染色 Dyeing Works

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2016年10月
■担当■ 内田 晴子(染色工房 常勤指導員)

内田 晴子(染色工房 常勤指導員)

こんにちは、お久しぶりです!
染色工房の内田晴子です。

徐々に秋が近づいていますね(*´ω`*)

秋といえば、毎年10月に開催される「クラフトパークフェスタ」!
今年は23日の日曜日に行われますので、皆さま是非是非起こしくださいね♪

フェスタ当日の染色工房では、「雪花絞りの手ぬぐい」のワークショップを行います。

先日、クラフトパークのスタッフのみんなに協力してもらい、試験的に体験をしてもらいました!

染色01

雪花絞りは、規則正しく折り畳んだ生地を板に挟んで締めて、部分的に染料に浸けて染めていきます。
浸透した染料が、独特の表情をみせてくれる絞り染めの一種です。

同じように染めても一枚一枚違う染め上がりになり、思い通りに染めるには熟練した職人さんでないと難しいですが、どんな風に染まっても、素敵な自分だけの手ぬぐいが出来上がります。

どんな感じに染まるかな♪とワクワクドキドキしながら染めてくださると嬉しいです(*´∀`)

染色02
 ↑板の締まり具合をチェック
染色03
 ↑藍の染料で染色中
染色04
 ↑みんな必死!

参加してくれたスタッフたちも、みんな楽しんでくれました。
思いがけない素敵な仕上りにスタッフたちもテンションが上がります!

染色05
 ↑染色した生地を開いたところ
染色06
 ↑みんな嬉しそう♪
染色07
 ↑生地を洗って仕上げます
染色08染色09
 ↑それぞれがいろんな仕上がりに!どれもキレイ♪
染色10
 ↑藍の濃淡がとってもキレイ!
染色11
 

雪花絞りはきちんと生地を畳むのがとても難しく大変です!
フェスタでは、私が一生懸命、皆さんのために心を込めてキレイに折り畳んだ手ぬぐいの生地を、「藍に浸けて染める」という一番楽しいところを体験していただきます!

布を畳んでみたかったーという方は、染色工房の創作教室では、雪花絞りも一から学べますので、是非おこしくださいね(*´ω`*)

ここ数年、CMでも見かけるようになり、巷の女子にも人気の雪花絞り。
是非クラフトパークフェスタで体験してみてくださいね♪

染色12
 ↑お待ちしてまーす!!

2015年8月
■担当■ 内田 晴子(染色工房 常勤指導員)

内田 晴子(染色工房 常勤指導員)

こんにちは!お久しぶりです。染色工房の内田晴子です。

いよいよ8月ですね!梅雨も明け、どこにいても、いるだけで汗がしたたる暑さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いつもは夏の暑さに弱く、ぐずぐずしている私ですが、最近ハマった岩盤浴のおかげで、汗が通年の1.5倍かくようになり、いつもより少しだけ夏に強くなりました。熱中症や夏風邪などに気をつけて、皆様素敵な夏をお過ごしくださいね。

さてクラフトパークの8月といえば、創作教室の申込期間ど真ん中。皆様の10月から12月のキルンワーク、バーナーワーク、ステンドグラス、陶芸、木工、織物、金工、そして我々の染色教室のお申込みを首を長くしてお待ち申し上げている期間です。
以前にも私の指導員日記で書いたことがありますが、クラフトパークでは申込期間中、大阪市のいろいろなところに、広報用のポスターやチラシを掲示しております。毎期毎期、担当者がいろいろ考えたデザインのものを制作するのですが、今回はこのようなポスターができあがりました!

染色01
やかん!!!
今までのポスターデザインに比べると、なかなかインパクトのあるものに仕上がったと思うのですが、いかがでしょうか?
写真の作品は陶芸の作品で、やかんの形をしたオブジェです。

染色工房の受講生さんが、初めてこのポスターを見たとき、

「「えっ?なにかぶってんの?ん?やかん??あ、金属か。あれ?違う!陶芸???え?なに??」ってなった。なんかびっくりした。」

とおっしゃっていました。
ちなみにモデルの女性は、木工工房の指導員です。おちゃめな笑顔がカワイイでしょう?
このポスターで、たくさんびっくりさせて(?)クラフトパークを一人でも多くの方々におぼえて頂きたいと思っております。

ポスターの作品のように、絶対に市販されていないものをつくることができるのも、クラフトパークの魅力のひとつです。
現在、夏真っ只中の染色工房では、製作途中の浴衣、兵児帯、夏物のれん、日傘が目立ちます。もうすぐできあがるもの、ちょっと秋にさしかかっちゃうものありますが、素敵な作品が着々とできあがりつつあります。
今までたくさんの作品を見てきましたが、人の数だけのオリジナルがあるものなのだなあと、毎回思います。
季節感のある、オリジナル作品は身につけても、お部屋に飾っても、プレゼントしても、心躍る日常が過ごせますよ。

毎日のワクワクドキドキは、手づくりの作品から生まれてくるということを、クラフトパークで実感してもらいたいなあと思っています。

皆様の素敵な毎日のお手伝いが少しでもできますように。

染色教室のお申し込み、お待ちしております。

染色工房 内田晴子

2014年8月
■担当■ 内田 晴子(染色工房 常勤指導員)

内田 晴子(染色常勤指導員)

皆様こんにちは!お久しぶりです。染色工房内田晴子です。

茹がかれてしまうような暑さと湿度の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
日光にあたると劇的にテンションが下がり、日焼け止めを塗ると皮膚がガサガサになる私は、小さな日傘とアームカバーで、どうにかこうにか鋭い陽射しから身を守る日々を過ごしています。

大阪では梅雨らしい期間も少なく、春が終わって一気に夏が来たような日々が続いてきましたが、まだまだ今から夏本番。熱中症や夏バテなどの体調不良などに、気をつけて素敵な夏をお過ごしくださいね。


さて、今回は出張体験のお話をしたいと思います。

普段の私は、クラフトパークの創作教室に通ってくださる受講生さんに対して、クラフトパークの染色工房の中で、アドバイスやお手伝いをさせて頂いております。
体験教室やその他フェスタのようなイベントなども、すべて染色工房内で開催されていますので、私はまず、クラフトパークにいます。
どれくらいいるかというと、10年以上、音信不通だった友人が、「ここに来たらハルちゃんに会えるかなあと思って。」と突然フラリとやってきても、間違いなく会えてしまうほど、まずクラフトパークにいます。

そんな私ですが、というか染色工房が、今月はクラフトパークを飛び出して、館外での体験教室をさせて頂けることになりました!
過去にも2度ほど、出張体験教室に行ったことはあるのですが、今月は、短期間のうちに2か所で計5回出張致します。準備準備でてんてこ舞いですが、クラフトパークにいらっしゃったことのない、たくさんのお客様方にお会いできるので、とっても楽しみです!

それでは、その場所と体験内容をご紹介させて頂きます!

まずは ひとつ目。

8月にグランフロント大阪内のナレッジキャピタルにて開催される、「初音ミクをみんなでつくろう!inナレッジキャピタル」のイベントにクラフトパークが参加させて頂けることになりました。本当はクラフトパークからは、染色だけではなくサンドブラストも参加するのですが、私の指導員日記なので、ずるいですが染色のアイテムだけ紹介します!

染色の出張体験が行われる日時は、イベント期間中の8/16(土)、17(日)、19(火)、26(火)の計4回の予定です。

制作できるアイテムは、こちら!! なんと初音ミクのデザインが、どどんと施されたプラスチックタンブラーです。

ナレッジキャピタル 初音ミク01 ナレッジキャピタル 初音ミク02

写真の通り、体験内容は、タンブラーの中紙を布でつくることなのですが、絵の中の黒い線の部分は、事前に染色工房でシルクスクリーンプリントして行きます。体験当日、お客様に何をして頂くかというと、人物部分に色を塗って楽しんで頂こうと思っております♪

白い生地に黒い線で描かれた「初音ミク」を、布専用の顔料と絵筆を使用して「初音ミク」色に塗り込んでいきます。丁寧で細やかに作られたデザインをお預かりして、そのままタンブラーに線をプリントしましたので、このデザイン通りに絵筆で「ぬり絵」をするのは難しそうと思われるかもしれませんが、色は私がつくってご用意して参りますので、思った以上にサクサクと仕上げて頂けるのではないかと思います。たくさん準備していきますので、あとは皆様のミク愛で、カワイく仕上げてくださいね♪

お恥ずかしい話ですが、実は私は、このお仕事のお話を頂くまで、「初音ミク」をほとんど知らず、何をすればファンの方々に喜んで頂けるかが全くわからず、とっても悩んだのですが、一生懸命考えて、「マイタンブラーとして「初音ミク」を持ち歩けたら喜んで頂けるかなあ。」と思い、このアイテムにしました。「初音ミク」ファンの方々にも染色の楽しさを知って頂ければ幸いです。

申込方法や時間などの詳細はナレッジキャピタルのホームページ(http://kc-i.jp/miku/)でご確認くださいませ。

では ふたつ目に。

こちらは打って変わって、大阪市営地下鉄 谷町線 平野駅での出張体験♪
平野駅の駅長様より、クラフトパークにお話を頂き、開催させて頂くことになりました。
平野駅はクラフトパークと同じ平野区ということで、「盛り上がれ、平野!」と密かに熱意を燃やしています。

そんな平野駅での体験アイテムはこちら!駅名名標タンブラー!

平野駅 駅名名標タンブラー01 平野駅 駅名名標タンブラー02

私は鉄道も全く詳しくないのですが、なぜか駅名名標が好きです。文字が好きなのかも知れませんが、あれはとても好き。
おかげでこのアイテムだけは、お話を頂いた瞬間に思い浮かびました!
デザインは、クラフトパークいちのイラストレーターとフォトショップの使い手、辻あかり嬢に、写真のデータをパソコンで、私のイメージ通りに加工してもらいました。きれいにカーブをかけてくれてありがとう。

シルクスクリーンではなく、今回は私の好きな「型染め」にこだわりたかったので、一枚の布につき、壁面にあたるグレーの部分、谷町線の京紫の部分、文字の黒の部分と、3枚の型紙を使用して染めるために、私が一枚一枚型紙を手で彫りました。

平野駅 駅名名標タンブラー03 平野駅 駅名名標タンブラー04 平野駅 駅名名標タンブラー05

体験当日は、この型紙と3色の顔料を使用し、ステンシルの技法で染めて、タンブラーの中紙づくりを楽しんで頂きます♪
鉄道好き、地下鉄好きの方はもちろん、そうでない方でも、自分の最寄駅のタンブラーなら、楽しんで使って頂けるのではないかと思っています。(私も自分の最寄駅のタンブラーを個人的につくろうかと思ったのですが、型紙を彫るには、隣の駅名の漢字が微妙に画数の多い駅名だったので、ちょっと面倒になって諦めました。。。私も最寄駅が平野だったらよかったのになあ。)

「駅名のタンブラー欲しいけど、平野駅は最寄じゃないし、何の所縁もない駅だからちょっと…。」とおっしゃる方に朗報です!
今回の地下鉄駅名名標タンブラー「平野駅」は、第1弾!ということは…。  そう!第2弾、第3弾が決定しております。

第1弾  地下鉄 谷町線 平野駅  8月23日(土)
@10:30〜11:15  A11:30〜12:15  B13:00〜13:45 
C14:00〜14:45  D15:00〜15:45  E16:00〜16:45   各回定員6名

第2弾  地下鉄 御堂筋線 天王寺駅  9月20日(土)
※時間、開催回数は未定

第3弾  地下鉄 谷町線 東梅田駅  10月13日(月・祝)
※時間、開催回数は未定

※現在お申込み頂ける体験教室は、第1弾平野駅の回のみですのでご注意ください。
※お申し込みは、地下鉄谷町線「平野駅」にて承ります。クラフトパークではお申込みできませんのでご注意ください。

私はなぜか天王寺駅が好きなので、自分用は必ずつくる予定です♪皆様もお好きな駅のものがございましたら、是非お越しください!

「クラフトパークはちょっと遠い。」と思ってらっしゃる方々の便利のよい場所へ、こちらから伺える出張体験に行けることが、私はとても嬉しいです。「たくさんの方に少しでも工芸の楽しさを知ってもらえますように」 と、いつも願っています。

またどこかの町で、クラフトパークを見かけることがございましたら、ぜひぜひ遊びにいらしてくださいね♪

それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2013年9月
■担当■ 内田 晴子(染色常勤指導員)

内田 晴子(染色常勤指導員)

こんにちは!お久しぶりです。染色工房常勤指導員の内田晴子です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?


夏の過酷な暑さも乗り越え、やっとやっと涼しくなってまいりました!
暑さと日光が苦手な私にとっては、ようやく過ごしやすい時期になりましたが、毎年毎年、この時期は何を着ていいのか判らず困り果てています。
去年もその前もその前もその前も難儀したので、「来年こそは、今何を着ているかを、憶えておこう!絶対憶えておこう!!」と決意するのですが、ああやっぱり、ものの見事に記憶がございません。
そうして毎年春と秋は、記憶を失くした分だけ、新しい服が増えていく。
どうせ増やすなら、今年は布を染めて縫ってみようと思います。
そんな10月ですが、お待たせいたしました!

今年もやります!クラフトパークフェスタ!


「いやいや、今年もやります!と言われても、フェスタとか知らないし。」
と思われている皆様に、まずはクラフトパークフェスタの説明から。
クラフトパークフェスタ
クラフトパークフェスタとは、大阪市立クラフトパークの設立月の10月に毎年行われる、年に一度のお祭りです。
1999年の10月にオープンしたので、今年で14回目です。
お祭りと言っても、盆踊りやお御輿や縁日があるわけではありません!
クラフトパークはものづくりをするところ、であるからして、フェスタでは各工房のものづくり体験教室をメインに、わかりやすい解説付きの実演ショーや、来館者様みんなで一つのものをつくり上げる参加無料型教室、作品展示、受講生の作品販売など、他にもたくさんいろいろなものづくりに関するイベントを行います!毎年、2000人ものお客様にお越しいただき、手づくり作家気分を1日堪能していただいております。
毎年、楽しみ!と言ってくださるフェスタリピーターの方も多く、私の家族なども、「今年フェスタ、どんな教室やるの?」と9月頃から訊いてくれます。
皆様の期待に応えるべく、今年も半年以上も前から、皆様に楽しんでいただけるように、スタッフ一同いろいろな企画を練ってまいりました!
今月の指導員日記では、その内容を皆様に少しお届けしようと思います。 まずは、各工房の体験教室の紹介を。
あ、この日記では各教室の「私のイチ推しポイント」のみの紹介ですので、申込方法、参加料、時間帯、対象年齢などの詳細は必ずコチラ(http://www.craftpark.net/event/index.html#festa2013)でご確認くださいね。
ひと口に体験教室と言っても、
(1) 1時間半または2時間半という比較的長めの時間をかけて、手づくりにガッツリ打ち込める「体験教室」。(こちらは事前申込が必要な体験です。)
(2) 10分から40分程度(工房によって違います。) の短めの時間で、気軽に手づくりが楽しめる「特別体験」。 (こちらは当日申込の体験です。)
(3) 工房を飛び出して、エントランス、クラフトホール前などの1Fの広めのスペースで、ちょこっと楽しめる「ミニ体験」。(こちらは当日申込の体験です。)

と、いろいろございます。

では事前申込の体験教室から!

●織物工房「マーガレットショール」

染色工房 写真01
今年の織物工房は、フェスタならではの大きいアイテム、シルク&ウールであったかいマーガレットショールです。
今までの織物工房の体験アイテムの中でも、去年に続いて最大級サイズ!!しかもオシャレー♪
今回は縞と無地の織地を合わせてあるので、上下を変えて着ると雰囲気も変わりますし、着たり巻いたり掛けたりと、いろいろ着まわしの利く、お得なアイテム。
織姫気分でつくってみませんか?

●キルンワーク工房「ガラスで「花のお皿」をつくろう!」

染色工房 写真02
キルンワーク工房のアイテムは、とっても華やかなガラスのお皿。うふふ、かわいいですよねえ♪
ガラスの色も、お花のかたちも、お好きなものを選んでいただけます。
ガラスを切ってお花にしていきますよ。なかなかできない経験です!
私も体験させてもらいました。布は毎日切りますが、ガラスは初めて切ったのでドキドキでしたが、本当に楽しかったです。
焼成後のつるりとした完成品を見たときの感動はひとしお!
みなさんも、お花のお皿をつくってみてくださいね。

●木工工房「河内檜から削り出す木のフォーク」

染色工房 写真03
木工工房は人気のカトラリー、木のフォークです!フェスタならではの体験ですよ♪
以前、お箸の体験教室はありましたが、フォークはクラフトパーク初登場です。
河内檜を一枚板から、削ってかたちにしていきます。
柄の部分は写真のように、自分好みのアレンジができますよ!
自分でつくった木のフォークで、おいしいものを食べるところを想像しながら、丁寧に丁寧に削ってつくってみてください。
きっと夢中になることまちがいなしです!私もつくりたいー☆


続いて、当日受付の特別体験教室です。

○染色工房「ちょっと藍染してみよう」

染色工房 写真04
今年の染色工房は、6年前大人気をいただきました、藍染め企画が復活です☆
シルクのショールや、綿のハンカチ、バンダナなどを、無地染め、グラデーション、簡易的な絞り染めなどで染めていただきます。
藍は藍色だけでなく、さまざま色の青があり、甕覗き、浅葱、縹など、そのすべてに名前があります。
昔から藍は濃いも薄いもすべて美しい色です。
そしてなぜかみんなに似合う♪♪
是非是非、染めに来てください!お待ちしております♪
もっと、たくさん紹介したいけれど、自分の工房だけズルいことになってはいけないので、我慢我慢。

○陶芸工房「電動ろくろ体験」

染色工房 写真05
クラフトパークフェスタの鉄板!みんな大好き電動ろくろ。
ものづくりがお好きな方は、みなさん一度はやっておきたいですよね♪
電動ろくろ体験は、通常の日曜祝日の体験ではおこなっていません!年に1度のフェスタ限定ですから、この機会を逃されませんように☆
うまくいく自信がないがない方も、指導員がサポートしますので、ご安心を。
くるくるとみるみるうちにかたちが変化する土を楽しんでくださいね♪

○バーナーワーク工房「模様を選べるとんぼ玉」

染色工房 写真06
こちらもフェスタ定番のとんぼ玉づくり!今年はなんと、模様玉☆
とんぼ玉に入れる模様のパーツは、工房でご用意しているものの中から、お好きな模様をお選びいただけますよ♪
通常ならば、対象年齢が小学校5年生からのバーナーワーク体験。
しかし!フェスタでは、指導員がマンツーマンでついておりますので、小学校1年生から体験OKでございます☆
小さなお子様方、チャンスですよ!
熔けたガラスの様子と炎の臨場感を、是非、味わいに来てください。

○金工工房「錫でつくるマグネットまたは箸置き」

染色工房 写真07
金工工房おなじみの「錫(すず)」を使った体験教室!私も大好きです♪
できあがるマグネットや箸置きがかわいらしいのはもちろん、私は、型に流し込まれる熔けた錫を見るのが好きです。
普通に生活していて、一生のうちで熔けた金属を目の当たりにすることなんて、そんなにありませんよね。
水のように注ぎこまれる錫を見ると、いつもワクワクします!
あら?内容紹介のはずが、私の錫への思いになっているような…。
皆さまも、きっとワクワクします!是非、体験してください☆


お次はミニ体験のことを。

◎ステンドグラス工房「ペンダントトップをつくろう!」

染色工房 写真08
ステンドグラスではこちらのペンダントトップをつくります!
小さなアイテムですが、充分にステンドグラスづくりを満喫していただける、お得な体験です♪
ご用意したものからガラスの色をお選びいただけるので、かわいらしくも、大人っぽくもつくれますよ☆
この体験は、ステンドグラス工房の中では行われておりませんので、ご注意くださいね。

◎織物工房「しおりを織ろう!」

染色工房 写真09
織物工房の、もうひとつの体験です。こちらもステンドグラス同様、工房から離れておこなわれます!
短い時間で、カラフルな糸のとてもかわいいしおりができあがりますよ♪
好きな糸を選んで、織って、自分らしいしおりができたら、読書の時間が楽しくなりそうですね☆


あと今年は来館者の皆さまのご協力をいただいて、フェスタの間にひとつの作品をつくりあげる参加無料の体験教室も開催します!

ステンドグラス工房「みんなでつくろう!大きな万華鏡」

染色工房 写真10
筒の長さが1mほどもある大きな万華鏡を、フェスタが開催されている間に皆さまとつくって完成させるという、スペシャル企画!!
今回つくる万華鏡は、筒の前に模様を入れた円盤をくるくる回して、模様の変化を楽しむタイプで、皆様には「模様」になる部分を少しずつつくっていただきます♪
皆さまで協力して、迫力ある万華鏡の世界をつくりあげてください!みんなで楽しみましょう!


フェスタでは、見て楽しんでいただける、実演ショーもございます。

吹きガラス実演ショー

染色工房 写真11
吹きガラスの実演をわかりやすい解説とともに楽しんでいただけます!
テレビなどでも1度は見たことがあるのではないかと思いますが、実際にお越しくだされば、まったく違う臨場感を体感していただけると思います☆
見始めると時間を忘れてしまうくらい、どんどん形が変化していくガラスに惹きこまれてしまいますよ♪
ガラスの熱や、空気を感じながら、ダイナミックな吹きガラスの技を、是非お楽しみください!


フェスタでは、クラフトパークの受講生の皆さんが主役の企画もございます。

アートマーケット〜受講生のお店です〜

クラフトパークで創作教室(http://www.craftpark.net/sousaku/index.html)に通っている受講生の方々が、1点1点手塩にかけて制作した作品を販売する、フェスタの定番企画です!
クラフトパークの玄関前広場につくられた、たくさんのお店で、いろいろな工房でつくられた素敵な作品たちが販売されますよ☆
私も毎年、楽しみにしていて、いつも手づくりの作品に心がうきうきします♪
なんといっても今年は過去最大の出店数!つくり手との会話とともに、素敵なお買い物をお楽しみくださいませ!

私の自慢の逸品展〜最初はみんな初心者でした〜

クラフトパーク内の展示室では、各工房の受講生の皆さんの作品を一挙に展示いたします!
創作教室(http://www.craftpark.net/sousaku/index.html)の受講生には、最近始められた方から、十数年通われている方まで、様々いらっしゃいます。
皆さんのほとんどが最初は初心者で、道具の使い方から学ばれたのですが、続けてこられたたくさんの方が、今では素晴らしい作品を制作しています。
そんな皆さんの、「自慢の逸品」を来館者の皆さまに、是非ご覧いただきたいと思い企画しました。
フェスタ当日、作者の方に、作品の解説をしていただく機会も設けておりますので、創作教室に興味がある方もない方も、展示から「ものづくり」を感じてみてください!


フェスタでは他にもイベント盛りだくさんです! 陶芸工房による、お茶席。平野吹奏楽団による、ミニコンサート。マジック同好会による、ミニマジックショー。体験教室にご参加いただいた方対象に、各工房のオリジナル作品などが当たる、お楽しみ抽選会など、毎年大盛況の人気イベントが目白押し!

クラフトパークフェスタは、ものづくりからはじまるワクワクがいっぱい! 芸術の秋です。朝から1日めいっぱい、ものづくりを楽しみに来てください! スタッフ総出でお待ちしております!

私の長い長い日記に最後までお付き合いくださったあなたに、心から感謝いたします。

たくさんのお客様が来てくださることを祈って。
それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2013年2月
■担当■ 内田 晴子(染色常勤指導員)

内田 晴子(染色常勤指導員)

 皆様こんにちは!お久しぶりです、染色工房内田晴子です。
寒さ最高潮の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?風邪など引かれていませんか?しっかり食べて、あたたかくして、この冬を乗り越えてくださいね。

 2013年が始まり、もうひと月が経ってしまい、この間お正月だと言っていたのに、もう節分。なんならもうバレンタインデー。ああ、時間の早さは恐ろしい。
 ですが、今年もいろいろ楽しく染色ができて、いろいろなものをつくれるのなら、ちょっとくらい早く時間が来るのもいいかなあ。とも思います。
 少し遅いですが、今年も皆様にとって良い年になりますように。


 さて指導員日記ですが、今回は染色のたくさん技法のある中で、型染めの捺染にスポットを当てて書きたいと思います。

 染色工房では、ロウ染めと型染めという技法をメインに、受講生の皆様は制作されています。その中に、捺染という型染め技法があります。

 捺染は、まずデザインを描き、デザイン通りに型紙を彫り、その彫った部分を通して、染料を混ぜた糊を布に置いて染めるという技法です。
 一枚の型紙を使用し、1色でシンプルに仕上げても勿論きれいですが、1色だけでなく、何色も使って染めることもできます。何色も色を使うときは、型紙の枚数もたくさん必要となります。複数の型紙を使って染めることを合わせ型と言い、ひとつのデザインに対して複数の型紙をつくり染めていくのは、すこし集中力と根気のいる作業になります。型紙の彫り方が荒いと、色と色の間に隙間ができてしまったり、きちんと彫れていても、糊を置くときにきちんとデザイン通りに合わせて置かないと、色と色の間に隙間ができてしまったりするからです。
 文章だけ読むと、「うわあ、面倒な作業。」と思われるかもしれません。現に私も学生の時は、「うわあ、面倒な作業。」と思っていましたから、そのお気持ちはとってもよくわかります。ですが、すこしこだわってやってみると、これがとてもおもしろいものだということが、すぐおわかり頂けると思います。
 ちょっとしたコツとたくさんの愛情があれば、思っているより簡単にできますし、頑張れば頑張っただけ良い仕上がりになります。頑張りが報われて、美しく仕上がったときの達成感はひとしおですよ。

 では染色工房で、実際に捺染の技法を使って、どんなものができるのか、少しだけ私の作品の写真でご紹介したいと思います。


捺染 ポーチ 捺染 ポーチ

まずは、このポーチから。3色で構成されるデザインを、3枚の型紙を使用した合わせ型で染めたものです。
 型染め特有のシャープな線を生かしたシンプルなデザインに仕上げています。型染めは同じものをいくつも作ることができるのが大きな特長ですので、同じデザインで色違いをつくってみました。好きな色のポーチはありましたか?
 染色は好きな色を自分でつくることができるので、この写真では明るい元気な色のものばかりですが、落ち着いた色や、深い色もつくることができます。
 3枚の型紙の中で、色を交換して染めることもできますから、1つのデザインの合わせ型で、無限の配色でつくることができてしまいます!すごいでしょう?是非とも自分の好きな配色で、たくさんつくってみてください!


捺染 タンブラー

 縫うのが苦手な方はこのように、同じような合わせ型でタンブラーなどもつくることができますよ。ポーチやタンブラーなどの小物は、染める作業としても作りやすい大きさですし、数もつくりやすいので、プレゼントにもおすすめです。


捺染 黒猫バッグ 捺染 黒猫バッグ

 続いては黒猫のバッグ。白い帆布を真っ赤に染めて、その上から黒などの顔料で捺染したものです。染色工房では、染料だけではなく顔料も使用します。染料は粒子が小さく、布の繊維の中に浸透し定着しますが、顔料は染料に比べて粒子が大きく繊維に浸透しませんので、樹脂で布にくっつけて定着させます。顔料で仕上げたものがどのようなものかというと、皆さんがよく着るTシャツなどで、模様の部分でカリカリと硬い部分などが顔料です。定着させる樹脂の種類を使い分けると、独特の風合いを使う分けることができますので、バッグは勿論Tシャツなども、合わせ型で顔料を使って、いろいろな作品をつくって頂きたいと思います!


捺染 バッグ 捺染 バッグ

 さあ最後はこのバッグを。11色で構成されるデザインを、6枚の型紙を使用した合わせ型で染めたものに、金色の顔料で模様を重ねて捺染したものです。合わせ型の捺染の場合、基本的には色数分の型紙をつくりますが、デザインによっては、型紙の枚数を減らすこともできます。型紙代も節約できますし、作業効率が上がることもありますので、こういった工夫も大切です。たくさんの色数を使えば良い作品ができるのかと言われると、そういうわけでもありませんが、自分の作りたいイメージに近づきやすいと思いますので、捺染に慣れてきたら、枚数の多い合わせ型に是非チャレンジして頂きたいと思っています。

 捺染の紹介をしてきましたが、染色は他にもたくさんの技法があります。布以外に皮革を染色することもできます。捺染の表現が、あまり好きではない方も、他にきっと好きな表現する技法がありますよ!

 今回はあえて、デザインや型紙、工程の写真を載せていません。もしこの日記を読んで、少しでも興味を持ってくださった方は、是非、染色工房へお越しください。4月からは、2枚の合わせ型の捺染でつくるショールを、1日体験教室でおつくり頂けますので、ちょっとだけつくってみたい方も、是非是非お越しください!

 クラフトパークでは、染色以外にも、それぞれ別の素材を扱う工房がそろっております。自分の好きな素材や技法を、見つけにいらしてくださいね。


 自分の手でものをつくり、使い、喜びを感じることができるのは、人間だけに与えられた特別な能力だと、私は思います。それを大切にしたい、伝えていきたいと思っています。不器用、絵心関係なし!一緒に好きなものいっぱいつくっていきましょう!

人間の文化の根底にあるものづくり、みなさんも是非、始めてみてください。

今日も素材や道具に感謝して、1日、染色頑張ります。
それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2012年3月
■担当■ 内田 晴子(染色常勤指導員)

内田 晴子(染色常勤指導員)
皆様こんにちは! お久しぶりです。
今月の指導員日記を担当させていただく染色工房内田晴子です。


前回、私が指導員日記を担当したのは、東日本大震災の翌月でした。次に私が指導員日記を書く頃には、今より日本が幸せになっていますように。と願っていたのですが、この一年、皆様にとってどのような一年だったでしょうか? 辛いことがたくさんありましたが、生きて、それを乗り越えて、ほんの少しの些細な幸せを感じとれるくらいに、皆様が少しでも元気を取り戻してくれていればいいなあと思っております。

これを書いている2月中旬はまだまだ寒くて、インフルエンザが猛威を振るっていますが、皆様、体調管理をしっかりしていただいて、元気にお過ごしくださいね。ちなみに私は、よく風邪を引くのですが、この冬、奇跡的にまだ風邪ひとつ引いておりません。激しい肩こり以外は、健康そのものでございます。
寒さの峠ももう一息。春が待ち遠しいですね。

ううう、寒い。バレンタイン寒波とかいってたけど、初めて聞いたな、そんな名前。それにしても寒すぎる!ああ、それより今回の指導員日記はどんなことを書こうかなあ…とか思っていた頃、クラフトパークの1Fにある展示室では、クラフトパーク全工房の、講師、指導員、アシスタントの作品が一挙に集まった、「講師指導員作品展」が2/5〜18の期間、開催されておりました。
おお、ちょうどいい。今回の日記はこれでいこう!

「講師指導員作品展」とは、ガラス、陶器、木、布、金属などいろんな素材が、作家たちの手によって、様々な表情や形に表現された作品が、ズラッと数十点並ぶ、とても見ごたえのある展覧会でございます。

あの工房のあんな作品や、この工房のこんな作品など良い作品はいろいろありました。
が!私は染色工房の人間ですので、きっちり染色工房の作品だけ!を教室に立たせて頂いているスタッフの紹介やコメントとともに見ていただこうと思います。
そしてついでにといってはなんですが、さらっと教室の宣伝も交えてしまいますので、興味がある方も、ない方も、(これを読んだら染色工房に行ってみたくなるかもしれないので)少しお付き合いくださいませ。

染色工房は、現在、講師が1名、常勤指導員の私1名、アシスタントが2名、合計4名のスタッフで切り盛りしております。
昨年度、年上の私を残して、若くてかわいい優秀なアシスタントが嫁いで以来、少ない人数ではありますが、皆それぞれの個性と特長と信念を持って、受講生さんをお迎えしています。作品写真と一緒に、一人ずつ順番に紹介していきましょう。
もし、「どんな人かな?」と顔写真が見たくなったら、このホームページ内の「工房案内」から「染色」をぽちっとして頂いたら、(写りが微妙な)写真がございますので、よろしければご覧くださいね。

最初はクラフトパークに来て3年になるアシスタントの宇野方斎です。 毎回、私のワガママな仕事っぷりに翻弄されながらも、私の2分の1くらいの細い身体で、健気に頑張り、講師や私をサポートしてくれています。

多分ですけど、「…名前なんて読むの?」と思ってらっしゃいますかね?
まさなり と読むそうですよ。(因みに、私の友人は「まんさい」だと思っていましたけどね。もはやそうなると漢字が違うんですけどね。)立派でインパクトがあって、平凡な名の晴子は羨ましいです!

学生時代、織物を専門にしてきた彼は、絣技法で壁面の作品をつくることはもちろん、染色、織物、それぞれの技法を使ってバッグなどもつくります。今回の作品はそんな彼の初めてつくったシャツです。素材は綿オックスフォードを使用しています。

作品のタイトルは「Herring Bone」(ヘリンボン。直訳するとニシンの骨。日本では杉綾と呼ばれる生地の名称。)。

では宇野くん、コメントをどうぞ。


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「こんにちは!染色工房アシスタントの宇野方斎です。
この「Herring Bone」というタイトルのシャツは、見頃部分を、2枚の型紙を使って1つの柄を表現する、型染めの中でも捺染という技法、襟・ポケット・カフス部分を浸染という技法で染めています。染めた生地を自分の体に合わせたパターンに裁断して自分の手で縫い上げました。

プランニングは大変ですが、好きな柄を、好きな大きさで、好きな場所に染めることができるので、既製品とは違った他にはない、味のある一点物をつくることができるのが、手づくりのいいところだと思います。

縫製に関しては独学なので、受講生さんの中にいらっしゃる縫製のプロの方に、アシスタントの僕が逆にご指導いただくなんてこともあったりします。それは色々な方々がお互いの作品を通じてコミュニケーションを持てるクラフトパークだからこそ得ることのできた、素敵な経験だと感じています!

染色に興味がある、まだ出会えていない方々。クラフトパーク染色工房でお待ちしております!遊びにお越しの際、メガネの小僧を見かけたら気軽に声をかけてくださいね!」

小僧…か…。久しぶりに聞いた言葉だ。書いたの初めてかもしれない…。
遊びにお越しの際には、メガネの細身の青年を見かけたら気軽に声をかけてあげてくださいませ。

受講生さんに親身になって一生懸命に指導する彼は、木曜日の午前、午後、金曜日の午前、午後、夜間の教室で基礎クラスの指導を担当しています。






では次はアシスタントの板垣順平です。とにかく彼とは付き合いが長い。彼は大学3回生の頃からここに来て、もうすぐ8年になります。でも学生の頃の彼は、フィールドワークでアジアやアフリカに出かけてしまい、半年くらいいないこともしばしば。なのでいない間を抜いちゃうと、実質4、5年くらいの付き合いかもしれませんが、とにかく長い付き合いです。
去年の3月、大学院の博士課程を卒業して、研究者として論文を発表し、クラフトパークでは私の気ままな仕事の動きに合わせながら、明るい笑い声で、指導に励んでくれています。

今回の作品のタイトルは「象牙両面更紗文撥鏤釦(ぞうげりょうめんさらさもんばちるのぼたん)」「象牙撫子文撥鏤釦(ぞうげなでしこもんばちるのぼたん)」。なにやら見たことのない漢字が少々並びますが、しっかり読んでみてくださいね!彼は天然染料も詳しく、この作品では、4種類の天然染料を使用しています。

それでは板垣くん、コメントをどうぞ。

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象牙両面更紗文撥鏤釦 象牙撫子文撥鏤釦

「指導員日記をご覧のみなさん、こんにちは。染色工房アシスタントの板垣順平です。僕は東南アジアや東アフリカなどで使用されている民族衣装や染織品に関する現地調査をおこない、染色工房の他のスタッフとは少し異なった立場からものづくりに携わっています。

そして今回の指導員作品展では撥鏤(ばちる)とよばれる技法を用いて、飾りボタンの制作・復元に挑戦しました。撥鏤とは表面を染色した象牙に毛彫りで文様を施したもので、奈良の正倉院にも碁石や尺が残されています。
染色=布という印象を持っている方が多いかと思いますが象牙も染めることができます。それも藍やキハダ、スオウなどの草木染めでです。
僕自身、象牙を染めたことがなかったので、失敗や実験の繰り返しでした。

そんな苦労を重ねた撥鏤ボタンの制作・復元を通じて、先人たちはすごい!と感嘆と、やはりものづくりはおもしろいということを実感しました。
みなさんも是非クラフトパークに来て、ものづくりの楽しさを味わってみてくださいね!」

他の指導員とは少し視点の違う染色の話をすることができる彼は、水曜日の午前、土曜日の午前、午後、夜間の教室で基礎クラスの指導を担当しています。


次は講師の柳楽剛先生です。クラフトパークがオープンしたときから、講師として教室に立っておられます。ああ、身内の紹介で身内に敬語を使うのはなんだかおかしいということはわかっているのですが、柳楽先生は、私が大学に入りたてのヒヨっ子の頃からの恩師です。→染色について、たくさんのことを教えて頂きました。→現在もまだまだ学ばせて頂いています。→どうしても敬語になってしまいます。皆様、ご容赦くださいませ。

今回展示された作品は、「泰山木と無花果」という小品です。コメントは先生から一任されましたので、このまま私が。

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柳楽先生はろう染めの有名作家で、「輪廻転生」と、「東洋と西洋のはざまにあるもの」を表現することをテーマに作品を制作されています。対象物は主に植物、昆虫、鳥などが多いのですが、先生のお話によると、特別に植物でなければいけないというふうには思っておらず、表現したい、描きたいと思うもの、(きっかけは様々だそうですが)そう思うものが、植物であったり昆虫であったりすることがほとんどなのだそうです。植物も美しく咲き誇る花ばかりではなく、花をつけていない植物や、枯れた植物、果実や種など、いろいろなモチーフを描かれます。

先生は対象物を理解するために徹底的に追究してから作品にされるそうです。いろいろ調べられ、かなりの量のスケッチもされますし、写真も撮られます。植物であれば、植えて育てたりもされます。「ものづくりは、要は、こだわりが大事やとゆうことや。」とおっしゃっていました。

柳楽先生は、金曜日の午前、土曜日の午前、午後のカリキュラムコースの担当です。先生はご自分の作品でもそうですが、染色工房の教室でも、「染めの原点」というものを大事にしています。染めムラや、ろう置きの失敗などの、「技量」にはこだわらないけれど、ろう染めや型染めの基本的な「技法」を非常に重んじます。パソコンやインクジェットなどデジタルな技法も良いけれど、「ひとつひとつの工程に手を使うこと」にこだわりをもって仕事をすることを、「染めの原点」ひいては、「工芸の原点」であると考え、指導されています。

先生の教室のこだわりは、受講生さんが表現したいものを自由に表現してもらうことだそうです。
最初は慣れない技術で失敗をすることがあっても、表現したいものにこだわりを持って作品をつくってもらいたい。そのお手伝いをするのが僕の仕事だと思っている。とおっしゃっていました。

特に本格的に染色を学んでみたい方、作家活動をしてみたい方、カリキュラムコースで柳楽先生がお待ちしています。とても気さくで明るくて、優しい先生ですから、本格的ではなく、ちょっと染色やってみたいだけなんだけどなあ…という方も是非どうぞ。

最後に私が残ってしまった…。では作品のことから。

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今回の作品はバッグです。タイトルは「つきのあかり」。とっても大きいサイズにして展示物として見栄えするようにつくってみました。綿の9号帆布を使い、樹脂加工をして、丈夫なバッグに仕立てています。ポーチはバッグにポケットがないので、バッグに入れるためにつくりました。いずれも大きなファスナーをインパクトに使用しています。

生地の模様は顔料で手描きしています。ろう染めや型染めの技法でなく、手描きによって、私の頭の中の月の光や、照らされた感覚を表現してみました。トート型にすることで模様を無駄なく画面に出すことができます。

持ち手、パイピング、べろ部分の革は、一から染料で染めて、裁断して手縫いでつくっています。既製品ではないんですよ。一からつくる分、持ち手にとっても大きいファスナーを付けたり、いろいろオリジナルの工夫をすることができます。

受講生さんに帆布でこんなバッグをつくりたいと思ってもらえたらいいなあと思ってつくりました。少しの根気と、時間と、まあまあの指の力があれば(ペンチ使えばいいんだけど)、白帆布が素敵なバッグに仕上がりますから、是非クラフトパークへ来てみてください。必ずお手伝いさせていただきます。(でもこの形以外は、縫製に自信がないので無理ですよ!特に丸底は!)

私、内田は水曜日の午前、午後、木曜日の午前、午後、金曜日の午後、夜間、 土曜日の夜間、日曜日の午前、(要するにカリキュラムコース以外)の自由制作コースを担当しています。

私は手作業でつくる楽しさや癒しや充実感を、皆様に知っていただきたいと思っています。上手い下手や自信のあるない関係なく、純粋に染色をたのしんでもらいたい、つくりたいものをつくってほしいと思います。いろんな素材を思うままに染めてほしいと思います。つくらない人にきっとこの満足感はわからない。

絵がかけなくてもOK!こだわりがわからなくてもOK!年齢性別関係なしです!ただ何かつくりたいという思いがあったら、是非染色工房へ。その思い、受け止めさせていただきますので、一緒に週1回、楽しんでもらえたら嬉しいです。

忙しい日常のなか、少しくらい、手でものをつくりあげるという、「人間の原点」に戻る瞬間があってもいいんじゃないでしょうか?

それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2011年4月
■担当■ 内田 晴子(染色常勤指導員)

皆様、こんにちは。お久しぶりです。染色工房、内田晴子です。

寒い日もありますが、ずいぶん空気が春めいてきましたね。

しかしそんな中、先日、皆様がご存じのとおり、東日本での多数の死者と行方不明者を出した大地震や津波がおこり、それに因む様々な問題が日本全体を覆い尽くす、悲しく辛い現状になっています。
亡くなられた多数の方のご冥福と、1人でも多くの方の無事が確認されることを心から祈り、この状況を少しでも良い方向へもっていけるように、私も何かできることを考え、見つけていきたいと思っています。
阪神大震災の時は、私は高校生だったのに、何もできなかった残念な記憶しかありません。今も何もたいしたことができるわけではありませんが、あの時のように後悔しないようにしたいと思います。
募金をしたいけど、どこでどうしていいかわからない方、クラフトパークでも救援募金箱を設置しておりますので、ご協力お願い致します。

お話は変わりまして、今回の指導員日記は、染色工房の特別体験教室について書こうと思っています。


ここ数年、染色工房では、毎年春に特別体験教室を開催しています。
体験教室とは、「ものづくりとはどんなものなのか少し体験してみたい」という方にお勧めの教室で、通常、日曜祝休日の午後2:00〜4:30の時間帯に染色、織物、木工、金工、陶芸、バーナー、ステンド、サンドブラストの8つのコースが開かれています。

体験のアイテム内容は、4〜6月の春の体験教室、7、8月の夏限定体験教室、9〜11月の秋の体験教室、12月のクリスマス限定体験教室、1月〜3月の冬の体験教室、と5つの期間ごとに新しく変わります。
どの工房の、どの期間のアイテム内容も素敵なものが多いので、すでに創作教室を受講されている方が体験教室にいらっしゃることもしばしばです。

その体験教室の中でも、1日や2日など、その日だけに開催を限定される体験を、特別体験教室と言います。
染色工房では、3年前から、紫外線が強くなり始める、この時期にぴったりの「絞りの藍染日傘」の特別体験を行ってきました。2時間半という短い時間で、日傘ができるということで、初回から大変人気をいただいています。

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傘本体の生地は、麻と綿、お好きな素材をどちらかお選びいただけます。
「どっちがいいの?」と、よく質問されるのですが、私の個人的な好みとしては、夏場に使用するものですので、風を通しやすいとされている、麻の日傘がおすすめです。見た目もなんだか涼しげですからね。

技法も簡単な絞りを使いますので、手軽に、涼を誘う藍染で、自分だけの日傘をつくることができます。リピーターの方もいらっしゃるんですよ。

今年の日傘体験の開催日時は、
5月8日の日曜日の午前10:00〜12:30と午後2:00〜4:30の2コマです。いずれのコマも少人数での開催となりますので、お申し込みはお早めに。

そして今年から新たに、「絞りの藍染暖廉(のれん)」の特別体験教室を開催いたします!

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体験教室のアンケートで、「染色工房の体験教室でつくりたいものbP」が暖簾です。こちらも日傘と同様に、簡単な絞りの技法を使って、藍染めします。暑い夏のお部屋に涼しい色どりはいかがでしょうか?

生地は、綿生地、麻リネン地、麻混生地の3種類からお好きな素材をお選びいただけます。ちなみに私個人が好きな生地は、麻リネン地です。なんといっても染めやすく、生地の白すぎない未晒の色が美しいです。写真の生地もリネンですよ。

ただし仕上がりの生地幅が、綿生地は80cm、麻リネン地と麻混生地は90cmと決まっております。綿の90cmや、麻の80cmなどは残念ながらございません。
お申し込みを考えてくださった方は、おうちで暖簾を吊る場所の間口の幅を測った上で生地をお決めになられますようご注意ください。
仕上がりの長さも90cm、120cm、150cmと3パターンからお選びいただけますので、おうちに合う長さを測ることをおすすめいたします。

暖簾体験の開催日時は6月5日の日曜日の午前10:00〜12:30と午後2:00〜4:30の2コマです。

暖簾は、創作教室では受講生さんが定番でよくつくられるのですが、なんせ大きなものなので、ずっと体験教室ではできずにいました。2時間半で暖簾をつくる体験はかなり貴重ですので、日傘同様、こちらのお申し込みもお早めにお願い致します。

日傘はその日にお持ち帰りいただけますが、暖簾は縫製に最低2週間いただくことになりますので、当日のお持ち帰りができません。申し訳ございませんがご了承くださいませ。

それぞれの体験は、傘の素材、暖簾の素材、長さによって、参加費が変わりますので、詳しくは1日体験教室の項目をご覧ください。

通常の体験教室では、前回の織物工房の指導員日記でも紹介していただいた、「豚革でつくろう!変形できるお花のコサージュ」を開催しています。
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その名の通り、花びらを自由に曲げることができるので、気分によってお花の表情を変えることができます。好きな色に染めて、上から好きな模様も描けるので、他では見ることができない、めずらしいコサージュです。

ブローチピンとクリップがついた、2ウェイタイプの土台をつけるので、穴をあけたくないものにも、つけることができますよ。

ジャケットの胸元、ショールの襟元、バッグのアクセントにと、お好みで、いろんなものに可愛く合わせてみてください。

織物工房の体験アイテムのトートバッグと合わせると、なおさら可愛くなりますので、染色、織物、両工房の体験にぜひぜひお越しください。

教室には通えないけど、時々はものづくりをしたいといって、体験教室に通ってくださる方がいらっしゃいます。その気持ちがとてもうれしく思います。
そんな方々や、これからものづくりをしてみたい方に、「やっぱりものづくりって楽しいなあ。」と思ってもらえる体験教室にしていきたいと思っています。
さらには、ものづくりに興味はない人に、「これはほしいなあ。」と思ってもらえるような体験アイテムを考えて、ものづくりの楽しさを知ってもらえるように頑張りたいと思っています。

今年度も創作教室をはじめ、体験教室や自由創作教室、その他イベントなど、いろいろ開催してまいりますので、どうかクラフトパークをよろしくお願い致します。

次に私が指導員日記を書く頃には、今より日本が幸せになっていますように。


それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2010年7月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房 常勤指導員)

皆様こんにちは!お久しぶりです。
今月の指導員日記を担当させていただく染色工房の内田晴子です。

じめじめとした梅雨の中、皆様どうお過ごしでしょうか?
私は苦手な梅雨が来て、湿度という敵と果敢に戦っています。
染色の型染めで使う型のりが、6月初めまでは、布の上で機嫌良くカラリと乾いていたのに、今ややる気なくベタベタと乗っかっていて、見ているだけでも辛い状態です。
おまけに、髪はひろがるわ、運転中の川沿いの細い道路にでっかいミドリガメが横切るわで、ああもう大変…。
紫陽花の美しさに癒されながら、なんとか耐えています。
空梅雨は嫌だけど、なるべく早めに梅雨が終わることを心の底から祈っています。

今回はどんな話をしようかなーと、いつものようにあれこれ考えてみた結果、広報の話をしてみようかと思います。

皆さんほとんどの方がわかっていらっしゃるかとは思いますが、広報とは何か?ということから少し説明してみようと思います。
大阪市立クラフトパークでは、創作教室や自由創作教室、1日体験教室などの教室事業を行っています。(今の3つの教室がわからなかった方は、この日記を読み終わってから、このホームページ内の創作教室、自由創作教室、1日体験教室の各項目を詳しくご覧くださいね。ふふふ、営業営業。)

染色工房は主に、そのなかの創作教室と1日体験教室に携わっていて、私は小さい脳ミソで、日々、どうすれば授業がより楽しくなるだろうか?だとか、どんな技法がおもしろいかしら?だとか、季節ごとの体験教室の作品は皆さんどういったものがつくってみたいのかしら?だとか、そういったことを考えています。

でも、もしかして、これから私がヒヨコのような小ぶりな頭脳を駆使して世紀の名案が閃いたとしても、誰にもそれを知ってもらえないと、私はその案を胸に抱いたまま、染色工房の中で来ぬ人をじっと座って待つばかりになってしまいます。もったいない。
なので、「クラフトパークではこんなことができますよ、来てみませんかー?」と誰かにお伝えする方法が必要になります。

例えば、たくさんの方に通りすがる一瞬の視覚で情報を認識して頂くためのポスター、内容などの情報を読み込んで頂くためのチラシやホームページなど、皆さんに情報を広く伝えるもの、それが広報です。

クラフトパークの主役で、いろんな手段で広報を打ち出している事業が創作教室なのですが、この7月からの創作教室宣伝用のポスターやチラシの表紙に、わが染色工房がピックアップされました。

さかのぼる2か月前の5月に、なんば、天王寺をメインに地下鉄22駅の掲示板や、大阪市の広報板にペタリペタリと貼られたポスターや、サクサク並べられたチラシをご覧いただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こんなポスターです。

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毎期、9つの工房の中からひとつまたはふたつの工房をピックアップしてつくられる創作教室のポスターとチラシは、大阪市立デザイン教育研究所(以後、デ研)の学生さんにデザインして頂いています。デ研の先生方、学生さんたち、いつも本当にありがとうございます。

創作教室といっても、9工房ごとに使う素材、技術などがすべて違うため、平たく言うと、各工房の売りがそれぞれ変わってきます。工芸という専門的な技術や、それによって出来上がる作品のイメージを、正確に且つわかりやすくお伝えしたいので、デザインのおおまかなイメージは工房のスタッフが考えています。

今回の染色工房は、「染色教室でどういったものがつくれるのかを知ってもらいたい」という一念でいろいろ考えました。


うーん…、染色というと、ほとんどの人のイメージが川で着物を洗っている映像。
その狭いイメージをもっと広くするにはどうしようかなあ。教室では受講生さんたちが、いろいろと楽しいものをたくさんつくっているのになあ。
染色教室でのものづくりの楽しさを伝えることができるのは、今つくっている受講生さんしかいない。そうか、受講生さんの作品をめいっぱい見てもらえるポスターにしよう!
いや、待てよ。写真をいっぱい載せるだけじゃ、なんのポスターなのかがわかってもらえないかもなあ。
是が非でも、写真のような作品を、自分の手でつくれるということを知ってもらいたいではないか…。
おお、ならば、めいっぱいの写真と、染色教室はいろんな人が自分でこういったものをつくれるところだよ。というような文章を入れよう!

ということで、そういうイメージをラフすぎる図案とともに、ありあまる熱意を込めて、学生さんたちにお伝えしました。

しかし、偉そうにいうわりに、私は広報デザインに関して所詮ど素人。やはり不安。学生さんはプロの卵なので、私の粗末な図案を超える、なおかつ私のイメージに沿ったいいプランをそれぞれでも考えてください。と、ワガママなお願いすると、学生の皆さん、良い案を出してくださいました。 その中でも私の考えていたものより、私の想像していたポスターに近いデザイン案を出してくださった学生さんがいらっしゃったので、紆余曲折ありながらも、その案を使用してできあがったのがこのポスターです。

いろいろなイメージの図柄、好きな色で染められるのが染色工房の売りなのですが、ひとつの画面に雰囲気の違うたくさんの作品をはめ込むとなると、それはそれはとっても難しいことです。さらに私があーだのこーだのとワガママに口をはさみ、本当に大変だったと思いますが、それでも頑張ってつくってくださいました。きれいな仕上がりに、作品を貸してくださった受講生さんたちも喜んでくださいました。

チラシも同時にできあがり。チラシの表紙はポスターとお揃い。
表紙を開くと、染め始めの、布の白を消していくように少しずつ順序良く彩られていく作品が所狭しと吊られてある染色工房内の写真。染色工房じゃないみたいにきれいやね。と受講生さんに言われる出来栄え。
さらに開くと、幅広い世代の受講生さんが染色の楽しさを話してくださっています。
チラシを見ているだけで、実際見学に来たような気分になるチラシになったのではないでしょうか。

デザイン研究所の学生の皆様。一枚のポスターに真摯に取り組んでくださり本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。今回の広報で、いつもよりたくさんの方々に染色を知ってもらうことができましたし、私自身にとってもお気に入りです。これからもよろしくお願いいたします。

ポスターの文字にある、

今、染色教室でつくる。


まさにその通り。日々、年々、気分や環境で、自分の心の色というのは変わっていきます。今の自分でないとつくれない色やかたちが、必ずありますから是非是非つくりにきてください。

でもポスターのピックアップとか関係なしであれば、私の本音は、

今、クラフトパークでつくる。


なんですよね。
ここには、ポスターだけでは伝わらない、つくってみなくてはわからないことがたくさんあります。それを体感してもらいたい、といつも思っています。

そういえば、小学生の頃、母や祖母につくってもらったスカート、水色がとっても好きだった。編んでもらったセーター、いろんな色が混ざっていてかわいかった。刺繍してもらったお稽古バッグ、お花のコロコロしたとこをずっと触ってた。今考えると、宝物だったなあ。
いろいろ受講生さんがつくっているところを見ていると、ふと、そんなことを思い出しました。

だからというわけではないけれど、最近、染色の隣の隣の金工工房に通い始めた私は、最初につくった銀のペンダントトップを母にあげました。とても拙い素人作品なのに、私の本職の染色のショールや、バッグを贈ったときよりもはるかに喜んだことはひっかかるけれど、あのときのスカートやセーターを身につける時の私のように、うきうきした気分になってくれたらつくった甲斐があるのかもなあ、あの頃の母や祖母もそう思っていたのかしら。と、密かに思っています。

不景気でどうしようもない世の中ですが、ものを通して人を思う気持ちや記憶は変わらない気がします。
自分や、大切な人にとっての宝物、人とのつながりを、クラフトパークのいろんな工房でつくりに来てほしいなあと思っています。
技法を身につけた、ものづくりができる自分自身も宝物になると思うので。

最後、広報関係なくなっちゃったな…。

それでは失礼いたします。
染色工房 内田晴子

2009年9月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房 常勤指導員)

こんにちは。
お久しぶりです。染色工房の内田晴子です。
暑い日が続きますが、みなさま、いかがお過ごしですか?

私といえば、暑い暑いとは言いながら、今年は梅雨からすぐ秋になってしまって、なんだか夏の記憶があまりありません。
「えー?充分暑い夏だったよ。」と思われる方もいらっしゃると思いますが、染色の仕事をしていると、布の手触りや、布に置いた型染め用の糊の感触で、季節がわかります。

いくら暑くてもお天気が晴れていても、梅雨と呼ばれる季節の間は、雨の日のように、布や糊がしっとりと湿気て、染料も乾きづらく、とても作業の進み具合が悪くなります。なのに梅雨明け宣言後は、不思議なくらい、梅雨の頃とは打って変わって、布も糊もパリッと乾き作業がしやすくなります。「ふふっ、来たなあ。夏。」と感じます。

ほんとについ最近良い時期になったのに、もう秋雨前線と雷に悩まされる季節になったのかと思うと、ちょっぴり切ないです。まあ、雷は私が個人的に嫌いなだけで、染色には関係ないんですけどね…。

暑いのは苦手ですが、来年は夏らしい夏が来るといいなあ、と思っています。

さて、今回は来月の話をさせていただこうかと思います。

来月の話、というのも変ですが、この大阪市立クラフトパーク、今年の10月で10歳になります。

クラフトパークは、この10年間いろんな方々にご利用いただき、支えられ、10周年を迎えることができました。
職員、スタッフ一同、本当に心から感謝しております。 私個人もオープンの日から、ここで働かせていただいて10周年。
ピチピチの20代から、まだまだこれからの30代になり、本当にたくさんいろいろな勉強させていただきました。
少しずつですが、受講生の皆様のお役に立てるようになって、育てていただいた分をお返ししていけるように頑張って参りたいと思っておりますので、これからもクラフトパークをよろしくお願いいたします。

そんな10周年を迎えるクラフトパークで、来月、10月25日の日曜日に、クラフトパークフェスタが開催されます。

フェスタ自体は毎年10月にテーマを決めて、日頃の感謝の気持ちを込めまして通常よりお手頃な価格で、いろいろなイベントやワークショップを開かせていただき、たくさんの方々にクラフトの楽しさを体感していただいております。

今年は10周年ということで、テーマも「10th」とし、全工房のスタッフ一同、いつも以上に力を入れて、皆様に楽しんでいただける内容づくりに励んでおります。本当は今すぐにでも内容を発表してしまいたいですが、我慢我慢。9月第2週目あたりにクラフトパークフェスタの広報が出ますので楽しみにお待ちくださいませ。

…ですが、んー、やっぱりひとつだけ言ってしまおう。

今回10周年記念ということで、各工房と事務所でオリジナルTシャツを販売することになりました。 9工房+事務所の10種類、各10枚ずつで100枚、シリアルナンバー入りの限定品です。いずれもシルクスクリーンを使わない、型染め、もしくは手描きによる、完全手づくりで、1枚2500円で展示販売させていただきます。それぞれの工房の良さがにじみ出る、渾身の1枚です。

いつもは、工房ごとでそれぞれが全く違う素材を通して、自らを表現している指導員たちが、ひとつのTシャツという同じ素材で工房や技法を表現します。私にとってはやり慣れた作業ですが、他の指導員たちは初めて扱う技法、素材に苦労しながらも、ひとりでも多くの方に気に入っていただけるように、気持ちを込めて、楽しく制作しています。

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慣れない型彫りの作業といいながらも、みんな、ものづくりのプロだけあって、やはり上手です。ものをつくる、という姿勢は素材が変わっても変わらないものなのだなあ、と実感しました。

日頃扱うものが、ガラス、金属、土、木、糸などから、Tシャツに変わったとき、それぞれがどんな変化や面影をみせるのかを、ご覧いただければと思っております。

さあ、染色工房はTシャツをつくるのも本職なので、頑張りますよ!
乞うご期待!…していただけるように、ほんとに頑張ります(笑)。

10月25日のクラフトパークフェスタ、いつも以上に楽しんでいただけるお祭りにできるように、精一杯頑張ります。

職員、スタッフ一同、皆様のお越しを心より、首を長くしてお待ちいたしております!

それでは失礼いたします。

染色工房 内田晴子

2008年12月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房 常勤指導員)

内田 晴子 (染色工房指導員)こんにちは。お久しぶりです。染色工房内田晴子です。
寒くなってきましたねえ。本当に寒いです。

そんな寒い2008年の暮れが近づいて参りました。皆様、どうお過ごしでしょうか?この物凄い早さで過ぎていこうとしているねずみ年、どのような1年でしたか?

私はまた今年も、「今年の抱負」というのを決める前に、今年が終って行きます。去年もおととしもそうだったので、今年は決められなかったときの保険に「健康」というのを考えていました。ですが、年明けから半年、咳が止まらないというスタートで、そのうえ、同じ歯の治療で半年以上、歯科医にかかっている現状もあり、どうなることかと思いましたが、先日の健康診断では、「所見は見当たらない」ということだったので、まずまずクリアしたかなあ…と、思っております。 保険の抱負でさえ、まずまずのクリア…なんだか腑に落ちませんが、健康が1番難しくて、1番大事ですもんね。皆様もお元気でよいお年をお迎えくださいね。

今回の染色の指導員日記は、これを書いている12/7(日)まで開催されている、「染色・織物受講生作品展」(http://www.craftpark.kidsplaza.or.jp/event/index.html)にて展示されている染色工房の作品をいくつか取り上げていこうと思います。
今までの指導員日記で、染色工房でどのような作品を、受講生のみなさんが制作されているかをご紹介して参りました。そんな手間隙をかけてつくられた作品を、実際観ていただく場として、受講生作品展があります。 毎年、その年その年の力作をお借りして展示させていただいていますが、今回は、壁面での展示をメインにさせていただきました。あとは定番の浴衣、日傘、バッグ、他には、Tシャツ、エプロン、扇子、ハンカチなど、毎年通りいろいろ種類が豊富です。
みなさん受講生作品展のために制作されているわけではないので、つくっているときの自分の流行や気持ちが全面的に出た、個々の良さが際立った作品ぞろいです。作品の写真とその技法とともに、制作中の苦労話(?)など合わせて紹介していこうと思います。

まずは額物の作品から。

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この熊谷淑子さんの風景の作品は、創作教室の募集要項の写真にも使わせていただいた作品で、型染めの捺染という技法を使って制作しました。チベットへ旅行された際に撮られた写真をもとにデザインを起こしました。多色が使用できる合わせ型でつくりますので、微妙な色の変化まで出ている写真から、色数を限定していき、色をすべて面で捉えるという作業に苦労されていました。そして色数分の型紙を彫り、染料を微妙な色合いで混ぜ合わせた糊をつくり、ひと型ずつ使って、布に色をのせていきます。サンプルの制作の段階で、型の彫り忘れはないか、色のバランスはどうか、ひとつひとつチェックしていきます。納得いく色、型に仕上がったところで本番にうつり、できあがったのがこの作品です。美しい。よい額に入れて、より一層完成度があがりました。しっかり考えながら、少しずつ作品を仕上げる方です。「大変やったわあ。」といいながら、熊谷さん、現在、もっと壮大な、もっと難しい山の風景を、同じ技法で制作中です。脱帽。

次は壁掛け。

写真この岩崎寿子さんの作品は、型染めとろう染めの技法を組み合わせて制作しました。3つのデザインの線のみを型紙で彫り、染料を混ぜた糊で上下のデザインを焦げ茶色、真ん中のデザインを紺色で染めたあと、デザインの中の色を、筆で塗りわけていきます。何枚か同じものをつくるのであれば、熊谷さんと同じように、色数分の型を彫って捺染しようと思ったのですが、1枚だけということでしたので、筆で色を差すことをおすすめしたのですが、とっても時間がかかってしまいました。本当に申し訳なくって。ごめんなさい。でも、色の自由がきいたので、これでよかったはず。うんうん。あとはデザインの部分にろうを置いて、背景のブルーを引きました。ムラなく綺麗にできましたねえ。サテンのリボンと裾にビーズの房をあしらって良い壁掛けになりました。丁寧さと根気を持ち合わせた方です。現在も、細かーい型を時間かけて彫って、素敵なハンカチを制作中です。

次はカーテンで。

写真ごく稀に、カーテンを染める方がいます。とても大きくて染めるのが大変なのに、出来上がったら直射日光に当てることになりますから、なかなか度胸がいるなあと、毎度感心するのですが、山口里香さんのカーテンも、小窓用で少々小ぶりですが、とても完成度が高く、日焼けするのがもったいないですが、ぜひお日様にも見ていただきたいくらいの作品です。これも型染めの捺染の合わせ型の作品ですが、小さい小さいパーツを、山口さんは丁寧に、正確に彫り上げます。手仕事と思えないくらいに美しい出来栄えです。お揃いの扇子もつくりました。いつもいきいきとした作品をつくる方です。現在は、この細かさと打って変わって、大胆な椿のデザインの暖簾を制作中です。

では、扇子に移ります。

写真このレースのデザインの扇子は、大河内静さんの作品です。型染めの捺染と色差しの技法を使って、同じ型紙で制作しました。下のカーキ色の扇子が色差し、紺色の扇子が捺染です。模様に色が入っているのが、色差しで、模様が白くで出ているのが捺染です。模様をきれいに彫りあげるのと、思っている色に仕上げるのに苦労していましたねえ。何度も根気よく、何枚も染めて納得のいくものをつくってらっしゃいました。ひとつひとつの作品をとても大事にされるかたです。扇子とお揃いのハンカチもたくさんできました。プレゼントしてもらえる方は幸せ者ですねえ。私も欲しい。大河内さんは現在、浴衣づくりに没頭中です。

次は日傘。

写真山本喜代子さんの日傘です。大胆なデザインですねえ。原寸大のデザインを丁寧に描いて、ろう染めでつくった作品です。白い部分にろうを置くとき、ちょうど梅雨真っ只中で、少し厚手の麻生地が湿ってろうの浸み込みが悪く、とっても苦労しました。渋めの色に染めてある部分には、撒きろうのつぶつぶとしけ刷毛の刷毛目が綺麗にでて、色のぼかしもきいています。とても深みのある作品です。いろんな技法に興味を持って、地道にこつこつ、何度も繰り返し、うまくいくまでつくり続ける方です。早く日傘をさせる夏が来てほしいですねえ。私もこの日傘さしたいなあ。現在、型紙のデザインを考え中。細い線がきれいに表現されはじめました。何に仕上げましょうかねえ。

次はハンカチを。

写真マトリョーシカのハンカチは、奥野淳さんの作品です。マトリョーシカが自分好みに可愛らしくなるまで、何度も何度もデザインを描き直し、大小いろんなサイズを描きあげて、それぞれバランスが良くなるように、何度も混色しなおして色をつくって仕上げた、型染め捺染の合わせ型の作品です。マトリョーシカ全員で何枚の型紙数になったのでしょうねえ。そうとうな数でしたが…。縁のステッチの模様も型染です。色も鮮やかでマトリョーシカの可愛らしさがよく出ています。でも、実はこれ、風呂敷に仕上げるためのサンプルなんですよ。本番並みの出来栄えです。方眼紙の好きな、きちんと計画的で、作品をつくるとき手を抜くことをしない方です。現在制作中の本番の風呂敷、完成が楽しみです。

次はバッグにしましょうか。

写真かわいい形に仕上がったバッグは、安田明子さんの作品です。これも募集要項の写真にお借りした型染め捺染の合わせ型の作品です。花の重なり方や見え方がきれいに出るように、デザインにも苦労し、色は色で、派手にならないように、いろんな色の染料を混色して、強い印象になりすぎないように、どのくらい淡く仕上げるかでいろいろ悩みました。グレーが濃すぎるとか、黄色だけ派出すぎたとか、うまくいくまでサンプルたくさんつくりましたねえ。最終、思っていた色になって本当によかった。縫製がとっても上手な方なので、良いバッグにしてくださいました。布もきっと喜んでいますよ。型彫りと、大木を愛する、とても集中力のある方です。このバッグでどこか素敵なところへ、お出かけしてくださいね。現在、豪華なデザインのクッションを、型染めで製作中です。

ではエプロンに参ります。

写真仕立て上がりのエプロンに模様を染めた人はいるのですが、1枚の白生地から染めて形にされたのは、これが初めてのような…。藤井澄代さんのろう染めの作品です。小さい模様を綺麗にろう置きするのも、もちろん大変なのですが、エプロンとして見える生地すべてをムラなく1色に染めることも大変です。最初、からし色に全面染めたとき、縞状にムラができたときは、どきどきしましたが、色を染め重ねていくうちに、隅から隅までムラが消え、綺麗な深緑のエプロンになりました。本当に良かった。細かい部分は顔料で手描きしています。鮮やかなテープをつけて、ポケットもかわいらしい。いつも少しずつ雰囲気の違う、可愛い作品をてきぱき仕上げる方です。エプロンどんなときに巻くのですかねえ?お料理のときかなあ?活用されてるところ見てみたいです。

最後はゆかたで。

写真これも募集要項の写真に使わせていただきました。佐藤洋子さんの作品です。型染めの色差しと捺染でつくっています。それだけで浴衣1着できちゃうんじゃないかと思うくらいサンプルをつくって練習しました。浴衣地は巾こそ40cm前後と細いですが、長さが13mあるので、ムラなく地染めすることは、とても難しいことです。糊で防染してからの地染めですから、刷毛につける染料の量の加減も難しく、最初は2mでもムラになってらっしゃいましたが、根気よく練習した甲斐があって、見事にムラなく染まりました。捺染の工程も多く、手間のかかる浴衣でしたが、デザインも可愛らしく、とても素敵に仕上がりました。ものづくりの感覚の鋭い方です。早く夏になってほしいです。着てる写真見せてくださいね。

本当は展示作品全部…いや、染色の受講生さんの作品全部お見せして、紹介したいのですが、今回はこのあたりで。

ほんとにいい作品ばっかりなんですよう……。

今までの文章を読まれたあなたは、「うわあ、なんかつくるのって大変そう…。」と思ってしまったかもしれませんが、手づくりとは、必ずいろんな手間隙をかけるものです。そして作品ができあがったとき、その苦労が報われます。初めてつくったものが、プロのような出来栄えであることも、まずないと思います。ただ少しずつ、自分の思い通りに素材が動かせるようになってきたときの嬉しさは、つくった人にしかわからないでしょうねえ。下手とか上手とかは関係ありません。ものづくりに必要なものは気持ちだけですから。少しでも思うものがつくれるように、つくれたときの達成感を味わってもらえるように、みなさんのお手伝いがしたいです。少しずつつくり上げていく喜びを感じに、クラフトパークへいらしてみませんか?

さあ、来年はみなさんどんな作品をつくるのかなあ?
それを楽しみに年を越したいと思います。

それではみなさま、よいお年を。

失礼致します。

染色工房  内田晴子

2008年3月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房指導員)

内田 晴子 (染色工房指導員) こんにちは。おひさしぶりです。みなさんいかがお過ごしですか?なんだか今年の冬は、とっても寒かったですね。強かに風邪をひいた方もたくさんおられるのではないでしょうか?かくいう私も年明けに風邪をひき、思いがけず横綱級の声色で友人を爆笑の渦に巻き込みました。新年早々のなんだか納得いかない思い出です。。。

さあ、どんな話題がいいかなあ、なんて思っていたら、いろんな方から「染色ってどんなものがつくれるんですか?」という質問をされることが多いことを思い出しました。あとはそう、意外に思う方もおられるかもしれませんが、講座中受講生さんからちょくちょくあるのが「なにをつくればいいですかねえ?」という質問。うーん。よーし、決めましたよ。。今回は「こんなものはいかがでしょうか?」というお話をさせていただきます。

染色工房では大抵の布物ならなんでも染めてつくることができます。素材やものによって完成度は変わりますが、バッグやハンカチ、スカーフなどの小さなものからなかなかの大きなものも染めることができます。大きいもの。例えば、以前の指導員日記でもご紹介した浴衣とか日傘が代表的ですね。あとはそうですねえ…ああ!ご自分のお部屋のカーテンとか、ベッドカバーなんていうものもありましたよ。お布団をしまう袋とか1mを超す額物、壁掛けとか。道中着もありましたねえ。技法や素材、つくり手の熟練度、染色工房内での通われるコースはそれぞれ違いますが、思いおもいの作品をつくることができます。

ただし縫製に関しては皆様それぞれにおまかせしております。ごめんなさい。染色工房のスタッフは染めることに関しては、様々なアドバイスやお手伝いを精一杯させていただくことができますが、こと縫製に関してはプロとは言いかねますので、というより素人ですので、あまりお役に立てませんがご了承くださいね。私自身、2時間半の体験教室でつくれるとても簡単な袋物しかつくることのできない程度の腕前ですので、「どっちが指導員なんだか。」というくらい、いつも受講生さんにいろいろと縫製のアドバイスをいただいております。皆さんいつもありがとうございます。。

「こういうものがつくりたい!」という気持ちが、いつも講座にたっていると受講生さんからとても強く伝わってきます。でも、その気持ちがまだ自分の心の中で明確なかたちを成していないときや、ずっと長い間1つのものをつくり続けていてちょうどその作品が終ったとき、始めたばかりで自分になにができるかまだはっきりとわからないときは、「次はなにをつくったらいいのかなあ?」と思われるときがあるようです。なにかつくりたいのになにをしていいかわからないのは、なんだかちょっぴりせつないです。そんなとき、その「なにか」がみつかるといいなあと思って、「こんなものもできるよ。」って口頭でつくれるものを紹介するのですが、やっぱり口だけではイメージが伝わらなかったり、お互いの頭の中には違うものを想像していたりするので、「…とゆうわけです。」「え?こうゆうこと?」「ち、違うよう。」などというやりとりになってしまうので、「こうゆうときは視覚に限るわあ。」ということで、ちょっぴり差し出がましいかもしれませんが、ときどき、目で見てわかってもらえるように「こんなものもできるよ。」の現物をつくることにしています。

今までつくって紹介したものは、やはり使えるもの、持ち運べてお友達に見てもらえるものがピンときていただけるようで、夏場なら扇子とか。いつもよくみなさんが持たれる扇子は紙でできている「紙扇」が多いと思いますが、紙部分が布の「絹扇」をつくりました。薄手で天然繊維なら綿でも絹でも麻でもどんな生地でもつくれて、「わあ、すごーい。なんだか上等な感じー。」に仕上がります。染めてつくるのはもちろん布の部分のみで、加工は専門の業者さんに頼みます。量産がしやすい型染めでつくれば、色違いなどが数つくれますからプレゼントにも良かったようで、たくさんの方が染められました。団扇もあったのですが、まだだーれも染めていません。なんでかなあ?持ち運びに不便だからでしょうかね?
そして冬場はショールやマフラーです。いろんな素材、生地のものをそれぞれ違う色でたくさん染めて並べると、お店みたいでなぜか私がわくわくします。短時間で数が染めることができるので、これもプレゼント向きです。ろう染めや型染めの作品でずっと1つのことに集中していると、気分転換?にも良いようで「ちょっと休憩、休憩。」と言って染める方も少なくありません。この冬は寒かったのでウールのマフラーがダントツ人気!みなさんたくさんの数を染められました。わかるわかる。ウール、あったかいもんなあ。
簡単な縫製品をいうことでがま口金やバネ口金付のポーチなどもつくりました。「口金のポーチもいいなあ!」とおっしゃってくださった方の中で、「縫うのいやー。」「えー、ミシンいやー。」とおっしゃらなかった方がつくられました。みんな、染めた布がかたちになるとかわいいってわかっていても縫うの嫌な人多いんだね。。縫製素人の私ができるくらいだから簡単なのになあ。。なるべく縫わなくても素敵ないいものも考えますね。

今回紹介させていただいているのは、今までもつくった方はいらっしゃいますが、わりと染められる方の少なかった型染めのTシャツです。

「型染めのTシャツ。」
 
花札のTシャツ
花札のTシャツ

…。その言葉だけ聞くと、「はあ。」とか「ふーん。」とか「へえ。」とか言われることがあるし、「Tシャツくらい買えるっす。」とか「型染めとかわかんないすけど、それイケてんすか?」とか言われますけど、いいですよう、型染めは。本当に。型染めでいろんなものがつくれますが、Tシャツにしてもかっこいい。と私は思います。
たしかに昨今スクリーンプリントで、本当にかっこいいTシャツが、高いのも安いのもあふれていますし、うちの工房でもシルクスクリーンでとても良いTシャツをつくる方もいます。それはシルクスクリーンの良さ。型染めには型染めのおもしろさがあります。私自身がつくって感じる、私の思う型染めのおもしろさは、「自分の手でつくり上げていくことを、より実感できる」ところでしょうか?まあ、型染めや染色に限らず、すべての工芸の技法がそういった実感があるのですけどね。

漢字のTシャツ
漢字のTシャツ

シルクスクリーンは、自分でつくったデザインを製版機でスクリーン版に製版します。型染めでは表現しきれない細やかな書き込みやシンプルで正確な表現が美しく出せます。とても面白い技法で、はっきり言ってTシャツづくりに1番向いている技法だと思います。
でもね、違う、違うんです。たしかに型染めには、シルクスクリーンのようにどんな線やデザインでも対応できるわけではなく、型紙をつなげなくてはいけないのでデザインの表現に多少の制約はありますが、自分で描いた線を自分の手で型紙に彫り、布にのせていく。スクリーンと違ってすべて自分の手の加減でつくっていく充実感とおもしろさがあります。

鳳凰のTシャツ
鳳凰のTシャツ

「自分の手でつくりあげていく実感」というものづくりの根本的な感覚をじっくり味わえる感じがします。シルクスクリーンとは似ていて非なるものと私は思います。そんな型染めはバッグやスカーフ、クッションカバー、額物、浴衣に暖簾。どんなものも染めることができます。たくさんの受講生さんがそういったいろんな良いものをつくられました。

今までたくさんの方がつくったもの以外でもっとみなさんが楽しめるものはなにかなあ?と考えたとき、やっぱり染色は布がメインです。人が1番身につける布物は間違いなく衣服ですよ

鳳凰アップ
鳳凰アップ

ねえ。しかも1番目につきやすい。でも縫製品って、縫製部分を均等に染めるのがなかなか難しいんです。むらになりやすい。じゃあ「さあさあ、布を総柄で染めて、ジャケットやブラウスやスカートに縫いましょう。」となると、みんながみんな縫えるわけではないので、縫ってあるものに柄をいれる、しかも比較的つくりやすいTシャツなんてどうかなあ?と思ったわけです。着て歩くものだから、「これいいねえ。」「これ私がつくったの。」なんてふうに自慢しやすいですしね(笑)。

と、そんなこんなでTシャツをつくってみたのですが、パターンを大きく2つに分けてつくってみました。@1枚の型で色を1色だけのせたもの と、A複数の枚数で色を多色のせたもの です。花札の画が@で、漢字の入ったものと鳳凰の画がAです。2つとも染料ではなく顔料を使用した「捺染」と言う技法でつくっています。

@のように1枚の型で1色でつくると見た目はシンプルですが、デザインを細かい線で表現したり、逆に形を極端にまで簡便化したりしてつくると、1色でもかなり凝ったおもしろいTシャツができると思います。これは花札の線のおもしろさを出せたらと思ってつくりました。 「えー、やっぱりTシャツはいっぱい色を使いたい。」という場合はAのように、色別に型をいくつか彫って1つの模様をつくることができます。この鳳凰は色を使って豪華さが出たらいいなあと思ってつくりました。

写真の3点は私の好みでつくったもので、「こんな柄がいいよ。つくるといいです。」なんてまったく思っていません。「染色ってTシャツとかもつくれるよ。楽しいよ。」って言いたいだけのものなので、「えー?染色行ったら、あんな趣味のものつくらされるの?」とか思わないでくださいね。。大丈夫。ただのサンプルですよ。好きなものがつくれます。。。エレガントな柄の好きな女性も、いかつい柄が好きな男性も、スタイリッシュな柄や、かわいい柄が好きなあの人もこの人も。いろんなTシャツつくれます。何人かの受講生さんは、自分用と子供さん用、お孫さん用にTシャツをつくるそうです。いいのができるといいなあ。

頑張って作品をつくっていらっしゃる受講生さんたちを見ていると、技法などの指導以外に、「自分のつくりたいものをつくる」そんな環境を常につくれるお手伝いもできたらいいなあと、いつも思います。もっといろいろつくれるものを考えたい。染色を楽しんでもらえることが1番嬉しいので。いろんなものをどんどん手づくりして充実感を味わってもらえるように、今の受講生さん、これからの受講生さんといっしょに、またちょっとずつ素敵なものをつくっていけるといいなあと思っています。みなさんよろしくお願いします。

それでは失礼いたします。

染色工房  内田晴子

2007年6月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房指導員)

内田 晴子 (染色工房指導員)

こんにちは。おひさしぶりです。みなさんいかがお過ごしですか?染色工房の内田晴子です。やっと暖かく良い季節になったなあと思ったら、じきに梅雨ですね。今年はちゃんと適量の雨が降ってくれるといいなあと思っています。
 本当は染色の作業的に雨は効率が悪くなるし、気を抜くと失敗しやすくなるし、個人的にも雨は車の運転も恐いし、髪もまとまらないし嫌なのですが、最近はあんまり暑くない夏だとか、大して寒くない冬だとか、四季がはっきりしないことばかりなので、梅雨くらい梅雨らしくなるといいなあと、半ば祈るような気持ちでいます。

受講生さんがまた、紫陽花をモチーフに染めたいなあと言ってくれるような、素敵な梅雨になりますように(-人-)

さて今回は私が日頃、素敵だなあと思っていることをかいてみようと思います。クラフトパークのどこの工房でもいらっしゃると思うのですが、染色工房にも、ご自分でつくられた作品をご家族やお友達、大切な方々に贈る受講生さんがよくいらっしゃいます。染色工房では、それがショールだったり、あと手拭いだったり、他にもいろいろありますが、あ!以外に浴衣も多かったりします。

ショールや手拭いは、つくるには手ごろな大きさで、技法にもよりますが、シンプルな型染めや浸染なら、すこしくらいの量産なら比較的楽にできてプレゼントに向いていると思います。贈った方にとっても喜んでいただけるみたいで、「あのショール、すごく喜んでもらえたよ!他の人も羨ましがってたから、今度はその人にも染めてあげるねん。」と聞くと、「うんうん、頑張って染めてたもんなあ。次のもいいのをつくりましょう。」と私も嬉しくなります。

しかし浴衣をプレゼントするのは、いつもすごいなあと感心します。なにがすごいかって、まず大きさ。浴衣はまず生地のまま染めていきます。幅37〜41cm程度、長さは13mほどの生地を染めていきます。それを型染めなら捺染台をいう長い台で糊置きしたり、廊下に張って、刷毛で引き染めしたりしてつくっていきます。染めるだけでも大変なのに、浴衣は縫製も要りますから、呉服屋さんに頼むか、できる方はご自分で縫われます。すごい。浴衣はとにかく手間がすごい。でも達成感は半端なく素晴らしいものです。染色工房に来るからには、一度は染めてみてもらいたい!今までの文章からしたら、すごく大変で難しそうに思えたかもしれませんが、受講した当初「浴衣なんて、私には無理無理無理!」と言っていた方もとっても素晴らしい浴衣をつくってらっしゃいますから、染色未経験者のみなさんも染色工房に来て、どーんと浴衣を染めてみませんか?近年、浴衣が注目されているようで、市販の浴衣も最近はとっても素敵なものが多くなりましたが、やっぱり自分の手づくりの浴衣は格別です。袖を通して表に出ると、うまく言えないのですが、なんともいえないうずうずした嬉しさと誇らしさが、「ああもう、ほんっとに夏っていいよね!!」という気分にしてくれます。この気持ちは染めて着た人にしかわからないかなあ。「浴衣なんて着ないから要らない。」と思っている方も、きっと染めたら着たくなる。思い出に残るよい夏の宵になりますよ。

あ、でも、たまに見学や体験教室に来られた方の中で、体験教室で浴衣をしたいとおっしゃる方がちょくちょくいらっしゃるのですが、いくら「みなさんできますよー。」と言っても、基礎を学んでからようやくつくっていけるものであって、初心者の方が、半日で出来るものではないので、浴衣は体験教室ではできません。許してくださいね。染色工房の創作教室に来て、一緒につくりましょう!

あれ?なんだか浴衣の話になってしまいましたが、プレゼントの話でしたね。

これを書いているころ、プレゼントするために作品をつくっていた方がいらっしゃいました。ほんの一部ですが、お二人紹介してみようと思います。おひとりは奥野淳さん、もう一人は大貫順子さん。お二人とも金曜日の夜間の教室を受講している方です。

では最初は奥野淳さんから。奥野さんは今回、冬生まれのお友達に、たまには夏物のプレゼントをあげたいということで考えた結果、祇園祭の時、お友達が絞りの日傘を見ていいなあと言っていたこともあって、日傘をプレゼントすることにされたのだそうです。

日傘は生地を染めてから仕立てに出すこともできるのですが、うちの工房では、もうすでに日傘の形になっている仕立てあがりのもの、わかりやすく言うと、白い日傘を布の部分をはずして染めていきます。日傘を染めるのは受講生さんに人気があって、春が近くなると染め始める方が多くなってきます。仕立て上がりの傘は型染めがしにくいので、ろう染めで制作される方がほとんどです。

奥野さんも以前、ろう染めでとてもきれいな日傘を2本、ご自分用に染められたことがあります。今回は絞り染めなのですが、奥野さんは絞り染めで浴衣もつくったことのある、絞りのとても上手な方です。いつも通りサンプルをつくり、絞りの模様の出方や染め色を慎重に確認し、お友達のイメージに近づくよう、とてもていねいにひとつひとつ絞って染めていきます。

イメージ奥野さんがご自分用に染めた日傘のうちの1本に深い赤の日傘があり、それをみたお友達の頭の中に、その色の印象が強く残ってらっしゃるようで、「あの色よりも少し茶色っぽく。」というご希望に応えるために、サンプルを染めながら、本番の色がきれいにいくように調整していきます。サンプルを基にして、本番はサンプルの時より茶色を多くして染めると、ちょうど思った色になり、水玉模様の絞りも、予想通りきちんと、とても可愛くきれいに出ました。上品でかわいらしい日傘です。

イメージつくったご本人も「あげるのが惜しいくらいの満足な仕上がりです。自分のも染めようかなあ。おうちにもう3本日傘あるけど。」とおっしゃっていました。

相手のことを考えながら一生懸命につくった、心のこもったプレゼントをもらうのって、とても嬉しいものだと思います。「喜んでもらえるといいなあ、大切にしてもらえますように。」と私も密かに願っています。

 さて次は大貫さんですが、母の日父の日用にTシャツをつくられました。シルクスクリーンで刷った、マッターホルンの絵のTシャツ。

これは今回つくるのが初めてではありません。この絵のスクリーン版自体は2年ほど前につくったものです。当時大貫さんは、大貫さんのお母さんの撮ったマッターホルンの写真を線描で絵にしてシルクスクリーンの版をつくり、何枚かTシャツをつくられました。そのとき旦那様のご両親にもプレゼントされたと聞いていました。

ちなみに、そのTシャツは、それを着て愛・地球博に行ったら、スイスパビリオンのスイス人と思われるスタッフが、「いいですね。そのTシャツ、知ってますよ。マッターホルンでしょ?(外国語だったので、ジェスチャーなどから予測)」といったほどのものです。

それからというもの、旦那様のお父さんはずっと旅行に行くたび、そのTシャツを持っていって着て下さっていたそうです。

そして先日、お義父さんがアンコールワットに旅行されたとき、そのTシャツを着ていたら、他の観光客の方に、「それってマッターホルンですよね?スイスで買ったんですか?」と聞かれ、「いやあ、これは嫁がねー、つくってくれたものでー。」と答えながらとてもうれしかったのだそうです。でも、もっと着て行きたくても、いつも旅行に着て行ってくださっているから、若干Tシャツもくたびれてきているようで、「だから、もう1枚欲しい。」とお義父さんに、「それなら私も。」とお義母さんにもお願いされたのだそうで、2年ぶりにつくることになりました。

イメージ自分のつくったものが、こんなに大切にしてもらえるなんて幸せなことだなあ。またつくってあげたいと思ってしまいます。今回の大貫さんも、あんなに着てもらえるならと、よい生地のTシャツを選ばれましたし、スクリーン版で顔料を混ぜたバインダーを刷ってから、すこし手間をかけて、金や銀の顔料を入れて、前回のものより、さらにグレードアップさせていました。黒地に白の模様に金がかかっているTシャツがお義母さんの、グレー地に焦げ茶の模様に銀がかかっているものがお義父さんのです。

とってもかっこいいTシャツになりました。今回もとってもきれいに刷れました。銀の淡いきらきら感が渋い。マッターホルンの字のところも、金がかかってるのもいいなあ。今度のも、お二人ともに気に入ってもらえますように。

イメージ 大貫さんは、「この柄のTシャツつくるのは、すでに10枚目。でも初めて今回金や銀を使って、今までとは全く違うTシャツになりました。このシャツ着て、もう1回スイスに行ってほしいなあ。」とおっしゃっていました。

手づくりのプレゼントは、贈る方もいただく方も特別な気持ちになるものですね。言葉にしにくいときの気持ちなんかを伝えるのによい手段だと思います。

例えば、知らない人から手づくりのものをいただくと、「ちょっと恐い。」と思っちゃう方が多かったり、相手と自分の関係のバランスを考えず、相手の想像を超える手づくりっぷりを発揮しちゃうと、「おまえ、なんか重い。」とか言われちゃったりするのは、手づくりのものって、贈り手の気持ちが、どーんと直接伝わってしまうものだからなのかなと思います。

だから独りよがりじゃなく、自分の大切な人のことを考えて、手づくりのものをあげると、自分の想いがとても伝わりそうな気がします。どれだけ感謝しているか、大切に思っているか。
  市販のものはとってもきれいだし、手間を考えたら、きっと「買った方が安い。」という方も多いと思うけど、たまには、だれかを想いながら、ゆっくり時間をかけるのもいいものだと思います。

あ、でも、つくるのが上手になって、たくさんあげてしまわないようにご注意を。

手づくりはここ一番というときでないと、「あれ?最初は感動してくれたのに、最近あたりまえになってないか?」なんてことになっちゃいますよ。人によりますけどね。

ちょっとつくってみたくなってくださった方。まずは体験教室からどうぞ。じっくりものづくりを始めてみたい方は、創作教室へお越しください。

みなさまのお越しを、首をとっても長くしてお待ちいたしております。

それでは失礼いたします。

染色工房  内田晴子

2006年9月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房指導員)

内田 晴子 (染色工房指導員) こんにちは、お久しぶりです。染色工房の内田晴子です。まだまだ続く暑さの中、いかがお過ごしですか?前回の指導員日記から、もう1年。早いものです。
 「さあ、今回は何書こうかなー、あれ?前は何書いてたっけ?」と思い、読み返してみると、織とのコラボレーションバッグの体験教室のことを書いていました。ふむふむ、おお、たった1年前のことなのに、なんだかなつかしい。あの時来てくださったお客様、ありがとうございました。今の染色の体験教室はステンドグラスとコラボしています。和紙とガラスでできた素敵な時計ができますよ。詳細は、同ホームページ上の「1日体験教室」をご覧ください。皆さん遊びにきてくださいねー。
 おっと話が少しそれてしまいました。 さて、なんの話題にしましょうか。んー、では染色工房よもやま話ということで。

今日も染色工房では、受講生さんたちが色々な作品を制作していらっしゃいます。浴衣、暖簾、日傘、バッグ、額物、壁掛け。他には、袱紗、小さいお人形の服、今推奨されているエコバッグ、とその日本版の風呂敷、ショール、スカーフ、Tシャツ。他にももっともっとあります。最近始められた方も、ベテランさんも、皆さん一生懸命、心を込めてつくっていらっしゃいます。つくるものによりますが、そのほとんどが1日2日でできるものではありません。制作途中のものを全部天井から吊るして保管しています。作品点数が多いので、途中のものとはいえ下から見上げるとかなり見応えがあります。天井を見上げるといろんな色、いろんな技法のものがあり、しかも毎週少しずつ作品が完成に向かっていくのがわかるので、どの曜日のどの時間帯の受講生さんも、「あ、あれ進んでるー。」とか「これこんな風になると思わんかったー。いいなあ。」「私、次こんなんしたいー。」「やあ、私も頑張らんとー。」とか話しながら、制作の合間、知らず知らずのうちに凝った肩や首を回しながら、休憩がてらに見るのを楽しみにしてらっしゃいます。

イメージ
染色工房の天井です。
まだまだこれから色が増えていきます。

つくっているご本人達も「きれーい。」と見とれてしまう、わが染色工房の天井。体験や見学で来られたお客様は大体もっと感動してくださいます。「すごいねー。きれいねー。こんなんできたらいいねえ。」そういわれると、作品を褒めてくださったことと、少なからず染色に興味を持ってくださったことで、「うふふふふ、そうでしょう、そうでしょうとも。えへへへへへ。」ととても嬉しくなります。

ただ天井に吊っている分は、ろう染めや型染めがほとんどなので、絵画的なものが多いのです。どこの工房の技法もそうだと思いますが、染色もろう染めや型染めなどをするとき、最初にきちんとした計画をたてます。どのようなデザインにして、どのような工程で染めていくか考えます。ろう染めは布の上に直にろうを置いて、型染めは、型紙を使用して染めていきます。いずれも最初の段階でデザインができあがっていないと正確に進んでいきません。

イメージ
うちの看板熊です。
布自体も受講生さんの作品です。

「えー、デザイン描くのー?あーもう私無理、その段階で絶対無理やわ。だって絵心無いもん。下手やのに人前で描くのとか恥ずかしいわ。」って、今言った方!その言葉です。制作途中の作品を見たお客さんのほとんどがそうおっしゃいます。ああ、「私、絵描いたことないけどできる?」って聞いて欲しい!!「絵が描けないから染色を始められない。」それは大きな誤解です。絵を描いたことが無くっても、絶っっ対大丈夫!!うちの受講生さんたちも初めて来られたとき、「絵とか描いたりされます?」という私の問いにほとんどの方が、「いや、全然。」と答えられます。それはもう絵が上手にかけることにこしたことはないし、絵心があるなんてすてきだと思います。実際、受講生さんの中には、びっくりするくらい絵が上手な方達もいらっしゃいます。世の中には絵が上手にかける人達がたくさんいますが、「私は芸術の申し子でかなりの天才なので、初めて描いたときからすばらしい絵でした。」なんて方はいても少数。あんまりいないんじゃないかと思います。好きだから描くし、描くからどんどん上手になっていくんだと思います。「全然描いたことないし、染色なんてしたことないよ。」と言って、染色を始められた方も最初は慣れない手つきでも、つくっていくうちに、線がどんどんきれいになって、それぞれの個性が自然と表現されたとても素敵な作品をつくっていらっしゃいます。あー、受講生さん全員の作品をみてもらいたいなあ。もう始まっているのですが、9月10日まで染・織合同の受講生作品展を開催しておりますので、是非是非お越しください。力作ぞろいでございます。
(開催日時などは同ホームページの「展示案内」をご覧ください)
ちなみに絵心というのは、
絵心 えごころ 1 絵をかく心得や趣味。また、絵を理解する能力。「―がある」 2 絵をかきたい気持ち。「―が動く」
という意味で、皆さんが思っているような上手に描く能力とか、素敵な絵が描ける先天的なセンスというイメージとは少々違うようです。「でも1の意味やったらなおさら無いわ。」とおっしゃる方、2があれば問題なし。むしろ「染色してみてもいいなあ。できるかなあ。」という気持ちがあれば素敵なものが作れますよ。

イメージ
出来上がった作品をパソコンにとりこんで葉書に。
受講生さんにいただきました。

染色工房は2つのコースに分かれており、
 「スケッチから一から勉強したい、技法に興味がある。いろいろ知りたい。」という方は、染色作家の柳樂剛講師担当のカリキュラムコースへどうぞ。基本的に課題に沿って制作してまいりますので、型染め、ろう染めなど全体的にまんべんなく、かなりの知識と技術を身につけることができます。

「課題じゃなくて、あんなのとかこんなのとか自由に好きに染めたいの。」という方は、自由制作コースへどうぞ。私が持つ限りの能力を駆使してアドバイスとお手伝いをさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。「絵は自信ないけど、布染めてみたい。」と思ってらっしゃる方。大大大歓迎です。両の手ひろげてお待ち申しております。

いずれのコースも興味があれば、絵に自信がある方もない方も、是非是非きていただきたいと思っております。どんなところかちょっと見てみたいときは、冒頭で紹介しました1日体験教室へ遊びに来てください。お待ちしておりまーす。

くわしくは同ホームページ上の「創作教室」「1日体験教室」等をご覧いただくか、クラフトパークに直接お問い合わせください。

この100円均一、300円均一で大概のものを安く買えちゃう世の中で、自分の手で、たった1つのオリジナルのものをつくりたい。それをそばに置いて生活したい。身に着けて街を歩きたいとか、そういう想いが私は好きです。

イメージ
ペンギン好きの受講生さん日傘。
日傘以外、浴衣、バッグ、
なんでも自分の好きなもののデザインで染めることができます。

受講生さんが染めた布を一度家に持って帰ってバッグなどにしたり、額に入れたり、完成させたものを講座のとき持ってきて見せてくださるのですが、そんな時いつも、その方その方の作品に対する愛情を感じます。みんなで完成品を見ながら「こないだ縫ってきてん。」「わあ、いいね。よいよね。いいのができたね。おうちの人とか、お友達にいっぱい自慢せんとねー。」「もう自慢してきたよ。」「はやっ!」「今度はこうゆうとこもっと上手にしたいな。」「できるよー。」「できるかな?」「絶対できるよー。」とか和気あいあいとするのもとても楽しいです。クラフトパーク染色工房。私が言うのもなんですが、実におすすめしたいところです。

今回は、よもやま話ということでしたが、技法とか色々書いても、やっぱりやってみないとわからないかなーと思い、絵を描くのに抵抗がある方が多いみたいでしたので、「絵を描くことはハードルではないということと、教室の雰囲気みたいなものが伝わるといいなあ。」と思って書いたのですが、逆にわかりにくかったでしょうか?ごめんなさい。

私自身、趣味で習い事するか決めるとき、そこではなにがどれだけ学べるかより、「あのー、すみません。こんなド素人の私ですけど、いやな思いせず楽しくついていけるもんですかねえ?やっぱりやったことなくて物分かり悪いとおいてけぼりにされちゃいますか?えーと、先生は優しいでしょうか?失敗すると怒られたりします?オドオド。」ということばかり気になるほうなのでこんな日記にしてみました。

習い事でものづくりを始めるきっかけなんて「やったことないけどしてみたいんだあ。」というくらい何にも気にせずシンプルなほうが、なんだかすごく楽しそうでいいんじゃないかなーと勝手に思っている次第でございます。だって例えば「習い事を始めるからにはやはり美しいものをつくらなくてはっ!」とか「己のすべてを染色を用いることによって表現するのだっ!」という考えも、もちろんとても大事だと思うんですけど、生活のエッセンスとして習い事を始める場合は、すこーし力を抜いてもいいかもしれません。はじめから非常に高い志をもってしまうと、上手くいかないとき楽しくなくなっちゃうので。

それでは失礼いたします。

染色工房  内田晴子

2005年9月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房指導員)

内田 晴子 (染色工房指導員) こんにちは。お久しぶりです、染色工房の内田晴子です。さあ、そろそろ夏も終わりですね(^・^)皆さん、どのような夏の思い出ができたでしょうか?海に行ったり、山へ行ったりとか、海外へ行ってきたよ、なんていう人もいらっしゃるでしょうね(^^♪あ、きっと夏の日光の苦手な私のように、"わー、暑そうだなー。家出るのやだなあ。"とか思ってる間に、どこにも行けずじまいで9月になってしまった人もいますよね。あんまりいないかな。

こんなにいるのか、人って。と思った夏休みも終って、人も少なくなったから何処か出かけようかな。と思っている方。海も山も堪能して夏の遊びは飽きたけど、まだ遊び足りない方。とりあえず今年の夏の思い出を作りたい方。秋を前に湧き上がる創作意欲に駆られている方。涼しい所なら行ってもいいと思う方。クラフトという言葉を最近辞書で引いた方。忘れてならないクラフトパークの受講生さん。そんな皆さんも、そうじゃない皆さんも、一度、「染色&織物工房のコラボレーション企画 染と織のレトロバッグ」作りを体験しに、クラフトパークへいらっしゃいませんか(^・^)?

6月から実施しております「染色&織物工房のコラボレーション企画 染と織のレトロバッグ」ですが、開講当初より「一度に染と織の両方が楽しめて得した感じ。」「2時間半で鞄ができるなんて嬉しい。」などなどご好評いただいております。8月中旬までは、少し大きめの手提げ風のバッグでしたが、お手持ちの鞄に入る大きさのものが欲しいというご意見にお答えして、8月21日の親子クラフトを境に、形を変更させていただきました。写真の通り、口を紐でしめる信玄袋の形となっております。上の柄の部分が染色で、下の部分が織物なのは従来どおりです。

イメージ簡単にレトロバッグ完成までの工程を説明しますと、まずは、上部の染色の布部分を型染めという技法を使って染めます。そしてその後、下部の織物の布部分をインドシルクで平織りし、後は袋の形に縫製して紐を通す爪をつけ、そこに紐を通して出来上がりです。(場合によっては染、織が逆の工程になります。)

こう聞くと、えー、なんか大変そうと思われるでしょうが、いざ体験するとあっという間なんですよ(^^♪少し珍しいのは、普通の口に紐を通す巾着とは違って、紐を通すために口に紐通しの爪をつけていることでしょうか。あまり見たことがないと思いますが、印伝の信玄袋などによく使われています。その爪のおかげで縫製も楽な上、見イメージた目も普通の巾着より上品に仕上がります。袋自体は下部がざっくりとした風合いの織物になっておりますので、ものを入れていただくとふんわりとした形になりますし、見た目よりも物が入るので、鞄に入れてご使用するだけでなく、レトロバッグひとつでちょっとそこまでお出かけしていただけるかと思います(*^_^*)

このレトロバッグは、お知り合いの方などへのプレゼントとしても重宝していただいております。初めての女性の方は、プレゼントとして作りに来ていただいても大歓迎ですが、まずご自分の物として作りにきてみませんか?男性の方はお世イメージ話なっている女性にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?手作りの充実感を味わいたい方、バッグが作ってみたい方はもちろん、暇つぶししたい方も一度遊びに、体験しにいらしてくださいね(^^♪ 

日程や時間などの詳細は、同ホームページ上の「一日体験」をご覧ください。スタッフ一同お待ちしております(^・^)?

それでは失礼いたします。

染色工房  内田晴子

2004年11月
■担当■ 内田晴子(うちだはるこ)(染色工房指導員)

こんにちは。初めまして。 今回の指導員日記を担当させていただきます、私、染色指導員内田晴子と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて染色工房といえば、先日9月19日に行われた受講生が自分で作った浴衣を着て集まるという“浴衣祭り”が記憶に新しいと思いますが(?) 、今回はさらに記憶に新しい、10月23,24日に行われたクラフトパークフェスタを裏事情も少し加えて報告をさせていただきます。

5周年にあたります今回のフェスタのテーマである“!”にふさわしいワークショップをとスタッフで考えたところ、藍に染めたTシャツやバンダナを型紙と抜染糊を使って模様を白抜きにしてしまおう!という案がでました。それからというもの、スタッフ全員フェスタへ向けて、昼はTシャツを藍で染め〜、夜はよなべで型を彫る〜と身も細りそうな(残念ながら私はちっとも細りませんでしたが)準備をいたしました。でもお客様方の喜ぶ顔を思い浮かべると、すごく楽しい準備でした。
いざ当日。スタッフみんな各自手製の藍のTシャツに身をかためました。指導員の北野氏は“ぷくぷくぷりぷりしてるところがすてき!”なランチュウ(金魚)デザイン。アシスタントの山本氏は“すごくしっくり似合っていますね!”骸骨デザイン。お手伝いにきてくれた受講生の山本さんは“背中のお福さん。本人に激似!”の小梅デザイン。そして“私はだから姐さんじゃありませんてば!”龍デザイン。お客様にとって、よいサンプル&マネキンになったようです。肝心のお客様も両日ともに午前午後、満員御礼で本当にありがとうございました。スタッフ一同大変感謝しております。
まずはサイズの合う藍染めTシャツと気に入った型紙を選んでいただいて、さあここから北野氏による工程の説明です。ここでその内容をかいつまんで説明いたしますと、Tシャツを板に張り、その上に型紙を置いて、さらにその上から型紙がずれないために紗枠という網を置きます。そしてさらにその上から、コマベラというへらで藍の色素を漂白する抜染糊をのせていきます。糊が乾いたらスチームアイロンをかけ、水で糊を落とし、お湯洗い、そして乾燥。これが抜染という技法です。と、まあ工程自体はまことにシンプルなもので…、え?染色工房なのに最初に染められていて、染めの工程がない?いえいえ、そこが“!”なところなのです!
説明が終わってからは、それぞれの作業に移ります。限られた型紙で皆様、オリジナルのTシャツ、バンダナを作ろうとだいぶ試行錯誤されたご様子。1枚のTシャツに型をところ狭しとおかれる方、超ワンポイントな方、いろいろいらっしゃいました。染色工房の型紙は少しマニアック(?)という噂もありましたが、皆様とても素敵な仕上がりでしたよ。
旦那様のために作られた奥様方。お孫さんと来られたおばあちゃん。おばあちゃんは、もう一人の鶏の飼育係をしているお孫さんのために作ってらっしゃいました。軍鶏のTシャツ。渋い。“また御自分の分も作りにいらしてくださいね。”あとは染色の受講生の方も多かったですね。さすが!糊置きが手慣れてましたね。今度は授業で、自らが彫った型で作ってみてくださいね。それにしても皆様全体的に本当にお上手でした。それはもう創作教室の方にも来ていただきたいくらいでした。みんなで染めを楽しみませんか?(とさりげなく勧誘。)心を込めて作った出来上がりの作品を見ているお客様の顔がとても嬉しそうだったので、スタッフ一同本当に幸せです。
好評だった藍染Tシャツ&バンダナ、またいつの日か体験コースで…。!、体験コース?もうひとつお知らせしておきたいことを思い出しました!現在行われている、染色工房の体験コースの宣伝です。染色の体験コースは毎週日曜日と水曜木曜日、祝日におこなわれております。今は伊勢型紙を使ってショールを作っています。伊勢の職人さんが彫った、芸術品といえる伊勢型紙を使用し、染料を混ぜた糊(色糊)で染める、捺染という技法を用います。ショール地は麻レーヨン地、50cm×200cmと大判になっています。肌触りも最高ですよ!しかも次回来ていただいたとき、オリジナルのショールを作ってもらえるように、型紙と型の彫り方説明書のおまけ付き!この体験内容は(手前どもで言うのもなんですが)なかなかの人気ですので、皆様ぜひご参加ください。とても素敵なショールですよ。スタッフ一同お待ちしております!
さてクラフトパークもいよいよ6年目に突入いたしました。これからもクラフトパークをよろしくお願いいたします!!
…なんか今回やたら“!”が多かったなぁ。

2003年11月
■担当■ 北野 静樹(きたのしずき)(染色工房指導員) その2

北野: 指導員日記!第二回目ということで…こんにちは染色工房、北野です。
内田: こんにちはアシスタントの内田です!本当に寒い日が続きますが皆さん体調を崩されていませんか?
北野: さて…今回は「クラフトパークフェスタ2003、JOINT」…長いなぁ「フェスタ」にしましょうか…そのフェスタの見所を紹介いたします…といいたかったのですが…
内田: もうフェスタ終わっちゃいましたねぇ〜
北野: いや〜準備に精を出しすぎて、日記を書く余裕が…ねぇ…
内田: いいわけにもならないですね。
北野: スイマセン…
内田: でも無事にフェスタが終わって良かったですね〜
北野: 本当に!忙しかったけど楽しかったですね!私達も一生懸命準備した甲斐がありました!
内田: そういえば、今回のフェスタで「JOINT」というテーマがついていましたが…皆さんは(お客さん)は知っていたのでしょうか?
北野: そうですね〜毎年テーマ、サブタイトルが決まっていますね。ちなみに去年は「楽/らく」でしたね。そして、今年は「JOINT/ジョイント」!!このテーマに関連したイベントが数多く行われましたね。
内田: 例えば、ステンドグラスとキルンワークのガラスの仮面づくり!!
北野: そうです「JOINT」です!
内田: ステンドグラスのガラスをカットする技術とキルンワークのガラスを溶かす技術を使った見事なJOINTでしたね!!
北野: 陶芸工房主催の「お茶席」は受講生の作った器を使ったものでしたね。当日は受講生もお手伝いしていましたね。
内田: 「JOINT」「JOINT」ですね!!
北野: その他にも講演会では「木綿文化」について、大阪芸術大学教授、井関和代先生が講演されました。
内田: その「木綿文化」、主に河内木綿のお話でしたが、そのテーマに繋がる特別体験を織物工房や染色工房で行いました!
北野: 我ながら見事な「JOINT」ですね〜
内田: 織物工房の「糸つむぎ」では普段、何気なく使っている綿の布がどうやって、紡がれ、織られていくのか…本当に興味深い体験でした。
北野: 木綿の布って今では機械で紡がれ、織られ、簡単に手に入るものだけど、昔は一本の糸と一枚の布を手に入れるのにとても複雑な工程があったのかと、私達も勉強になりましたね。
内田: 染色の作品も織られた布がないと染めることができないですから…一本、一本、紡ぐ工程を見ていると、安易な気持ちでは染められませんね。
北野: 本当ですね。
内田: さて、さて、私達染色工房はというと…
北野: 木綿の布を藍で染める!「型染め」という模様を染め出す技法をつかってハンカチやランチョンマットを染める特別体験!「藍・型染め」体験を行いました!!
内田: 伊勢型紙と呼ばれる、三重県、伊勢・白子の職人さん達が精魂込めて彫り上げた型紙をつかい、模様を染められる、フェスタならではの体験でしたね!
北野: 事前に受講生の方々と一緒に伊勢まで見学に行ったのだけど、職人さんのお話やたくさんの専門道具や型紙をみせていただくと、改めて型彫りの難しさや奥深さを感じることができて…この体験を少しでも今回のフェスタに活かすことができていればいいのですが…
内田: 職人さんも親切に色々お話してくれましたし、ぜひまた行きたいですね。
北野: あと去年もだったのですが、今年の体験教室でも受講生の方々に色々とお手伝い頂きました!!
内田: 皆でおそろいのTシャツ、エプロンを着て!!楽しかったですね〜!
北野: 普段は習う立場の受講生の方が私達と一緒になってお客さんをお出迎えしていただいたのですが…去年もお手伝いしていただいたせいか…
内田: 慣れてましたねぇ〜誰が本当の染色スタッフかわからないくらい、親切・丁寧にお客さんに接してくれてましたね。
山本: ホント、スタッフ「かた」なしですね〜
内田: !!!
北野: おっ!うまいコト言うね〜 って山本くん!居たの!!
山本: 隣で型紙を彫ってました!「しおり」が彫りあがります。もちろん布にも染められますよ!
北野: そりゃ今回の特別体験でしょ!もうフェスタは終わったの!!
内田: 山本くん…その型紙、「つり(染色用語)」忘れてない?
山本: あっ…
北野: え〜っと、まだまだフェスタも語りつくせないことがあるのですが、今回はこの辺りで…
内田: また皆さんに楽しんでいただけるイベントをスタッフ一同、考えて行きたいと思っていますので、今後ともクラフトパークをよろしくお願いいたします!!
北野: 山本くん最後に一言!!
山本: 染色トリビア…「伊勢型紙は昔、子安観音寺(近鉄鼓ヶ浦)にある不断桜の葉の虫食い穴がヒントとなり考えられたという言い伝えがある…」
北野:内田:「へぇ〜」×85
  (11月1日 創造空間「遊」にて)

2003年11月
■担当■ 北野 静樹(きたのしずき)(染色工房指導員) その1

北野: 今月の「指導員日記」を担当します、染色工房指導員の北野 静樹(きたのしずき)です。ど〜ぞ、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。そして…
内田: ハイ!いつも北野さんにこき使われている、アシスタントの内田 晴子(うちだ はるこ)です!よろしくお願いします!
山本: アシスタントの山本 将史(やまもと まさし)…みんなからはモッチと呼ばれています。ど〜ぞよろしく。
北野: さて…おかげさまでクラフトパークも先月(10月)でまる4年目を迎えまして、また私達も気持ちを新たに活動していきたいと思っているのですが…いやいや早いものですね〜オープンしたのがつい昨日のことのようでしたが、もう4年も経ちましたか!?思えば私もここで働き始めた時は25歳だったんですね〜。
内田: 私は■●歳でしたよ!!
北野: えっ!本当に!?お互い若かったんだね〜。あの時は緊張して振るえた声でしゃべってたっけ…いやな汗もいっぱいかいたしね…毎日が勉強でしたね。
内田: 今でもですよ〜学生だった頃より毎日染色の勉強してますよ!自分がつくる以上に受講生の皆さんの様々な作品には刺激されっぱなしですし…
北野: 本当にこの4年間で色んな作品、色んな人に出会いましたね。カバンやクッションなど仕立て上がると不思議とさらに良くなった作品や暖簾なども実際、家で使っている写真を見せてもらうんだけど、これがすごくその家庭に合っているんだよね〜
内田: そうですね〜あと、今年の夏は染めた浴衣を着て皆で集まりましたよね〜。染めてる時や、飾って見るのとは全く違って、一人、一人に似合った浴衣が完成しましたね。あれは良かった!!
北野: 使い道や用途がハッキリしている人の作品は指導していて面白かったなぁ。
内田: そうですね、将来「飲み屋さん」を開きたいからお店の名前が入った暖簾ばかり作ったりする人とか…。
北野: そうそう、陶芸でも器やお銚子なんかをすでに作ってありましたね。
内田: 「あとは暖簾とランチョンマットをつくるだけなんですが…」と、もう開店したのかなぁ〜?
北野: あと、ケーキ屋さんの方も来てましたね!お店ののぼりやタペストリーを作っていました。
内田: あの方は忙しかったですね!!夏ごろにはもうクリスマス用のタペストリーを染めていたり…。
北野: クリスマスが終わればお正月→バレンタイン→ホワイトデー…そう考えると1年ってはやかったなぁ…。
内田: 年もとるはずですね〜。
北野: …う〜む。
内田: 4年目といえば毎年、この時期に記念行事をやっていますね!!
北野: おっ!良いフリですね〜!さっすが有能アシスタント!!そうです、今年は11月の23日・24日に4周年記念行事「クラフトパークフェスタ2003 JOINT」を開催しますよ!!毎年恒例になりました記念イベント…まぁ、「お祭」をやるのですが、今年も各工房とも、この4年の経験と実績をふまえ、様々な出し物を企画、準備している最中です!!
内田: 通常の体験では作ることのできない「特別メニュー」の体験教室があったり…
北野: しかも格安なんだよね〜
内田: 有名な作家さんによるデモンストレーション…いわゆる作品制作風景を見ることができたり…
北野: あとは講演会からお茶席まで!!指導員、受講生、お客さんが一緒になって楽しめるイベントになっていますね〜。
内田: 当日参加できるイベントやクラフトショップにも販売作品が充実していますしね!本当に良い季節ですし、芸術の秋を満喫するにはうってつけですよね〜。
北野: 宣伝はこれくらいでいいのかなぁ?ねぇ竹内さん。
内田: くわしくはパンフレットやこちらのサイトにもくわしく載っていますよね。
北野: そろそろ時間ですので今回はこれぐらいに…次回はフェスタの見所や染色工房の特別体験教室などの紹介をしたいと思います!!
内田: それではまた…って、山本さん!!一言もしゃべってないじゃないですかぁ!!
山本: ずっと聞いてましたよ…
北野: え〜っと、また次回よろしくお願いしま〜す。
  (11月1日 創造空間「遊」にて)