップ作業風景
夏期ワークショップ作業風景です。一見地味な作業ですがこの後大変だったんです。。。

キャンドルスタンドもう一つ宣伝ですが、12月4日から25日の各日曜と23日の祝日にクリスマス限定体験として各工房いろいろな体験を企画しています。ちなみにステンドグラス工房は“いろいろなガラスのキャンドルスタンド”ということで色鮮やかなキャンドルスタンドを作ってもらいます。


好きな色のガラスピースを12枚選び、それらを縦横どちらか好きな方向で組みあげる事で立体を作ります。それに底板を付け、細工した金属棒をくっつけると完成!是非とも参加してください。

皆様のご参加お待ちしております。

2004年7月
■担当■ 新谷隆美 (しんたに たかよし)(ステンドグラス工房指導員)

初めての指導員日記で、少し緊張気味のステンドグラス工房の新谷です。
まずは、宜しくお願いします(^-^;)。ということで絵文字なんかも入れつつ…
まず始めに、以前の指導員日記の中でステンド工房指導員の青野先生に、僕が写真付きでいじられていたのをご覧になった方はおられるでしょうか?その時にも少し触れていた一日体験の話しを少し…
ちょうどクリスマス時期ということで、キャンドルスタンドの写真が載っていたと思いますが、 現在ステンドグラス工房では普段の講座の他に、毎日曜日と祝日に「一日体験教室」と題して、お休みランプ作りを催しています。午前の部(10:00〜12:30)・午後の部(2:00〜4:30)の各2時間半のスケジュールで、百数十年前にアメリカで始められた手法で、(皆さん一度は聞いた事がある かと思いますが・・・)、ティファニーランプなどを作るのと同じ方法で小さなランプを作ります。そして期間限定で、夏・冬には季節に合った小物など普段の体験教室とは違ったモノを作ることができます。去年の冬のキャンドルスタンドが盛況に終わりホッと一息ついてたら、一服しすぎて気付けば“夏”…夏の体験が始まっちゃいます!(^-^;)
ということで、今年の夏の期間限定一日体験は夏バージョンのフットライトです!今回も前回と同様、ある程度“色”と“形”に自由度をもたし、作り手、みんなの色が出せる様にしました。スタートは7月11日(日)からの約一ヶ月ですので、興味のある方は一日体験教室のページをご覧になって下さい。
ってことで、挨拶も程々に体験の宣伝から長々と書き初めてしまいましたが…苦笑
ここで、ステンドグラスらしくガラスカットに付いて少しお話しをしたいと思います。
ステンドグラスを作っていく上である程度コツを要するガラスカットなんですが、カットと言っても、ハサミでチョキチョキといった様には切れません。まず、超硬刃が先に付いたガラスカッターでガラスの表面に傷を付けます。その傷のことをスコアラインと言うのですが、そのスコアラインに沿って割る、この一連の流れがガラスを切ると言うことなのです。
ただ、ガラスという物質は面白いやつで、一度スコアラインを付けて長期に渡り放置しておくと、もうそのライン通りには割れてくれません。なぜなら、そこに付いてる傷は、傷であって傷じゃない、正確には、割れを誘発する傷ではなくなっているのです。簡単に言うと、長い間放っておくと勝手に傷が塞がっていくのです。まるで生き物みたいですよね?
なぜこんなことが起こるかと言うと、ガラスは液体だからです。「そらぁ、熱を加えるとドロドロに熔けるからその時は液体じゃないの?」と思われがちですが、普段私たちの身の周りにある食器やオブジェ、窓ガラスに至るまでガラスと言うモノはアモルファスという液体なのです。あくまでも物理学的なことですが…
でも、その証拠に、古い教会のステンドグラスなんかも、建造当初は均一な厚みだったのでしょうが、数百年かけて下部の方の厚みが増して、上部の厚みが薄くなっているという事実もありますし、先ほどのガラスカットの際に出来るスコアラインも放置しておくことによって、傷が塞がると言うのも納得できますよね。(-0-)
てなことで、体験に来られる方も受講されてる方も、これから益々暑く熱くなりそうですが、ガラスの様に熔けないように、みなさん作品作りに頑張って下さい!(吹きガラスさん、写真ありがとうございました!)

2004年1月
■担当■ 青野広治 (あおの こうじ)(ステンドグラス工房指導員)
Part-02

青野広治 指導員またまた始まりましたねぇ、創作教室。ホントに寒い寒い今日この頃ですが、皆さんこの長吉六反まで頑張って3ヶ月通いましょうね。 もちろん私も頑張って通います。年が明けてから目まぐるしい速さで日々が過ぎていってます。僕だけでしょうか。ステンドグラス工房青野です。初めてステンドグラスを習いに来る方の中にはガラスに絵の具のようなもので色を塗るのだと思っている方も時々おいでになるようです。 今日では絵の具のような樹脂による色つけをしたいわゆるステンドグラスのようなものを見かけるのですが、やはりいろんな種類、色のガラスで組上げるのがステンドグラスの醍醐味です。今日は板ガラスについて書いてみましょう。ステンドグラス工房にある色とりどりのガラス、一体どういう風つくるのでしょう。 ステンドグラスに使うガラスのほとんど90%以上はアメリカ合衆国、ドイツ、フランス、イギリス、といった国々から輸入されています。日本でも作ることができないことは無いのでしょうが、歴史が無く需要が少ないことなどが理由として挙げられます。クラフトパーク吹きガラス工房をご覧になったことはあるで しょうか?オレンジ色に燃えている窯の中には熔けたガラスが入っています。板ガラスを作るときもドロドロに熔けたガラスを使います。そのガラス原料は主に砂珪、ソーダ灰、石灰です。そこに金属酸化物を加えることで色を得ることができます。
■青
コバルト
■緑
クロム、鉄
■黄
セレン
■赤
ゴールド、カッパー
■紫
マンガン
ステンドキャンドル
かなり大雑把ですがこんな具合です。その熔けた色ガラスをひしゃくのようなものですくってきて金属の板の上で混ぜ合わせて麺のようにのばして板状にします。それをゆっくり冷やしてハンドロール技法によるいたガラスの出来上がり。その他に宙吹きで大きく細長いシリンダーを作り、両端を切り開いて板状にするものもあります。海外の職人さんが頑張って作ってくれてるんですよ。すごいですね。そんな板ガラスを使える皆さんほんとに幸せ。そんなこんなで今期も皆さん頑張って制作しましょうね。ね、新谷君(またか!)
あっ、忘れてました。始まってすぐで申し訳ありませんが、来期募集が2月になります。制度も変わりましたので、現在中級の皆さんもよく募集要項を見て間違いの無いように早めのエントリーお願いしま〜〜〜す。
最後に
ほしいものはクラフトパークでつくる。それがいいですね。
っちゅう感じでステンドグラス工房青野でした。

2004年1月
■担当■ 青野広治 (あおの こうじ)(ステンドグラス工房指導員)

青野広治 指導員ステンドグラス工房の青野です。
毎月更新するという約束の指導員日記、先月12月担当でしたが・・・・・・

これを書いている今はクリスマスの25日。クラフトパークフェスタ、1月からの講座募集、大盛況だったクリスマス特別体験キャンドルスタンド制作とバタバタしておりまして・・・・・・スンマセン事務所の竹内さん(指導員日記担当)今月がんばります。

でも、クリスマス体験をなぜか日刊スポーツさんが記事にしてくれました。なかなかユニークな記事でした。それは嬉しいのですがそのなかに私の風貌についてかかれてあったのですが、喜んでいいのやら悲しんでいいのやら(個人的には好きなのですが・・・・・)

ステンドキャンドル他のガラスと言えばだいたい夏の物というのが一般的なイメージがあると思うのですが、ステンドグラスに限って言えば"冬"、それもクリスマスのころをイメージしませんか。 やはり教会などを連想しやすいからでしょうか。それとも吹きガラスやバーナーワークでつくった物のように爽やかではないので夏は暑苦しいから?(私の風貌のことではありませんあしからず)。

日刊スポーツ記事キャンドルスタンドは毎年ご好評をいただいてます。毎年この時期にはたくさんの人が喜んでいただけそうな格好良いデザインを考えなければなりません。
今年はアシスタントの新谷君が考えた形を採用しました。テーマは'ある程度のかたち自由度を持たす。ステンドグラスの場合、用意された材料を組み立てるという体験教室になりますので、皆が同じかたちを持って帰るという場合が今まででした。2時間半という時間誰もが完成できるもの・・・・。

アシスタントの新谷隆美君多くの制限があるなかで形を考える、難しい作業です。条件を見事?(時間オーバー続出でしたが)にクリアしなかなかよいキャンドルスタンドができました。きてくださった皆さんどうでしたか?良かったでしょう?今年は夏にもきっと格好良い特別体験が用意されてると想いますよ。(ねえ、新谷君・・・汗)

おっとご挨拶を忘れてました。あらためまして新年のお祝いの言葉を述べておきましょう。 
あけましておめでとうございます。
本年もクラフトパーク、また各工房指導員ともどもステンドグラスと私青野を宜しくお願いいたします。皆様も制作活動にますます励んでください。