吹きガラス Glass Blowing

現在、吹きガラス教室は休講しております。

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2013年8月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

みなさまお久しぶりです。今回指導員日記を担当させていただきます吹きガラス工房常勤指導員の清井です。
連日猛暑日が続いていますがいかがお過ごしですか、吹きガラス工房内は気温が40度を超える日もあります。


今回はガラスの窯のお話をします。ガラスを熔かしている窯の事を熔解炉といいます。吹きガラス教室の受講生のみなさんが制作している熔解炉のガラスは1200℃で熔かしているのですが、さて、ガラスをどのようにして熔かしているのでしょう?
熔解炉の中身からガラスの原料まで詳しく説明していきます。

クラフトパークのガラス工房の熔解炉は24時間火を絶やさず、焚き続けています。毎日毎日24時間火を焚き続けているのですが、6ヶ月に1度だけ火を止めて熔解炉のメンテナンスをします。中の坩堝(ルツボ:ガラスを入れて熔かすための容器)を新しいものに入れ替え、周囲を綺麗に整えてからまた火をつけます。

火を止めた後の溶解炉 [火を止めた後の溶解炉]

1200℃の熔解炉は、火を止めてから常温に冷めるまでに5日ほどかかります。
前面の扉を開けて修復作業にとりかかります。
真ん中にある坩堝の中にガラスが熔けていました。


坩堝の中 [坩堝の中]

冷めた坩堝の底の方にガラスが残っています。


坩堝の内側 [坩堝の内側]

6ヶ月間使っていたので坩堝の内側には鬆(す)が入っています。
下の写真は使用前の坩堝です。


坩堝をとりだした後の熔解炉[坩堝をとりだした後の熔解炉]

坩堝からこぼれたガラスが炉の床にたくさん付いています。


ガラスを取り除いた後の熔解炉[ガラスを取り除いた後の熔解炉]

床にこぼれたガラスをドリルやハンマーを使って取り除いて綺麗にします。


熔解炉の内側を補修する[熔解炉の内側を補修する]

再び坩堝をのせる前に熔解炉の内側に耐火材を塗って補修します。


新しい坩堝 [新しい坩堝]


補修後 [補修後]

新しい坩堝をのせて周りを綺麗にします。


補修作業終了[補修作業終了]

前面の扉を閉めます。


点火する[点火する]

普段の状態の熔解炉の正面。
補修作業が終わったら再び熔解炉に火を入れます。


ゆっくり温度を上げる[ゆっくり温度を上げる]

熔解炉の温度を4日間かけて1300℃まで上げます。
ガラスの原料を溶かすために、作業温度より100℃高い1300℃まで上げます。


ガラスの原料(カレット)[ガラスの原料(カレット)]

ガラスの原料(カレット)を専用の容器に用意する。

カレットとは1度熔かしてガラスになった塊


ガラスの原料(バッチ)[ガラスの原料(バッチ)]

その上にガラスの原料(バッチ)を混ぜる。

バッチとは、ガラスの主原料である珪砂という砂にソーダ灰や炭酸カルシウム等の原料を一定の割合で調合した粉状のもの


ガラスの原料を投入する[ガラスの原料を投入する]

熔解炉に専用の容器に入れたガラスの原料を投入する。


原料を投入した炉の中[原料を投入した炉の中]

一晩かけて原料を熔かし、翌日から熔けたガラスで制作が出来るようになります。
この原料投入の作業は毎週2〜3回行います。


普段の状態の熔解炉[普段の状態の熔解炉]

これで一通りのメンテナンス作業が終わりました。


2012年11月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

みなさまお久しぶりです!今回指導員日記を担当させていただきます吹きガラス工房常勤指導員の清井です。
寒くなってきましたね。早いもので今年もあと2カ月となりました。

10月に開催いたしましたクラフトパークフェスタに来てくださったみなさま、ありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか。

さて、今回の指導員日記では、去る10月6日から8日まで開催いたしました吹きガラス短期集中講座について報告したいと思います。


今年は徳島ガラススタジオより戸田智氏を招いて“ムリ―ニ技法でグラスをつくろう!”というテーマで開催いたしました。

戸田氏の作品
戸田氏
講師 戸田智氏

ムリ―ニ技法とは、四角いガラスのパーツ(ムリ―ニ)をモザイクの様な組み合わせでデザインする技法です。組み合わせ次第で個性ある作品をつくることができます。普段はあまり使わない技法に受講生の皆さんは戸惑いながらも楽しんで制作していました。

 
授業風景
講座風景

この技法はとても手間はかかりますが、決して難しい技法ではありません。
一つ一つ丁寧にすすめていけば、楽しく制作できます。



〈作業工程〉
まず初めに四角いガラスパーツをつくります。

色ガラスで円筒をつくる   筒の中にガラスを吸い込む
(1)色ガラスで円筒をつくる   (2)筒の中にガラスを吸い込む
     
円柱のガラスを四角くする   伸ばして細くする
(3)円柱のガラスを四角くする   (4)伸ばして細くする
     
一辺5mmくらいの棒状にする   この棒を5mm位の長さに切って断面を上にして並べる
(5)一辺5mmくらいの棒状にする   (6)この棒を5mm位の長さに
 切って断面を上にして並べる
     
鉄の板の上に載せて炉の中であたためる   ばらばらのパーツを熔かしてひっつける
(7)鉄の板の上に載せて
 炉の中であたためる
  (8)ばらばらのパーツを
 熔かしてひっつける
     
巻き取る   底を塞いで成形する
(9)吹き竿の先に巻き取る   (10)底を塞いで成形する


〈公開デモンストレーション風景〉

公開デモンストレーション風景1 公開デモンストレーション風景2


〈デモンストレーション作品〉

デモ作品1 デモ作品2


〈受講生作品〉

受講生の作品写真


デモンストレーションでつくった戸田氏の作品と受講生の作品は2階吹きガラス
工房前に展示していますので、クラフトパークに御来館の際は是非ご覧ください。

2011年12月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)<みなさまお久しぶりです。今回指導員日記を担当させていただきます吹きガラス工房常勤指導員の清井です。
最近急に寒くなり、風邪が大流行しているみたいですが体調など崩しておられませんか。
さて、今回は10月に開催したクラフトパークフェスタと9月に吹きガラス工房で開催した秋季短期集中講座について報告させていただきます。
10月23日に開催したクラフトパークフェスタにはたくさんの皆様にお越しいただきありがとうございました。今回初めて開催した‘みんなのクラフト写真展’もとても好評でした。出品していただいた受講生の皆様ありがとうございました。
吹きガラス工房では、吹きガラス制作デモンストレーションを行いました。
今回のデモンストレーションでは、クラフトパークという文字を埋め込んだお皿を制作しました。
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最初に色ガラスでクラフトパークという文字を一文字一文字つくります。
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その文字を組み合わせて鉄板の上に板状に並べ、鉄板ごと窯の中に入れてあたためます。
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全体があたたまって隣り合うガラス同士がくっついたら吹き竿に巻きつけます。
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きれいに筒状に馴染ませます。
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筒の先端を色のついたガラスで塞ぎます。
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全体をあたためて、ふくらませて大きくします。
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よくあたためたら、回しながら広げます。
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木の板を使ってきれいな形に整えます。
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クラフトパークとは少し読みづらいですが、出来上がったお皿は吹きガラス工房に飾っています。御来館の際は是非ご覧ください。


次に、9月に開催しました秋季短期集中講座について報告します。
例年は8月の一番暑い時期に開催していたのですが、暑すぎると体力が続かなくなってしまうので、今年は少し涼しくなってから開催しました。
今年は東京から井上剛氏を招いて‘作品づくりの引き出しを増やそう’というテーマで3日間の集中講座を開催しました。開講日前日には弁天町の市民学習センターをかりて井上氏によるレクチャーも開催しました。
今回の集中講座はクラフトパークで学ぶカリキュラム以外のつくり方を学んで作品づくりの幅を広げていくことを目指しました。専門的なガラス特有の道具を使うだけでなく、身近にあるものを使って道具をつくることもできるということも教わる事ができました。
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実際にワイングラスをつくっている所
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手製の道具で台を広げている所
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簡単そうで難しいボウル
いろいろな作り方をデモンストレーション してもらいました。

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公開デモンストレーションには一般の方もたくさん見にきていただきました。

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3日間で井上氏が制作した作品を吹きガラス工房前に展示しました。

普段の講座では慣れてきたころに終了時間が来てしまって、また1週間経つと半分くらい忘れてしまい、なかなか前に進まないのですが3日間集中して制作が出来たことで、いろんな事が身について皆さん飛躍的に上達出来たと思います。
なかなか出来ない貴重な経験をしたと思いますので、是非今後の作品づくりに生かして良い作品をたくさん制作していきましょう!

2011年1月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井 千夏子 ( 吹きガラス 非常勤指導員 )お久しぶりです。今回指導員日記を担当させていただきます、吹きガラス工房常勤指導員の清井です。毎日寒いですが皆さんいかがお過ごしですか。吹きガラス工房では作業中は今でも暑いので、吹きガラスにはちょうどいい季節です。去年のあの暑い夏を思ったらとても作業しやすくなりました。

今回の指導員日記は、昨年8月に開催した夏季短期集中講座について報告します。毎年恒例になっております吹きガラス夏季短期集中講座、今回は吹きガラス経験2年以上から5年位までの経験の長い受講生10名に参加して頂きました。

今回は東京の専門学校で講師をしている新村竜也氏を招いてモールドワークとケインワークの集中講座を開催しました。

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講師の新村竜也氏

モールドワークとは、ガラスを型(モールド)に入れて模様を付ける技法です。ケインワークとは、色を付けたガラスの棒(ケイン)を使って模様を付ける技法です。吹きガラスで使用するケインは直径5mmから1cm位の太さのものを使います。その棒を長さ15cm位に切って使います。

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新村氏作品

今回の集中講座はつくるものが明確に決まっていたので受講生の皆さんも制作しやすそうでした。まずケインを引いて、引いたケインを切って、ケインを使って何かをつくり、モールドを使って模様をつけて、と次から次へとやることが出てきて、暑いのも忘れて作業をしていました。今でも皆さんの生き生きとした姿が忘れられません。本当に充実した4日間だったと思います。

制作もそうですが、デモンストレーションでも普段見られない技法をたくさん見てすごく刺激になったと思います。新村氏には惜しげもなくたくさんのデモンストレーションをしていただきました。

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デモンストレーション風景

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ガラスをあたためて引っ張るとこんなに伸びます

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引っぱって棒状にしたガラス(ケイン)を吹き竿に巻き取ります

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巻き取ったケインをねじって模様にし、形をつくっていきます

最終日前日の公開デモンストレーションにはたくさんの方々が見学に来て下さいました。
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最終日前日の公開デモンストレーション風景

最終日にはみんなの作品を並べてみんなで講評会をしました。
皆さん満足のいく作品ができあがりました。
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講評会風景


ワークショップ講師:新村竜也

今回このようなワークショップを開催させて頂き、当初はドキドキしていましたが、受講生の皆さまの熱心な姿勢に僕も感銘し、短い期間で盛りだくさんの内容でしたが、とても充実した4日間でした。少しでも皆さんの制作の糧になって戴ければ幸いです。ありがとうございました。

集中講座では1日中しかも連続して4日間吹きガラスができるので、週1回の講座とは違い、吸収するものも多いだろうし、技術の向上も著しいと思います。

今年も短期集中講座、開催する予定ですので、今回受けられなかった受講生の皆さん、
是非今年は受講して下さい!

2010年3月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井 千夏子 ( 吹きガラス 非常勤指導員 ) 今月の指導員日記を担当します吹きガラス工房常勤指導員の清井千夏子です。
今回は基本的な吹きガラスの技法を紹介します。

吹きガラス教室ってどんな事をするのだろう?コップってどうやってつくるのかな?等、吹きガラスを見たことのない方にもわかる様に写真付きで説明したいとおもいます。

吹きガラスはガラスの原料を窯の中で1200度で熔かし、吹き竿と呼ばれるステンレスの中空の竿の先に巻き取って、息を吹き込み膨らませて形をつくっていきます。
クラフトパークではコップやボウル、花瓶などの基本的なつくり方を学びます。

それでは、コップのつくり方を紹介します!

写真 (1)
ガラスを熔かしている熔解炉からガラスを吹き竿に巻き取ります。
写真(2)
巻き取ったガラスを窯から取り出します。
写真(3)
紙りんと呼ばれる、折りたたんで水に濡らした新聞紙を使って形を整えます。
写真(4)
ガラスに息を吹き込みます。
写真(5)
さらにガラスを巻いて大きくし、形を整えます。
写真(6)
さらに息を吹き込み大きく膨らませます。
写真(7)
後で切り離すためのくびれを入れます。
写真(8)
形を細長く整えます。
写真(9)
底になる部分に木の板をあてて平らにします。
写真(10)
つくった底の真ん中のポンテ竿と呼ばれる無垢のステンレスの竿をつけて、くびれた部分から切り離します。切り離した部分が口になります。
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写真(11)
(10)で付けたポンテ竿で作業していきます。今まで作業していた竿は片付けます。
写真(12)
口元をまっすぐにする為にハサミで切ります。やわらかいガラスはハサミで容易に切ることができます。
写真(13)
道具を使って口を広げます。
写真(14)

完成!
写真(15)
ポンテ竿からコップを切り離して徐冷炉という窯に入れます。徐冷炉とは500度から徐々に冷ましていく窯です。ガラスは急に冷ますと割れてしまうので一晩かけて徐々に冷まします。
写真(16)
吹きガラスは高温で熔かしたガラスを扱うので素手で触る事が出来ません。様々な道具をつかいます。
写真(17)
吹き竿とポンテ竿
あらかじめ温めておきます。

2009年6月
■担当■ 清井千夏子(吹きガラス常勤指導員)

清井 千夏子 ( 吹きガラス 非常勤指導員 )みなさまこんにちは。お久しぶりです。吹きガラス工房常勤指導員の清井千夏子です。

最近暑くなってきましたがいかがお過ごしですか?吹きガラス工房では作業中は工房内がとても暑くなり、もうすでに30℃を超えています。

さて、吹きガラス工房は指導員体制が少し変わりました。私、清井は今年の1月から非常勤指導員から常勤指導員に変わりました。引き続きよろしくお願いします。そして、新年度4月からは新しく2名が非常勤指導員として加わることになりました。まず、金曜日午前、午後と土曜日午前、午後担当の霜鳥眞弓。霜鳥は関東のガラス工房や海外のガラス工房で働いた経験があり、頼もしい存在です。 そして、水曜日午後、夜間と日曜日午前、午後担当の辻建考(読み方が難しいですが“つじたけとし”といいます。)辻は今年の3月に大学を卒業したばかりの若さに溢れたフレッシュマンです。 4月から顔ぶれも新しくなりましたがスタッフ一同これからも吹きガラス工房を盛り上げていきますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

2009年度の今後の予定を少しお知らせいたします。

今年も夏には夏季短期集中講座を開催いたします。今年は富山から和田修次郎氏をむかえて、基本的な形を追及するという簡単なようで難しい課題で講座を開催いたします。
講師からのコメント「今回のワークショップは、私が日頃やっている器の仕事を中心に観ていただいて、みなさんと一緒に基本的な形の吹き方をあらためて練習していきたいと思います。私のこれまでの経験が少しでもみなさんのお役にたてればと思います。」

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普段ではなかなか教えてもらうことのできない講師の方が、富山より来て開く短期集中講座です。夏の真っ盛りでとても暑いですが、集中して吹けるチャンスはなかなかないです。 この講座はクラフトパークの吹きガラス受講経験者が対象ですが、講師が作品を制作する過程を見ることができるデモンストレーションは誰でも見学できますので、ご参加ください。詳細はクラフトパークまでお問いあわせください。

10月にはクラフトパークフェスタを開催いたします。今年はクラフトパークの創業10周年ということもあり、普段より盛大に行おうと各工房スタッフ一同いろいろな案を出し合っています。 なんと今年のホストは吹きガラスとバーナーワークです。具体的にはまだ決まっていませんがどんなことをしようかいろいろ検討していますので、楽しみにしていてください。去年に引き続きアートマーケットも行う予定ですので、去年出した方も、出しそびれた方もふるってご応募ください。その他、決まり次第お知らせいたします。

今年度も宜しくお願いいたします。

2008年 9月
■担当■ 清井 千夏子 ( 吹きガラス 非常勤指導員 )

清井 千夏子 ( 吹きガラス 非常勤指導員 )

はじめまして 吹きガラス非常勤指導員の清井千夏子です。
今回初めて指導員日記を担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
今回は、先日行われました毎年恒例の夏季短期集中講座について報告させていただきます。

今年は、日本装飾美術学校と女子美術大学ガラスコースで講師をしている加倉井秀昭氏を講師に招いて開催しました。

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今回制作した講師の作品

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今回制作した講師の作品


今回の集中講座は、まだガラスを始めて半年も経っていない本科Tの受講生から吹きガラス経験4,5年の受講生まで、あわせて12名が集まりました。
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初日のオリエンテーション風景

普段カリキュラムに沿って制作をしている本科Tの受講生は、テーマを与えられて自分でデザインしたものをつくるというのは初めてだったので、最初は戸惑ったと思います。でも日を追うごとに、だんだん自分でつくりたいものも出てきて、最後のほうには皆いきいきと自分でデザインしたものを制作されていました。また、4、5年の経験者の受講生は、普段と違う講師のデモンストレーションをたくさん見たり、教わったりした事で刺激を受け、それぞれ色んなことを学んでいただけたと思います。 5日間という短い期間でしたが、非常に内容の濃い講座だったと思います。

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授業風景 楽しそう
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もうすぐ44℃! 講師のデモ風景
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講師のデモ風景 講師のデモ風景
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講師のデモ風景 最後の日のデモはたくさんの方が見に来てくださいました

吹きガラスというのは短期集中講座を受けたからといって、急にその日からうまくなるというものでもありません。1年後2年後になってから、今回学んだことが役に立つこともあります。今回身についたことが活きてくる事を楽しみにして、9月からも講座頑張っていきましょう!

他のスタッフにも今回の集中講座についてコメントをしてもらいました。

■常勤指導員 森井左紀子
「夏の一番暑い時期に40℃を超える工房の中で一生懸命制作しているみなさんの姿に胸が熱くなりました。加倉井さんの“素材を扱って手を動かしてこそ生まれてくるデザイン”という趣旨の今回の集中講座で、新たなガラスとの関わり方を発見してもらえたらと思っています。受講生のみなさん、5日間本当にお疲れ様でした。」

■非常勤指導員 高田賢三
「僕自身、今回が初めてのワークショップでした。普段の講座とは違った雰囲気の中、新しく多くの人と知り合うこと事ができ、集中講座の期間中は本当に楽しい時間を過ごすことができました。」

■近畿大学からのインターンシップ 小林奈都美
「初めてスタッフ側としてワークショップというものに参加して、催すうえでの楽しさ、大変さを実感することができました。すごくいい経験ができたと思うので、このインターンシップで得たこと、学んだことを活かしてこれからも頑張っていきたいです。」

夏季短期集中講座期間中に制作した講師と受講生の方々の作品を、9月末までクラフトパーク内に展示していますので皆さま是非見に来てください。

2007年12月
■担当■ 森井左紀子(吹きガラス工房常勤指導員)

森井左紀子(吹きガラス工房)

みなさまこんにちは、ここのところ急に寒くなりましたが風邪など引いてないでしょうか?12月の指導員日記を担当させていただきます吹きガラス工房常勤指導員の森井 左紀子です。もう師走だなんて信じられないですね〜。ついこないだまで吹きガラス工房では汗を流しながらの作業だったのですが、今ではグローリーホール(1200 ℃でガラスを焼き戻すための窯)で暖をとるまでになりました。受講生のみなさまにとっては制作しやすい季節ではないでしょうか。

さて、前回の指導員日記で土曜夜間の専科開講のご案内をさせていただきましたが、今回は専科の授業内容を詳しく報告したいと思います。専科が開講して3期目ですが、受講生のみなさんには新たなものづくりのアプローチの場として制作に励んでもらっています。まず3ヵ月10回の制作計画をたててもらい、プレゼンテーションをします。そして期の終わりには講師の佐藤圭太先生による講評会で、デザインや実用性、今後の課題など様々な角度からの講評をしてもらいます。

《佐藤先生による講評会風景》
佐藤先生による講評会風景1 写真

受講生のみなさんにとっても今後の制作目標などがより一層明確になったことと思います。そして制作作業だけではなく、クラフトパーク内にある本格的な撮影室にて作品の写真撮影会なども実施しました。ガラスを撮影するのは光が反射してしまうので非常に難しいのですが、佐藤先生の指導のもと、みなさんアングルを変えてみたり、ライトの位置を変えてみたりと試行錯誤しながら何枚も撮っていました。レンズを通して客観的に自分の作品をみることで様々な発見があったことと思います。

【専科写真撮影作品】
受講生の皆さんが制作した作品

どうです?みなさんカッコよく撮れてますよね!これからも意欲的に制作活動に励んでいってくださいね!

最後になりましたが、専科を担当してもらっている非常勤講師の佐藤圭太先生より専科の授業方針と今後の展開について一言もらって終わりにしたいと思います。それではまた(^◇^) /

■非常勤講師 佐藤 圭太

専科コースでは、受講生の皆さんの作品への想い、技術の向上を目指しています。このレベルの方々になると吹きガラスでも時間を費やした制作も可能で、技法を理解し、一つ一つを丁寧に作り込む過程の中で各自の想いやアイデアが深まっていきます。ワタシが制作過程で関っていることは、「特訓ベンチ」という一人の受講生に時間内で集中的に指導していくことです。その日、その週あった事を世間話的に話したり、日頃ガラスについて考えている事を聞きながら受講生の方の漠然としたアイデアやカタチをより明確にし、望むカタチへと導くことが役目だと考えています。 

2007年3月
■担当■ 森井左紀子(吹きガラス工房常勤指導員)

森井左紀子(吹きガラス工房) みなさん、はじめまして。こんにちは!昨年の10月から吹きガラス工房常勤指導員になりました森井左紀子です。初指導員日記で少々緊張気味ですがざっと自己紹介させていただきます。

まず私がガラスに魅せられたきっかけですが、なんといっても1200℃という日常生活では決して体感できない温度でドロドロに熔けてるガラスを目の当たりにしたことでしょうか。今まで抱いていたガラスの冷たい、硬質なイメージが覆された瞬間でした。その後神奈川県にある東京ガラス工芸研究所というガラスの専門学校で2年間ガラスの基礎的なことを学び、2005年4月からここクラフトパークで非常勤指導員を1年半経て今に至ります。

左下の写真は学生時代につくった卒業制作です。吹きガラスだけではなく様々なガラス技法が組み合わさった学生時代ならではの作品だと思います。中央の写真は卒業後制作した作品です。ソリッドワークというブローをいれずに塊でつくったものです。そして最近はこういったオブジェ的なものばかりでなく、自分の手を離れて置かれる環境、使われる用途によって形を変えるであろう『器』をつくることにも関心をもっています。自己紹介が長くなりましたが要するにまだまだ勉強中の身です。現在はここクラパーにてガラスでものをつくる楽しみを一人でも多くの方と共感できたらなと日々奮闘中です!

卒業制作卒業制作卒業制作

そんな吹きガラス工房は新年度にかけて指導員体制が変わります。まずはご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、昨年10月より金井さつきが土曜午後・夜間、日曜午前・貸し工房担当でフレッシュに登場。そして今年の3月いっぱいで水曜日午後・夜間担当の加藤秀明が新たなる野望に向けて旅立ちます。新年度からは新スタッフとして水曜午後を担当する川久保貴代子(キルン工房指導員でもあります)が二足のわらじで頑張ってくれます。そして水曜日夜間、金曜日午前・午後、土曜日午前・午後を担当することになる清井千夏子が満を持しての登場です。
みなさんどうぞよろしくお願いいたします。

さて、そんな新たな顔ぶれと共に始まる吹きガラス工房の2007年度の予定を簡単にお知らせ。

4月 専科コース開講 - 非常勤講師の佐藤圭太が担当。プレゼンテーションや図解解説、制作ビデオ鑑賞などその他にも様々な企画を実施予定。
5月 こどもクラフト体験教室 - ガラスでこどもの手形づくり
8月 WORK SHOP - 今年は3日間でがっつり吹いてもらおうかと思案中
10月 クラフトパークフェスタ - 詳細未定ですが決まり次第お知らせします

と、まあこんな感じです。こんなことやってほしい!あんなものが見たい!などリクエスト、ご意見あったら遠慮なくスタッフに言ってきてくださいね〜!
ではこれからも新スタッフともども吹きガラス工房をよろしくお願いいたします。それではまた。

2006年6月
■担当■ 西田 由果 (吹きガラス常勤指導員) その5

西田 由果 (吹きガラス常勤指導員) 五月雨。紫陽花もきらきらと美しい季節になりました。皆様いかがお過ごしですか?六月の指導員日記を担当します吹きガラス工房の西田です。

吹きガラス工房にはいよいよ本格的に熱帯雨林気候が押し迫ってきました。夏の吹きガラス工房は猛烈暑いです。毎年この季節になると思い出す夏の湿気&灼熱地獄・・(◎o◎)。かろうじて今はまだ時々窓から入る初夏の風が爽やかで気持ちがいい、そんな時期です。夏には何よりいっぱい汗かきますからね、デトックス効果は大いに期待できます(^^♪

ところで毎年恒例の夏期ワークショップを今年も開催します。今年はキルンワークと吹きガラスで共同開催します!普段の授業ではなかなかできないキルンと吹きの両方の技法を駆使して制作できるコラボレーション講座です。今回もワクワク楽しい内容です。

図1
(図1)
図2
(図2)
図3-1
(図3-1)
図3-2
(図3-2)

簡単に説明しますと、まずキルンワークでブルザイ(BULLSEYE)という板ガラスを帯状にカットし、好みの模様に並べて電気炉(キルン)で熔着し、一枚の板状のものを制作します(図1)。出来上がった板をもう一度温めて、今度は吹きガラスでその板を竿の先に巻き取り(図2)、吹いて器などに仕上げる(図3)というものです。

ブルザイという板ガラスは単味(色100%)なので吹いても色が薄くなったりしません。色の種類も透明不透明さまざまあって、発色がよく仕上がりもとてもきれいです。板状に並べる際、モザイク状に細かい模様や色々な色を組み合わせた柄にすることができて、今回のワークショップではその模様を立体にすることができるので、器や花器、オブジェや照明などにして楽しむことができます。一人2作品仕上げることができると思います。

吹きの受講生もキルンの受講生も、キルンワークでコツコツと並べた模様を吹きガラスで一気に立体作品に仕上げるというのはいつもとまたひと味違うエキサイティングな制作になると思います。キルン受講生の作品はスタッフが代わりに吹いて仕上げますので吹きガラスができなくても安心して下さい。吹きの受講生は当然自分で吹きたいと思うので自力で吹いて仕上げてもらいますが、初めてのことも多いのでスタッフがちゃんと見守っています。
 期間は8月9日(水)〜8月14日(月)で全5日間です。(11日(金)はキルン窯入れの都合上お休みです。)興味のある方!今からお盆休みバッチリ空けておいて下さい☆

やはり手間ひまかけて創ったモノにはパワーがあると思います。それはそのモノに込められた愛情やこだわりが放つオーラかもしれません。何だか優美なかんじがして素敵です。私も常日頃から心を込めたものづくりをしていきたいと思っています。

受講生の皆様、この夏は一点豪華主義にものづくりしてみませんか?

このワークショップは基本的にクラフトパークで吹きかキルンを受講していただいている方対象のワークショップなのですが、定員に空きがありましたら受講生でなくても多少の経験がある方は受付けますので、興味のある方はクラフトパークまでご遠慮なくご質問お寄せ下さい!

さあ!あなたもクラフトパークで楽しく♪汗を流して♪心をこめた♪ものづくりしてみませんか?私たち指導員も心を込めて、あなたのものづくりの応援いたします!!

2005年7月
■担当■  佐藤 圭太 (吹きガラス常勤指導員) その5

さ 今年もやります。吹きガラス炎の夏期短期集中講座(ワークショップ)!!
早いもので、今年で3回目になります。今回の講師はガラス作家であり東京のガラス専門教育機関でも指導されている海藤博氏です。作風は↓ご覧の通りです。

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技術もさることながら、熔けたガラスの特性を上手く活かされた作品です。そして今回のワークショップのテーマが「やわらかな器の作り方」。

このテーマは簡単そうに思えて、、、。結構悩みますよ!きっと!
吹きガラスというのはご存じのように柔らかい素材に息を吹き込んでかたち作るものですから「まるっこいかたち」は簡単にできます。が、「意図的な曲線」を作り出すことは「かたち」のイメージが頭の中で確実なものがないとできません。
頭で考え、スケッチしたものを立体にする作業、そして「かたち」「素材」に対してデザイン(社会性)するのか表現(個人的)するのか、、、。

ワークショップというのは技術のみにとらわれず、様々なアプローチを試す機会であり、知ることの出来る時間です。私も何度か参加した経験がありますが、その時に完成し、満足できた作品など何もありません。それよりもその時に同じ場所に集まった人々と話したことや、多くの「意図した実験」を数々目にできたことが貴重な体験として残っています。

皆さんがいつこの日記を読まれるのか分かりませんが、申し込み締め切りは7月20日になっています!多くの皆さんの参加お待ちしていますよ!!今年は吹きガラス以外に5つの工房でも普段の講座とは一味違うワークショップが開催されますので是非ご参加ください。
詳しい情報は「TOPICS」をご覧ください。
また、クラフトパークだけでなく吹きガラスの世界では毎年多くのワークショップが日本全国で開催されていますので興味ある方は是非参加してみましょう!

最後に吹きガラスらしい写真を。ガラス屋は夏場「工房が暑い!」話ばかり。ほんとしょうがないのですがね?こんな職業自分で選びましたから!連日40℃!ビールが旨い!
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見学に来られた方も是非工房にお入り下さい。どんな温度か体験してみましょう! ☆

2005年4月
■担当■  西田 由果 (吹きガラス常勤指導員) その4

さくら咲くやわらかな日ざしが心地よい今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?吹きガラス工房の少々花粉症気味な西田由果です。こんにちは。
春は、吹きガラス工房の中の気温もちょうどいい感じ。冬場の吹きガラス工房はめちゃ寒いのです。ほんわか陽気にさわやかそよ風、吹きガラスシーズンの到来ですo(^-^)o

さてさてクラフトパークも2005年度のスタートです。4月からクラフトパークでものづくりを始める皆様、<Big Welcome to CRAFTPARK!!> ようこそクラパーへ♪ 何かを始めるってワクワクしますね。きっとみなさん「こんなの作りたい!あんなの作りたい!」と期待に胸が脹らんでいることと思います。私たち指導員もできるだけその期待に応えられるよう、一生懸命がんばりたいと思います。  吹きガラス工房では、この4月からスタッフの顔ぶれが変わります。今まで皆様にかわいがっていただいたアシスタントの木村幸愛と中島久美子が、夢に向かって新たな旅立ちをいたしました。そして今期から新しく加藤秀明と森井左紀子を、吹きガラス工房スタッフとして迎えることになりましたので、どうか皆様よろしくお願いいたします。

さて吹きガラス。皆さんは1200℃という温度を想像できますか?クッキーを焼くのだって200℃くらいなのに、それより1000℃も高い温度なんて日常ではそうそう体験できません。 吹きガラスは約1200℃で熔けているトロトロのガラスを扱うので当然素手では触ることができず、金属製のパイプの先に熔けたガラスを巻き取ってきて、特殊な道具を使って形を整え、それに息を吹き込み形を成形していきます。この間ずっと竿をまわし続けないと、すぐにガラスは垂れ下がってきます。初めはこの「竿をまわす」ということに随分と手こずるかもしれません。でもでも!そこは手作り。慣れない素材に悪戦苦闘してやっとできたひとつのコップ。どんなにでこぼこでも後で見れば愛おしくなるものです。 また遠心力や重力といった自然の力を利用して形を作っていくことができるのも吹きガラスのおもしろいところです。奇想天外な思いがけないガラスの表情や動きが発見できます。 そして熔けたガラスは待ってくれないので作っている間じっくり考えて作るということができません。作りながら「ああでもない、こうでもない‥・」と、考えられないので熔けたガラスに慣れて道具が上手く使えるようになるまでは、もどかしいことがいっぱいあると思います。でも、ちょっと頭の中でイメージトレーニングをしてから吹きガラスに来てもらうとメキメキ上達しますよ〜。写真は本科継続クラスの受講生の作品です☆


タンブラー: 吉さん
グラール照明: 田中隆将さん
インカルモボウル: 奥田高久さん

ワイングラス2脚: 田中耕平さん
大鉢(花器): 山中さゆりさん
レースグラス: 池垣伊智郎さん

素材を扱うのが難しい分、作りたいものができた時の喜びもひとしおです。続けてこられている受講生の方はその楽しさを知っている人たち。なかなか本人は気づきませんが、1年もすれば初めの頃からは目を見張るほど上達しています。吹きガラスはライブ感が大切です。家や電車、バスの中でしっかりイメトレして、吹きガラス工房でのびのび楽しんで吹いて欲しいです。

ところで、吹きガラス工房では今年も「夏季吹きガラスワークショップ」を開催します!今年で3回目となる恒例の夏のイベントです。盛り上がること必至!!講師もほぼ決定しましたので、また近々お知らせします。受講生の皆さん楽しみにしていて下さいね(^^)v それではまた。

2004年8月
■担当■  佐藤 圭太 (吹きガラス常勤指導員) その3

早いもので2度目の指導員日記です。
8月11日から吹きガラス工房は昨年に引き続き短期集中講座(WORKSHOP「※以下WS」)を実施しました。
今年は講師に水上竜太氏(福井県在住)を招待しました。水上氏はガラス表面の模様やテクスチャーに独自の世界がある方です。
初日は開講式、講師スライドレクチャー、オリエンテーション、デモンストレーションがありました。この時のデモでは約4時間にも及ぶ自身の作品を制作してくれました。この作品は近日中にクラフトパーク1階に展示いたします。

今回のWSのテーマは「表面加飾 模様とテクスチャー」です。
まず吹きガラスで制作するかたちはシリンダー(筒型)に限定し、その表面にパウダーで加飾をする。そしてそれが成功したなら、好きなかたちを考え、さらに応用した表面加飾を行う、というものでした。

受講生の皆さんも最初は戸惑いながらも水上氏がデモで見せてくれる加飾方法を自分なりに応用しながら試していました。 が、デモで見るのと実際に制作する時では微妙なコツがありすぐにできるものでもありません。何度も試したり、別の方法を考えてみたり。最終的に出来上がるものが理想のものなら途中の過程は問題ではありません。

【受講生の皆さんが制作した作品】

3日間のWSで技術的には劇的に上達する事はありませんが、その時学んだ方法や技術、表現はこれ以降の創作活動には必ず役に立つはずですし、日常生活の中でガラスやものを生み出す事への意識に変化があるはずです。
●水上竜太氏HP http://www014.upp.so-net.ne.jp/emuni/
●吹きガラス講座掲示板 http://8506.teacup.com/keita_s/bbs

2004年5月
■担当■  西田 由果 (吹きガラス常勤指導員) その2

こんにちは!肌にふれるそよ風がさわやかな季節ですね。吹きガラス工房にとっても今が一番心地よい季節かもしれません。

5月の指導員日記を担当します吹きガラス工房指導員の西田由果です。よろしくお願いします(^○^)

5月5日
今日はこどもの日。クラフトパークではこどもクラフト教室を開催しています。ゴールデンウィークの一週間講座はお休みなので吹きガラス工房は只今メンテナンス中です。指導員日記を担当する時はなぜかいつもメンテの時です。「つぼ換え」の模様は前回の指導員日記で書いたのでやめといて今回は教室の様子を少しご紹介することにします。

吹きガラスの教室は4月と10月に新規受講生を募集しているので今はこの4月に始めたばっかりの方が24名程います。ゴールデンウィーク前にやっと吹き竿に小さな玉を吹いたところです。
吹きガラスは特に普通と違う環境の中で創っていくのでなかなか慣れるまでに時間がかかると思うのですが、はまるとこれまたなかなか抜けられない「魔物だ!」(名言)と言われる代物です。中級以降になるとはまる人はなかなかやめられなくなります。吹きガラスをしたことない方はちょっとやりたくなったでしょ?

吹きガラスは楽しい〜♪♪写真は教室での生徒さんの様子です。

作っている時はやっぱりみなさん真剣な眼差しでちょっと緊張気味?かもしれませんが、吹きガラスは割とスポーツ的な要素があるのであんまり緊張しすぎて力が入るとタイミングとか逃してうまくガラスを扱えなかったりするので、楽になって深呼吸したほうが以外とうまくいきます。

これからの季節暑くなってくると吹き場の温度も湿度もだんだん上がって夏場になると40℃を越す日も多々ありますが、そこは吹きガラス!黄金色に輝く灼熱の熔けたガラスを扱えるおもしろさを思う存分味わいましょう♪吹きガラスの教室に通っている方は無理せず、でもがんばってガラス吹きに来て下さい。明日からまた講座再開です。一週間ガラスを巻きたくてしかたなかったあなた!ちょっとイメトレなんかしながらウキウキ♪で来て下さい。お待ちしてまーす!


2003年8月
■担当■  西田 由果 (吹きガラス常勤指導員) その1

8月6日
暑中お見舞い申し上げます。
クラフトパークは今夏休み中で講座はお休みです。吹きガラス工房も13日から始まるワークショップまではひっそりとしています。毎日暑い日が続いていますが皆さんお元気ですか?今月の指導員日記は吹きガラス工房の西田由果が担当します。よろしくお願いします。

今吹きガラス工房では13日から17日までのワークショップに向けて準備中です。今日は熔解炉のメンテナンスをしました。5月から使用していた熔解炉の火はいったん止めて、8月からは使用してなかった右側の方の熔解炉を使用します。それを「つぼ換え」と言います。

で、今日は新しいつぼを入れるために、熔解炉の中にこびりついたガラスをきれいに取って、中をきれいにしました。こびりついたガラスはなかなか取れなくて、電動ドリルやたがねと金槌で1日がかりの作業になってしまいました。かなりの肉体労働・・・・。

今回、普段熱いガラスが熔けている熔解炉の中に入ってみて、意外と小さいんだなぁと感じました。早く熔けたガラスが見たいと思う今日この頃です。
 それにしても大阪の夏は暑いですね。特に吹きガラス工房は熱地獄です!!ワークショップに参加される受講生の方はしっかり食べて夏バテなんか吹っ飛ばしてワークショップを迎えて下さいね!!!

8月7日
昨日きれいにした熔解炉に今日は新しいまっさらなつぼを入れ、点火(!)しました。これで5日ほどかけて1350℃までじっくり熔解炉の温度を上げていきます。あとは火が消えないことを願うばかり…。

講座がお休みのクラフトパークは静かで寂しい感じです。これを読んでくださった方は夏どう過ごされていますか?せっかくこんなに暑いから海に山に夏を満喫して下さい。お仕事されている方、本当にご苦労様です。暑いけれど、頑張ってください!

8月15日
吹きガラスワークショップ始まりました!!
今日で三日目です。受講生の皆さんは普段は一週間に一回、三時間くらいしか吹きガラス工房にいないけれど、ワークショップでは朝から晩まで一日中暑い工房の中にいるので体力的に大丈夫かなと少し心配していたのですが、みんなすごく頑張ってます。一日目のオリエンテーションの際に、受講生個々の作りたい形やこだわる要素をプレゼンテーションしたので、みんな有意義にブロー時間を使っています。
一日中ガラスにまみれることなんてなかなかできないことなので、受講生の皆さんは貴重な時をすごしていますね!ここ2,3日涼しい日が続いているので過ごしやすいです。
講師の佐々木さんの今日のデモは、基本的なジャックの使い方で色々な形ができることや、サンドキャストやグラ−ルなど、幅広くとても勉強になりました。佐々木さんはガラスが引力や遠心力によって自然になりたい形を大事にされます。形に無理がなく、のびのびしたガラスを見ると、とても気持ちがいいです。本当にガラスと対話している感じがして今日はいろいろ考えさせられました。明日も楽しみです。

8月28日
こんにちは。ワークショップも終わり今週からまた講座が再開しました。それにしても残暑の厳しい日が続いています。吹きガラス工房の中はお盆のワークショップの時より温度も湿度も高いです。室温42℃、湿度40%〜50%ってかんじです。アツイ…。

もうすぐ8月も終わります。

あっという間の8月でした。色々あってすごく充実していたような気がします。なによりクラフトパークで初のワークショップを経験できたことは色々勉強になりました。はじめはどうなることかちょっと不安もありましたが、終わってみれば5日間というのは短すぎてあっという間でぎゅっと中身の詰まったワークショップになったと思います。

集中してモノを創ることができたことは受講生にとって何か新しい発見や感動になったのではないかと思います。

それはガラスを吹いている時の雰囲気とできあがったモノと最後の講評会時の受講生の言葉ひとつひとつに感じられました。

やっぱりワークショップはいいなぁと最後の講評会の時に心から思いました。(感涙。)これからも続けていきたいイベントのひとつです。もし来年もすることができたら他の受講生の方も是非興味をもってみてください。

さてこの指導員日記も次はキルンワーク森岡知香先生にバトンタッチします。8月中お世話になりました。読んで下さった方ありがとうございました。ひまがあれば吹きガラス工房見にいらして下さい。おもしろいかもしれません。
ではでは。

2003年6月
■担当■  佐藤圭太(吹きガラス常勤指導員)その1

クラフトパークのHPがリニューアルし、新しく「指導員日記」というページができ、光栄にもその第一回目に登場することになりました「吹きガラス工房指導員」の佐藤圭太です。


このページをご覧いただいている皆さんは「吹きガラス」というのにどのようなイメージを持たれているでしょうか?「熔けている」「巻き取る」「吹く」などが一般的だと思います。そして、「透明」な素材感。この「透明」であることと「吹きガラス」の制作工程でこれほどイメージのかけ離れている素材は他にはないように思います。

ガラスは真っ赤に熔けています。それも1.200℃という高温です。そのガラスを「吹き竿」に巻き取り、かたちを作り、吹いて制作するという工程は体中に「熱、温度」が伝わってくるダイナミックなものです。

そして完成した作品の「透明」な存在。様々な色を付けることも可能な素材ですが、ガラスの最大の魅力は「透明」であることだと思います。

技法的には大変難しい素材ですが、講座では日常にはない「熱、温度」を体感してもらいながら受講生の皆さんには、生活に必要な「透明」な存在を意識し、そして予測を越え、魅了されるものが生まれてくれれば、と願っています。

2003年6月
■担当■  佐藤圭太(吹きガラス常勤指導員)その2

少々遅くなりましたが、吹きガラス第2段です。
日記」ということになっていますが、今回はこのHPでは紹介しきれない「吹きガラス」の世界を書くことにします。

前回も書きましたが、吹きガラスという技法は「熱」を体感しながら作業するものです。この「熱」、冬場ならちょうどいい状態なのですが、夏場は大変です。

ガラスの熱を体感すること以前に工房内が6月半ば頃から35℃以上になり、暑い時には40℃!最も暑い時は45℃を越える世界となっています!
もちろん充分換気、排熱はしていますが、溶解炉等の内部が1200℃以上なので気温の上昇と共に工房内も温度が上昇します。
あまりに汗をかいてしまうので、昔(今でも?)の工場の職人さんは塩をなめながら仕事をしていたそうです。
講座中はその日の生産ノルマなどありませんので、生徒さんのペースに合わせて作業して良いのですが、作品制作に時間をかければかける程、暑い思いをしてしまいます。
ですので、「素材感と制作工程の間にこんなギャップのある素材もめずらしい」とよく聞きます。

素材感に憧れて吹きガラスを始めた方は驚かれるでしょう。でもこれも醍醐味です。どこへ行っても涼しい世の中ですが、たまにはより暑い環境 で自分に刺激を与えてみるのもよいかもしれません。

夏の吹きガラス後のビール!これ以上のものはありません・・・!